【 ネジバナ】

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ねじばなはなざかり おとなりさんとよくにてる

 梅雨。

 ネジバナの季節。

 ネジバナは、蘭の仲間。
 絶滅危惧種が多い蘭の中で、唯一といわれる雑草の蘭。
 道端で普通に咲いていたりします。

 ほかの欄よりずっとたくさんの花をつけるのが特徴。
 でも、とても小さいので咲いていたも気付かれないかもしれません。

 たくさんの花は1本の茎にぐるぐると螺旋状につきます。
 それが名前の由来。
 巻く方向巻き方もそれぞれ個性があります。
 でも、これは隣り合った同士で同じように巻き、同じように咲いています。


 気が合うようです。

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タグ: ネジバナ赤い花梅雨の花夏の花

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ちょっと忙しそうな、またはちょっと悩みが多そうな ネジバナ

 ちょっとおもしろいネジバナがさきました。

 あちこちに生え、雑草扱いされているのがめずらしいネジバナ 。
 毎年無造作に草刈りされても、翌年花を咲かせるツワモノです。

捩花

 下から見ていくと。
 まず右側からはじまり、左側からぐるりと後ろに回る「右回り」。
 横から見ると「ミ」に見えます。

Spiranthes sinensis var. amoena

 とろこが、1回まわったところでちょっと悩むようにほとんどまっすぐになってしまいます。


 そのあと思い直して右巻きに戻ったと見せかけ、意表をついて反対の左巻きに。


 そのままいくと見せかけ、上に伸びていき。
 さいごにこそっと右巻きでしめくくり。


 なかなか忙しそうなネジバナです。
 それとも、悩みが多いのでしょうか。

 そんなネジバナは小さい花ですが、よく見ると、とてもきれいです。

ネジバナ
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タグ: ネジバナ梅雨の花夏の花赤い花

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苔玉のネジバナには謎がいっぱいです。

 夏、梅雨頃に咲く蘭。
 ネジバナ。
 希少種が多い中で、普通に見ることができる珍しい蘭。
 雑草扱いされることも少なくありません。
 雑草になるくらいですから繁殖力もあるようで、育てていると、あちこちの鉢で芽を出していてびっくりします。

 ネジバナは他の植物がないと成長がうまく生きません。
 ネジバナだけを鉢に植えると、成長が滞り、花を咲かせることなく弱ってしまいます。
 でも、いっしょに育つ植物の種類は多く、木でも草でもいいようです。
 気になったのが、この苔玉。

ネジバナの苔玉

 ネジバナのために作ったのですが、最初のネジバナは枯れてしまいました。
 そこにコモウセンゴケのタネが飛んできて増えたところにネジバナのタネが飛んできて、いつの間にか芽が出たようです。

 なんでもないことのように思えますが、蘭の成長のことを考えると、ちょっと気になるところがあります。
 蘭はかなり変わった性質を持つ植物のグループ。
 成長していくためには、菌類が必要です。
 土の中の水分や養分などを菌類に集めてもらうのですが、これは多くの植物と共通するところ。
 ただ、蘭の場合は細いひげ根を無くし、菌類に大きく依存しているのです。

ネジバナの根(葉は枯れてほとんどなくなっています)

 そしてもっとかわっているのは、タネは菌類を食べて芽を出すのです。
 蘭のタネには普通のタネが持っているような栄養はまったくないのです。
 そのため、タネに近寄ってきた菌類を食べ栄養にして、芽を出すのです。
 菌類はどれでもいいというわけではありません。
 つまり、食べられる菌類がいるところにタネが落ちなければ、芽は出ません。

 コモウセンゴケしかなかったこの苔玉には、ネジバナのタネの栄養になる菌類、ネジバナと共生する菌類がいたということです。
 コモウセンゴケは湿地にも育つこと、根は糸のようなものが数本あるだけで水分は葉から吸収していると思われること、そして栄養は葉で捕らえた昆虫からも得ていることから、菌類と積極的に共生しているとは思えません。
 となると、苔。
 苔の蘚類は他の植物が成長できないような過酷な環境に育つ場合もあり、菌類と共生しない種類もあるようです。
 この苔がそのタイプかはわかりませんが、湿り気のある土の上に生える種類ですからコモウセンゴケよりは菌類と共生する可能性はあるような気もします。

コモウセンゴケとネジバナ
たくさんの細い茎はコモウセンゴケの花穂

 苔は外へ外へと成長していきます。
 古い体の上に新しい体を作って少しずつですが大きくなっていきます。
 たとえば、サンゴのように。
 そうなると古い部分は腐っていくかもしてません。
 その時登場するのが、植物を腐らせる菌類。

 ネジバナと共生する菌の中に植物の体を分解する菌類がいるそです。
 苔玉ネジバナはその菌類と共生しているのかもしれません。
 それにしてもよく成長しています。
 もしかしたらコモウセンゴケが昆虫を捕らえすぎて余分になった栄養を捨て、それが肥料のようになったのかもしれません。

コモウセンゴケ

 苔玉のネジバナには謎がいっぱいです。

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タグ: ネジバナコモウセンゴケ苔玉

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ためらい巻きのねじばな

 希少種が多い蘭の中で珍しい雑草の蘭。
 ネジバナ。
 野草の蘭に興味がある人にとっては、もっとも馴染みのある蘭かもしれません。
 もちろん、多くの人にとって身近な蘭だと思いますが、雑草ですから気づかれていないかもしれません。

 ネジバナの名前のように花がねじれて並びます。
 巻き方は右と左両方。
 出現はほぼ半々と言われていますが、数度確認しましたが、概ね半々でした。

ネジバナ

 ネジバナは巻く方向だけでなく、巻き方もいろいろあります。
 間が詰まっているものや空いているもの、そしてまっすぐ並んでいるものも。

 このネジバナは巻き方が不規則。
 でもよく見てみると、なんかヘン。


 下か2つ目で少し左にまいて、3つ目は上。
 4つ目で左に行って、5つ目でぐいっと右。
 それから少しずつ右へ回っていきます。

 左へ行くか、右へ行くか、ちょっとためらっていたようです。

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タグ: ネジバナ赤紫色の花夏の花梅雨の花

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ネジバナのネジネジを決めるのは一体なんだろう?

 蘭なのに雑草のネジバナ。
 公園など草刈りがよくされるところに生えます。

彡巻のネジバナ

 ネジバナの特徴は、名前のように小さな花が花茎の上を螺旋(らせん)を描いて並んでいること。
 螺旋は、自然界ではよく目にすることで、たとえば巻貝の殻や、フジの蔓(つる)の巻き方などがあります。
 螺旋の重要な特徴は、巻の方向が必ずあること。「右巻き」「左巻き」です。
 ただ、右から巻くのが右巻きか、右へ巻いていくのが右巻きか、呼び方はとてもややこしかったりします。

 それで螺旋を扱う業界では、混乱を避けるためにそれぞれ呼び方を決めています。
 植物の蔓が巻くのをイメージして、「S巻」「Z巻」という呼び方がされることもありますが、全体で統一された呼び方はありません。
 IWO(いきもの は おもしろい!)では、もっと直感的にわかりやすいように、横から見たときの螺旋の方向を文字の形に見立て「ミ巻(みまき)」「彡巻(さんまき)」としています。

ミ巻のネジバナ

 さて、ネジバナの花の巻き方は、ミ巻なのか、彡巻なのか。
 それは、両方。
 出現する割合は、ほぼ半々と言われています。
 IWOでも2014年2015年に調べてみた結果、たしかにほぼ半々でした。
 そこで次に気になるのは、ミ巻彡巻は、どのようにして決まるのか。
 同じ株からは毎年同じ巻き方の花が咲くのか。

 ところが、ネジバナは多年草ですが、地面に出ている葉のひとかたまり(株)は1年で枯れてしまいます。
 花が咲いて実がなると、その株は枯れ、入れ替わるようにとなりから新しい葉が生えてきて、新しい株になります。
 地面の下でも古い根は枯れて、新しい根に入れかわります。
 毎年新しくなりますが、種を経ないで連続していますので、多年草。
 つまり、毎年咲いているのは株が変わっても同じ遺伝子のネジバナです。

ネジバナの根

 それで、同じ鉢に咲くネジバナの巻き方を追ってみると、みごとにばらばら。
 この鉢には根の塊を一つしか植えていないので、2株は同じ遺伝子のはず。
 種が落ちた可能性もありますが、1年では花は咲かないので、同じ根由来でしょう。


2016年
ミ―彡

2015年
彡―ミ

2014年
彡―彡

 巻貝やフジの蔓のように螺旋の向きが決まっている生き物は少なくありません。
 でも、ネジバナの巻き方は遺伝で決まるのではないようです。
 新しい株になると、葉の形などの性質も変わるそうなので、そういう「個性」の細かいところは、なにか外からの要因で決まるのでしょう。
 とはいえ、右か左に巻くか決める何かがあるはず。
 それが働かなかったのか、時折ねじれないネジバナもありますが。
 身近な雑草ですが、なかなか不思議がいっぱいのネジバナです。

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タグ: ネジバナ夏の花赤紫色の花螺旋

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今年もネジネジ雑草蘭のネジバナが咲いています。錦織公園

 初夏の蘭。
 ネジバナが咲きはじめました。
 蘭というと、山に生える貴重な花。
 そういうイメージをくつがえす芝生の上などに生える「雑草」の蘭。

 里山公園の錦織公園でも園内のあちこちで咲いていますが、わかりやすいのが公園の中央、展望台のとなり。
 草地になっている丘。





 丘のまわりの道をぐるりと。
 イネ科やカヤツリグサ科に混ざってところどころで咲いています。





 ネジバナが生えるのは、年に数度草刈りがされるようなところ。
 草がないところには生えませんし、茂りすぎているところにも生えません。
 自然界にはあまりありませんが、人間の生活のまわりにはどこにでもある場所です。

 雑草とはいえ、蘭。
 まわりに草が生えていないと生きていけません。
 でも、草が大きく茂って日陰になっても生きていけません。
 意外と繊細な雑草かもしれません。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: ネジバナ梅雨の花初夏の花赤紫の花錦織公園

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梅雨の芝生の上に咲くネジバナのねじねじは毎年同じ?

 梅雨の頃に咲く花、ネジバナ。

 愛好者が多いランの仲間ですが、そこら辺に生えている雑草。

 多年草で、葉は年中地面にはりつくようなロゼット状。

 花が咲くこの時期が過ぎると、どこにあるのかわからなくなります。


 別名「ねじり草」。

 名前のとおり、花がぐるりとねじれてつくのが特徴。

 「ねじれ」には必ずつきものの右巻き左巻き。

 ややこしいのでこのブログでは、横から見て巻いている方向をそのまま文字にして「ミ巻」「彡巻(さんまき)」と言っています。


 ネジバナの面白いところは、ミ巻き彡巻きがだいたい同じ数ということ。

 次に気になるのは、毎年同じ巻き方かどうか。

 ネジバナは太い根の数箇所から芽を出しますが、ひとつの芽から咲くのは1本だけのよう。

 ということで、鉢植えの同じネジバナの今年と去年の写真を比べてみました。


2014年のネジバナ
ちょっとわかりにくいですが
どちらも彡巻
右側の巻きが乱れてる

2015年のネジバナ
わかりやすい
彡巻とミ巻
巻きもきれい

 すると、去年はどちらも彡巻。

 しかし今年はミ巻と彡巻。

 ネジバナは株分けしても同じ性質にならなこともあるとか。

 同じ株でも巻き方は毎年ちがうようです。

タグ♦ ネジバナ 

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タグ: ネジバナ梅雨の花赤紫色の花

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