【 ニホンリス】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

雪が積もると出会える生き物がいます

 雪が積もった金剛山での楽しみのひとつは、日頃出会うことがない山の哺乳類と出会えること。
 ただし、足跡ですが。

 登山道を歩いていると、人が踏み込んでいないところへ目がいきます。
 そこで見つけた小さな足跡。
 ネズミ?


 長さは小さい方が5センチくらい、大きい方が10センチ弱。
 ネズミにしては大きいような。


 ということはリス?
 金剛山にいそうなリスとなると、ニホンリス?

 足跡以外の跡はないようです。
 ネズミは足の間に尾の跡が付くことがあります。
 しかしそれらしいのは見当たりません。
 リスはもふもふの尾を丸めて持ち上げているので跡がつきません。

 ということで、これはニホンリスの足跡、でしょうか。
 金剛山のニホンリスは今まで一度しか見たことがありませんが、足跡は時々みかけます。

 積もった雪は日ごろ出会えない哺乳類と出会える貴重な場所です。

哺乳類の足型・足跡ハンドブック

新品価格
¥1,320から
(2024/2/2 00:37時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ニホンリス金剛山足跡フィールドサイン

関連記事
スポンサーサイト



theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

子年でネズミネズミと言いますが、ネズミの範囲はどこまで? 境界は?

 毎年恒例のその年の最初の干支に関することです。

 今年、2020年は子年です。
 ねどし、ねずみどし。

 そこで気になるのは、いったい「ネズミ」ってどこまで?
 テレビ番組などで「ネズミ」と冠される動物や、年賀状素材などを見てみると、いかにもネズミっぽいものからネズミなのかな? と思ってしまういろいろな「ネズミ」があります。
 どこまでがネズミなのかものすごく気になってきます。

カヤネズミ〈天王寺動物園〉

 そんなときはまず分類。
 分類にはじめて「ネズミ」が出てくるのは目(もく)。
 体の色んな部分の基本的特徴が共通している仲間です。
 もちろん、生き物の常で例外はありますが。
 ということで、ウィキペディアを参考に表にしました。

真主齧類 ローラシア獣類
ネズミ目 ウサギ目 ハリネズミ形目
ネズミ亜目 リス亜目 ヤマアラシ亜目
ネズミ下目 ビーバー下目
ネズミ科 キヌゲネズミ科
クマネズミ
ドブネズミ
カヤネズミ
アカネズミ
ハツカネズミ
キヌゲネズミ
ハタネズミ
ハムスター
ビーバー ニホンリス
ヤマネ
モモンガ
プレーリードッグ
ヤマアラシ
ヌートリア
カピバラ
マーラ
モルモット
ウサギ ハリネズミ

 いろいろ細かいところを省略してざっくりとしていますが、まあ、概ねこんな感じ。
 分類に「ネズミ」が出てきはじめるのは目。
 単純に考えれば、目レベルまではまとめて「ネズミ」と言えるかもしれません。
 実際にカピバラは「最大のネズミ」とか言われますし、特定外来生物のヌートリアでも小型犬くらいの大きさがあります。

ヌートリア〈大阪城公園〉

 そこで気になるのはハリネズミ。
 年賀状素材としてときおり目にします。
 ところが、分類ではネズミから思いっきり遠いのです。
 簡単に言えば、ネズミが現れるよりずっと前に分かれてしまったのです。
 ネズミとは兄弟姉妹のような関係にあるウサギよりもずっとずっと遠いのです。

 ネズミ目の下を見ていくと、ヤマアラシ亜目がでてきます。
 もちろん、ヤマアラシが含まれますが、カピバラやヌートリアにモルモットなどが含まれます。
 ヤマアラシはハリネズミよりもずっとずっとネズミに近い、というかネズミです。

アフリカタテガミヤマアラシ〈王寺動物園〉

 ヤマアラシ亜目のとなりにリス亜目があります。
 リスはリスでネズミとはちがうようなイメージがあります。
 ヤマネはリスよりネズミっぽく感じますし、モモンガはぜんぜんネズミとはちがうような気もします。
 ここは、ネズミっぽいのとネズミっぽくないのが共存するグループかもしれません。

ニホンリス(剥製)〈人と自然の博物館〉

ヤマネ(剥製)〈和歌山県立自然博物館〉

ホンシュウモモンガ〈天王寺動物園〉

 さらに下のネズミ亜目に来ると、びっくり。
 ビーバー下目のビーバーがいます。
 ビーバーはビーバーでネズミじゃないような気がしますが、カピバラがネズミなら仕方ないか、という気もします。

アメリカビーバー〈みさき公園〉

 そしてネズミ下目はネズミ科とキヌゲネズミ科に別れます。
 画像で見ると尾が長めか(ネズミ科)尾が短めか(キヌゲネズミ科)のちがいくらいで、見た目はどちらもネズミでいいんじゃないかな、と思います。

 ネズミ科の中にはいくつも属がありますが、ネズミ属はありません。
 と考えると、最終的にネズミ=ネズミ科の哺乳類ということになりそうですが、別にネズミ目の哺乳類でも大丈夫のような気がします。
 ただ、ハリネズミは、ちょっとだめかな、と思います。
 ということで、うっかり年賀状にハリネズミを使ってしまった人は、ヤマアラシだとごまかしたほうがいいかも?

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ネズミ干支子年カヤネズミヌートリアアフリカタテガミヤマアラシニホンリスヤマネホンシュウモモンガアメリカビーバー

関連記事

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

秋の金剛山の千早本道に登ったら山のエビフライがたくさんころがっていた!


 秋の金剛山。

 ひさしぶりにもっとも人が多い千早本道を登りました。

 この登山道は健康登山や小学校の耐寒登山に使われる道なので、広く良く手入れされ、比較的安全な道です。



 3合目あたりをすぎた頃、道端に落ちていました。

 エビフライが。

 まさか山を登りながらお弁当を食べようとしておかずを落とした?



道端にいっぱい落ちていたエビフライ
道端にいっぱい落ちていたエビフライ




 いいえ、ちがいます。

 山のエビフライ。

 リスが松ぼっくりの実を食べた跡です。



近くで見るとちょっとかわった“エビフライ”
近くで見るとちょっとかわった“エビフライ”




 大阪と奈良にいるリスは2種類。

 ひとつはニホンリス。在来種。

 そしてクリハラリス。外来種。

 クリハラリスは大阪城公園でしか確認されていないということなので、これはニホンリスのものでしょう。



ニホンリス(兵庫県立人と自然の博物館)
ニホンリス(兵庫県立人と自然の博物館)




 1箇所にまとめるように捨ててあるのが気になります。

 登りながらひろい集めていた人が、ここにまとめて捨てたのでしょうか。

 ありえないような気もしますが、ここはものすごく登山者が多い道。そういう人がいないとは、ちょっと言い切れません。

 謎は残りますが、山のエビフライはリスが作ったものなのは間違いないでしょう。



ところが

 「ムササビでは?」というご指摘をいただきました。

 ムササビは手と足の間にある膜で空中を滑空するネズミの仲間(ネズミ目)です。

 同じように「空飛ぶネズミ」モモンガよりもずっと大きく、日本在来種のネズミ目では最大。

 空を滑空する様子は、結構迫力があります。




ムササビ(きしわだ自然資料館)




 というわけでさっそく再確認。

 リスよりもずっと空が大きいせいか、松笠の食痕はリスよりも荒っぽくなります。

 金剛山のエビフライはちょっと毛羽立った感じで、種鱗(松笠の鱗のような部分)の繊維が残っているのが荒々しく感じます。

 ということで、ニホンリス改め、モモンガが食べた跡にちがいありません?




2014年10月4日 追記

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ムササビニホンリスリス金剛山の脊椎動物金剛山山のエビフライフィールドサイン千早本道

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

雪の山の小さな小さなアニマルトラック―動物の足跡


 野山にいる野生動物。

 闇雲に野山に出かけても、会えるとは限りません。

 特に哺乳類は数も少ない上に夜行性が多く、人間を避けています。

 出会うのは至難の業。



 でも、そうした動物たちと出会うことはできなくても、そこで生きている証なら、出会えることも少なくありません。

 そういった動物が生きている証拠となる跡、「生活痕(せかつこん)」。

 足跡に糞に巣、食べ残しなど生きている時にできる跡のことです。

 「フィールドサイン」とも言います。




雪が積もった山はアニマルトラックの宝庫(金剛山千早本道)




 フィールドサインの中でも哺乳類の足跡は「アニマルトラック」と呼ばれます。

 特に雪が降った後はいろんな動物の足跡が残り、姿を見ることがない動物たちが確かに住んでいることを実感できます。

 そんな雪が降り積もった金剛山で出会った足跡の中でも、小さな生き物。
 ネズミとリスです。



アカネズミ(赤鼠) ニホンリス(日本栗鼠)
ネズミ目 ネズミ科 アカネズミ属
北海道から九州までの低地から山地
日本固有種
ネズミ目 リス科 リス属
本州・四国・九州の平地から高山
日本固有種
ネズミの足跡の特徴は両足跡の真ん中の1本の筋。
尾を引きずった跡です。

歩くときはイヌやネコのように左右が互いちがいになりますが、跳ねるときは左右がそろいます。
リスは尾を持ち上げて移動しますので跡はつきません。

足跡が逆ハの字型に先が広がります。
リスのほうが大きいので足跡も歩幅も大きくなります。

参考「カヤネズミ」
(天王寺動物園)

アカネズミよりも小さいネズミ

参考「タイワンリス」
(大阪狭山市立市民ふれあいの里)

ニホンリスよりも大きいリス
※足跡がわかりやすいように画像を調節していますので、実際の色とはちがいます。
※雪の上の不明瞭な足跡で種を確定することは困難なので、最も可能性が高いと思える種を選びました。


 金剛山では、アカネズミもニホンリスも1回しか見たことがありません。
 しかも一瞬なので写真は1枚もありません。

 そんな稀にしか出会えない動物たちも、足跡なら出会うことができます。



 他にもいろいろ出会っていますが、それらは雪の季節が終わった時にまとめて紹介するつもりです。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: アニマルトラックフィールドサイン足跡アカネズミニホンリス雪の金剛山冬の金剛山雪の足跡

関連記事

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS