【 バージェス動物群】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

特別展「生命大躍進展」にはカンブリア爆発のいろんな動物がたくさん!〈大阪市立自然史博物館〉

 40億年分の動物がたくさん並んでいる「生命大躍進展」。
 最初にやってくるたくさんの展示がカンブリア爆発。
 今からおよそ5億年前にいきなり動物の種類が増えたできごとです。
 ものすごく昔のようですが、地球に生命が誕生しておよそ40億年。
 と考えると、結構最近の事かもしれません。

●今までの「生命大躍進展」の記事
【生命誕生から人類まで40億年の本物の証拠がたくさん!】
【5億年分のいろんな動物がたくさん!】

この記事にはの化石の画像があります。


地下駐車場入口近くの看板

 このカンブリア爆発は動物にとってはとてつもなく大きなできごとです。
 動物の体の基本的な体のつくりで分類する「門」。
 その基本的な「門」のほとんどがそろったのが、カンブリア爆発。
 その前まではもう動物かどうかもわからない生き物しかいなかったのに、突然です。

エディアカラ紀の動物かどうかもよくわからないディッキンソニア

 その「カンブリア爆発」が見つかるきっかけとなった、カナダのブリティッシュコロンビア州のバージェス山のバージェス頁岩(けつがん)化石の実物が山のように展示されています。
 興味がある人ならいろんな本やテレビなどで見た写真やスケッチの実物も数多く展示されています。
 そしてバージェス動物群よりも地質学的にちょとだけ古い中国雲南省の澄江(チェンジャン)動物群の化石も。

 ということで、展示されている中からほんの少しだけですが、見た目の形で分けてみました。

ぞわぞわ系

「虫(節足動物)」風に見える動物

アノマロカリス(節足動物)


オダライア(節足動物)


オパビニア(節足動物)


オレノイデス(節足動物)


マルレラ(節足動物)


ぞろぞろ系

歩く足がたくさんついている動物

アイシェアイア(有爪動物)


ハルキゲニア(葉足動物)


ミクロディクチオン(葉足動物/澄江動物)


いがいが系

棘のようなものに覆われている動物


ウィワクシア(軟体動物)


オルスロザンクルス(軟体動物)


にょろにょろ系

足がなくて細長い動物

オットイア(鰓曳動物)


バージェソケタ(環形動物)


すいすい系

およぐ動物

ピカイア(脊索動物)


ハイコウイクティス(脊椎動物/澄江動物)


ペチュリコラ(不明/澄江動物)


ひらひら系

平たく柔らかそうな動物

オドントグリオフス(軟体動物)


アミスクウィア(不明)


ゆらゆら系

海底から植物のように生える動物

シフソークタム(不明)


ディノミスクス(不明)


 この時代の化石を見て思うことは、小さい。
 ほとんどが「虫」くらいの大きさ。
 虫に興味のあるひとにとっては、なんとなく見たことがあるような姿の生き物が少なくないこと。
 とはいえ、虫のような生き物が多い反面、人間を含む脊椎動物はほとんど目立ちません。
 いないわけではありませんが、手足のない虫のようで、まだ魚の形になっていません。
 現在の動物のほとんどの体の基本デザインがそろったといっても、文字通りまだまだ基本的なものが多かったようです。

■参考外部リンク■
生命大躍進展 人類誕生に至る40億年の壮大な生命進化の展覧会
ようこそ大阪市立自然史博物館へ

【年代層序表〈顕生代〉β2 動物と植物】

「ぞわぞわ系」についてまとめたすごい本

ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物 (サイエンス・アイ新書)

新品価格
¥1,028から
(2016/5/24 20:24時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 生命大躍進カンブリア爆発バージェス動物群澄江動物群オダライアオルスロザンクルスバージェソケタペチュリコラ大阪市立自然史博物館seimeidaiyakusin

関連記事
スポンサーサイト



theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

特別展「生命大躍進展」には生命誕生から人類まで40億年の本物の証拠がたくさん!〈大阪市立自然史博物館〉

 40億年前の生命の誕生から人類までのはるかな長い道のりをギュッとまとめた「生命大躍進 -脊椎動物のたどった道-」。
 去年、東京の科学博物館ではじまった展覧会が、名古屋・愛媛とめぐって、やっと大阪に来ました。
 おなじみ長居公園の自然史博物館です。
 今回もブロガー招待に当選しましたので、内覧会に行ってきました。

内覧会なので「予告」の公園入口の案内看板

 展示は40億年の歴史をたどるように展示されています。
 入り口をくぐると37億年前の最古の生命の痕跡化石。
 この頃の生物はまだまだ小さく単純な形でしたので、見た目で「生き物」を感じることができないのはすこし残念。

37億年前の最古の生命の痕跡化石の本物!

 でも、生き物はそんな状態が何十億年も続きます。
 そして6億年前、見た目で「生き物」を感じることができる生物が現れます。
 エディアカラ生物群。
 でも、このころはまだなんだかよくわからない生き物ばかり。

 そして動物が一気に多様化したカンブリア爆発。
 今では専門家でなくても知っている有名なバージェス頁岩動物群。
 カナダのブリティッシュコロンビア州のバージェス頁岩から見つかった化石動物たち。
 テレビやいろいろな本などで紹介され、目にしたことがある人は少なくないと思います。
 その実物の化石がカナダからやって来ました。
 カンブリア紀生物をメジャーに押し上げた『ワンダフル・ライフ』とくらべると、まったく一緒!
 実物ですから、当然です!

『ワンダフルライフ』でスケッチや写真で紹介されてた
カナダのロイヤル・オンタリオ博物館からやってきた本物!

ハルキゲニア


オパビニア


ピカイア


クラゲに間違われたアノマロカリスの口


エビに間違われたアノマロカリスの付属肢


アノマロカリスの復元模型


 そしてバージェスよりちょっと新しい澄江(チェンジャン)動物群。
 これらのカンブリア紀に現在に繋がる主な動物群が出そろったと言われます。
 ですから見たこともないような動物もありますが、どこかで見たことあるような動物も少なくありません。

 カンブリア紀の生き物たちに後ろ髪を引かれつつ先に目を向けると、オルドビス紀の大絶滅コーナーの向こうから巨大な生き物が襲いかかってくるのが見えます。
 ダンクルオステウス。
 6mとも10mとも言われる巨大な魚。その生きている様子の復元。
 大きく開けた口には大きな牙があり、魚というより怪獣。

巨大魚ダンクルオステウスと巨大節足動物ウミサソリ

 ダンクルオステウスに襲いかかられているの最大級節足動物のウミサソリ。
 新旧の海の覇者(当時)の交代劇です。

 その後魚は両生類に、そして海から陸上に進出して哺乳類の先祖が現れます。
 ただこの頃は爬虫類と変わらないような見た目で、哺乳類になるとは到底思えません。

哺乳類の先祖の単弓類のデメトロドン

 いつ哺乳類が現れるのかなと思いながら2億5千万年前のペルム紀末の大絶滅の門をくぐると中生代、恐竜の時代です。
 この頃哺乳類が誕生しますが、まだネズミのような小さな動物で、恐竜の陰にかくれています。

主役なのに小さい最古の哺乳類ジュラマイア


今回は脇役の恐竜カスモサウルス


 白亜紀の大量絶滅で恐竜が絶滅し、新生代の展示がはじまります。
 ネズミみたいな姿だった哺乳類が多様化していきます。

 そんな中から霊長類が現れ、そして人類へ。

初期霊長類のほぼ完全な化石のイーダ

 最後は人類とどこがちがうのかわからないネアンデルタール人に見送られて、出口。
 そこにはオリジナルグッズがいっぱいのショップが待っています。

出口の前で名残惜しそうに見送ってくれるネアンデルタール人

 と、一通り紹介しましたが、もちろんこれはほんの少し。
 もっとたくさんの展示と解説があります。
 なんといっても40億年分の展示。
 じっくり見ていると結構時間がかかります。
 展覧会ホームページやブログのレポートなどで予習するといいかもしれません。

■参考外部リンク■
生命大躍進展 人類誕生に至る40億年の壮大な生命進化の展覧会
ようこそ大阪市立自然史博物館へ

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 生命大躍進アノマロカリスハルキゲニアオパビニアピカイアダンクルオステウスネアンデルタール人バージェス動物群大阪市立自然史博物館seimeidaiyakusin

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

会場はカンブリアの生き物でいっぱい!「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」大阪市立自然史博物館


 海の生き物大集合した「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」。

 日本中の博物館から集めた展示物がいっぱい。

 その一つが、今から5億年前の古生代カンブリア紀のバージェス動物群。

 カナダのブリティッシュコロンビア州のフィールドから見つかったカンブリア紀の動物たちの化石です。

フィールドの場所



 スティーヴン・ジェイ・グールド博士の『ワンダフル・ライフ - バージェス頁岩(けつがん)と生物進化の物語』で有名になったためか、いろいろな博物館で目にします。

 しかし多くの場合、展示されているのは数点でいつも物足りなさを感じるのですが、今回はちがいました。

 アノマロカリスはもちろん、ハルキゲニアにピカイアにオットイアにウィワクシアに……
 『ワンダフルライフ』で見たバージェス動物もちろん、見たことも聞いたことも無いようなカンブリア紀の動物がいっぱいです。


オパビニア〔バージェス動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
オパビニア〔バージェス動物〕
節足動物門(エビやカニの仲間)? アノマロカリスの仲間?
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 しかし、大きくても数センチという小さな生き物の上に『ワンダフルライフ』の通り不鮮明な化石があって、本の写真を見るほうがわかりやすかったりするのですが、それでも「実物」や実物そっくりの「レプリカ」には写真に無い価値があります。

 それにはっきりと形のわかるものも少なくありません。

 これだけバージェス動物の化石を見れるだけでも十分です。


レアンチョイリア(レアンコイリア)〔バージェス動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
レアンチョイリア(レアンコイリア)〔バージェス動物〕
節足動物門(エビやカニの仲間)
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



澄江の場所
 カンブリア紀の動物コーナーに並ぶ化石ですが、よくみると真っ黒な化石と黄色い化石の2種類に分かれます。

 キャプションによると黒い化石はカナダ産、黄色い化石は中国産。

 ということは、黒いほうの化石がカナダのブリティッシュコロンビア州のバージェス動物、黄色いほうが中国雲南省(うんなんしょう)澄江県(ちょうこうけん)澄江(チェンジャン)動物なのでしょう、きっと。

 澄江動物は、バージェス動物よりも2000万年古い時代のカンブリア紀の化石動物です。
 バージェス動物と同じ種類の動物や、バージェスでは見つかっていない動物などいろいろな化石が見つかっています。


ミクロディクティオン〔澄江動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
ミクロディクティオン〔澄江動物〕
有爪動物門(カギムシの仲間・節足動物の親戚?)?
ハルキゲニアの近い親戚
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 バージェス動物だけでなく澄江動物という2大カンブリア動物群を一緒に見ることができる「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」でした。


■外部リンク■
特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」公式サイト
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


カンブリア爆発の謎
チェンジャンモンスターが
残した進化の足跡

宇佐見 義之著
税込価格:¥1,659
出版:技術評論社
発行年月:2008年4月


◆関連タグ◆ 〔OCEAN! 海はモンスターでいっぱい〕
       〔バージェス動物群〕 〔大阪市立自然史博物館〕 〔化石〕


››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: OCEAN!海はモンスターでいっぱいバージェス動物群澄江動物群カンブリア紀オパビニアレアンコイリアミクロディクティオン大阪市立自然史博物館化石

関連記事

theme : 化石
genre : 趣味・実用

化石から地球の長い歴史を知ることができる「来て!見て!感激! 大化石展」。大阪市立自然史博物館


 7月2日から大阪市立自然史博物館ではじまった「大化石展」。

 7月1日から2日3日とブロガー招待があったのですが、残念ながら仕事でいけませんでした。
 ということで、代休をもらって行ってきました。



 化石展は日本の夏の風物詩になっています。
 が、それは恐竜の化石。

 ここは、恐竜に限定しない「化石」展です。


大化石展入り口を右


 入り口には大きなコウガゾウの復元骨格が迎えてくれますが、そこに向かわず右に回ります。

 まず最初は、「化石」について。

 気軽に使っている「化石」という言葉ですが、その意味は?

 生き物が死んで石になったもの?

 確かにそれは化石ですが、それだけではありません。


大化石展入り口で迎えてくれるヤベオオツノジカとコウガゾウ
大化石展入り口で迎えてくれるヤベオオツノジカとコウガゾウ



「化石」ってなに?


 「化石」という文字で表現される意味の内容は、日本で考え出されたものではありません。

 「化石」を和英辞典で引くと「fossil」という単語に出会うと思います。

 この「fossil」のルーツはラテン語の「fossilis」で、その意味は「掘って手に入れた」。

 実は「石に変化する」という意味はありません。
 「地面に下から見つかったもの」というような意味なのです。

 ということで、「化石」=「fossil」は地面から現れた生き物の遺体やその(あと)、生活していた(あと)のことなのです。

 「化石」とは、石になっていなくても「化石」なのです。

 地面の下から現れた、生き物そのものか、生き物が関係した跡であることが重要なのです。


バージェス動物群のカナダスピス
バージェス動物群のカナダスピス

思いっきり古い化石


 恐竜よりもずっと古い時代の化石というと、約5億年前のカンブリア紀のバージェス動物群が有名です。
 ティラノサウルスよりも7倍以上古い時代です。

 もちろん大化石展にはバージェス動物群だけでなく、約5億2千万年前の中国の澄江(チェンジャン)動物群の化石もあります。

 しかしこれで驚いていてはいけません。

 藍藻(らんそう)類が積み重なって石になったストロマトライトがあります。21億年前の。
 バージェス動物群の5倍も古い時代です。


デボン紀の三葉虫ディクラヌルス
デボン紀の三葉虫ディクラヌルス

化石から生き物の歴史を見る


 大化石展には様々な区分ごとに化石が並んでいきます。

 ストロマトライトの原生代(げんせいだい)からバージェス動物群の古生代(こせいだい)、恐竜の中生代(ちゅうせいだい)から、人間が現れる新生代(しんせいだい)まで。


 化石は生き物が存在した跡。
 化石を古い準から並べると、それは生き物の歴史になります。

 誕生から今に至るまでの地球の生き物の歴史がわかる化石展。

 つまり、たったこれだけの文章では紹介しきれないほどいろいろな種類の化石が展示されています。

 それが大阪市立自然史博物館第42回特別展「来て!見て!感激! 大化石展」です。


◆外部リンク◆
大阪市立自然史博物館「大化石展」
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大化石展大阪市立自然史博物館ヤベオオツノジカコウガゾウバージェス動物群カナダスピス三葉虫

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
09 | 2022/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS