【 ニホンマムシ】

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ヘビはいつも突然現れて、あっという間に消えていく。 マムシの幼蛇

 ヒバカリの子供と思しきヘビと出会って数時間後。
 登山道を歩いているとまたガサッ。
 ヘビだ!

この記事にはヘビの画像があります。


 今度は、茶色系の薄い色から濃い色まで楕円形の市松模様のように並んでいます。
 これは!
 マムシだ!
 子供のマムシ。

 マムシは北海道から九州まで分布する毒蛇。
 その毒はときには死に至ることも。

ニホンマムシ
子供の間マムシそっくりになるヘビが数種いますが
目の瞳孔が縦長になっているのでマムシ
日本蝮

 ここは、山の中。
 マムシに噛まれたときには安静といわれますが、登山道で安静にしていたら死が訪れるだけ。
 とりあえず、助けを呼べるところ、できれば車が来られるところまで行かなければなりません。
 そしてなにより、電話の通じるところ。
 このまま下れば林道がありますが、手入れされていないので車は入ってこれません。
 なによりも携帯電話が通じません。
 ここの尾根には林道があるので車は上がってこれますが、携帯電話が通じるかどうかは微妙。
 噛まれて、腫れて、痛みを感じる状態で、下るほうが楽か、登るほうが楽か。
 一体どっちを選ばべいいのだろうか!

 と考えているうちにマムシは藪の中へ消えていきました。

ニホンマムシ
日本蝮
Gloydius blomhoffii
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 クサリヘビ科 マムシ属

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タグ: ニホンマムシマムシヘビクサリヘビ科毒蛇

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山でヘビに出会いました。一度に2種類も


 東海自然歩道。
 大阪の箕面(みのお)と東京の八王子(はちおうじ)を結ぶ長距離自然歩道です。
 その奈良県部分は、春日山(かすがやま)原始林を通ります。



この記事にはヘビの画像があります。




 並行している春日奥山遊歩道は春日山の山腹に、車が走れるように広く平らにならされた林道。

 東海自然歩道は川沿いにぐにゃぐにゃでこぼこの歩道が続いています。
 この部分の東海自然歩道は、剣豪柳生(やぎゅう)十兵衛(じゅうべえ)で有名な柳生の里まで続く柳生街道。

 遊歩道とはまた違った趣です。



柳生街道の東海自然歩道
柳生街道の東海自然歩道




 道の端を流れる水の近くを動くものが。

 ヘビです。

 陰になっていて見えにくいですが、なんだか黄色か黄緑色のようです。

 どんなヘビだろうと家に帰って調べてみると、ピタリと合うヘビは見つかりません。

 いろいろとヘビの画像を見ていると、どうやらヤマカガシ(山楝蛇)のようです。



ヤマカガシ(山楝蛇)

ナミヘビ科 ヤマカガシ属
好む環境:低地から山地,水辺,
日本での分布:本州,四国,九州,※日本固有種

多分水辺が好きなヤマカガシ
多分水辺が好きなヤマカガシ
猛毒動物 最強5025位
毒の投与形態噴出,噛みつき,
※毒牙は口の奥にあり、毒が注入されることは稀。
 首から噴出される毒は50cmも飛ぶことがあり、目に入ったり粘膜に触れると危険。



 ヤマカガシというと、黒地に黄色と赤が散った日本のヘビとしては派手な色です。

 ただ色の変異が多く、必ずしもこの取り合わせではないようです。

 よく見ると、ヤマカガシ標準型から赤を取って黒を薄くすると……
 という感じです。

 腹が黄色いタイプは近畿地方でよく見かけるタイプだそうです。



多分ヤマカガシの頭
多分ヤマカガシの頭




 しばらく歩いていくと谷から水が染み出してくる所に別のヘビが。

 こちらを意識しつつも逃げる素振りは見せずマイペースで進んでいます。

 それほど大きくなく、また長くもありません。

 背中には黒っぽい小判型の模様。

 そう、マムシです。

 ただ日本での学問的な名前は「ニホンマムシ(日本蝮)」。
 図鑑などの索引で調べるときは「マ行」ではなく「ナ行」になります。



ニホンマムシ(日本蝮)

クサリヘビ科 マムシ属
好む環境:低地から山地の水辺や湿気の多い所,
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,※日本固有種

コケの上のニホンマムシ
コケの上のニホンマムシ
猛毒動物 最強5035位
毒の投与形態噛みつき,



 マムシというと北海道から九州までは恐ろしい毒蛇として有名です。

 と言っても自分から人間を襲いに来ることはなく、不意に間近で出会って驚かさなければ、()みつかれることはそうあることではないようです。
 ということで、しばらく写真を撮った後は、そのままどこかへ行きました。



結構こわいニホンマムシの頭
結構こわいニホンマムシの頭




 こんな短い間に2種類の蛇と出会うとは、流石へび年です。

 どちらも毒蛇ですが、日本には人間を食べるヘビはいません。

 つまり、ヘビが人間に噛みつくのは自分を守るため。
 無理やりつかまえようとしなければ、向こうから噛み付きにやってくることはめったに無いそうです。

 ですから、道端でヘビを見かけても近づかず、怖がらずにそっとその場を離れるのが一番のようです。



「猛毒動物 最強50」の順位は今泉忠明著『猛毒動物 最強50』を元にしました。
これは外部に毒を出す動物を対象としたもので、フグのように食べてから効果を表すもの、植物や菌類等は含まれません。
順位は単純に毒の強さを比べたものです。注入される毒の量や注入の方法などによっても症状は変わってきますので、この順位がそのまま危険度を表すわけではありません。




◆タグ ヤマカガシ ヘビ 春日山原始林 ◆

■参考外部リンク■
奈良県の長距離自然歩道/奈良県公式ホームページ
東海自然歩道連絡協会公式サイト


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