【 ナンバンギセル】

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秋彼岸 尾花の陰の思い草 姿見るほど 万葉思う

 9月。
 ナンバンギセルの季節です。

 ナンバンギセル(南蛮煙管、Aeginetia indica)はハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草。
 そして寄生植物。
 イネ科の植物に寄生しますが、ススキが定番。

 ススキの根本で咲いていました。

ナンバンギセル

 昔はススキの陰でうつむき加減で咲いている様子を、思い悩む女性の姿のみたてて、「思ひ草」と呼ばれていました。
 和歌にも読まれ、万葉集にも次の歌があります。

第十巻2270
道の辺の尾花が下の思ひ草 今さらさらに何をか思はむ

道端の尾花(おばな/ススキ)の下で咲いている思ひ草(おもいぐさ/ナンバンギセル)のように、いまさら何を思い悩んだりしましょう。

南蛮煙管

 言われてみれば、思い悩んでいるように見えてきます。

■参考外部リンク■
万葉集/第十巻 - Wikisource

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今年は大豊作?のナンバンギセル

 お彼岸の錦織公園でナンバンギセル咲いています。


緑色をしていない完全寄生植物のナンバンギセル

 自生していたものか、移植されたものかわかりませんが、今は「自生」状態になっているようです。
 ナンバンギセルはイネ科植物、特にススキに寄生する一年草。
 光合成をしない全寄生植物なので、地面の上に出てくるのは花だけ。
 それもあっという間に種ができて、あっという間に枯れてしまいます。


ササ様のイネ科植物の根元のナンバンギセル

 公園ができた時にはあちこちにススキがあったようですが、遷移が進んですっかりへってしまいました。
 ということで、ナンバンギセルが生えているのはススキがたくさんある河内の里。
 ヒノキ林の下のススキと、畑の前にあるイネ科植物の中。


定番ススキの根本のナンバンギセル

 ヒノキの下のススキの周りには毎年生えていましたが、今年はチジミザサのようなイネ科植物にも生えています。
 ナンバンギセルは一年草。
 毎年生えると同じ所に生えるとは限りませんし、その数も年によって変わります。
 今年のナンバンギセルはたくさん咲いていますが、来年はどうでしょうか。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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とっても小さな体にきっと秘密がいっぱい ナンバンギセルの種


 9月に咲いていたナンバンギセル

 10月下旬になってもまだ咲いていました。



10月下旬の花は丈が低くなっています
10月下旬の花は丈が低くなっています




 そして9月に咲いていた花はには種ができていました。

 花の根元が大きく膨らんでいます。

 中には裂けて種が見えているものもあります。



種が出来上がったナンバンギセルの実
種が出来上がったナンバンギセルの実




 中にたくさん詰まっているホコリのようなものが種。

 大きさは数分の1ミリ。
 とても小さな種です。

 ちょっと触っただけふわふわと飛んでいきます。

 ヤドリギのように鳥を使うのではなく、風まかせなので、数を多くして確率の低さを補おうというのでしょう。

 ナンバンギセルは自分で栄養をつくれない全寄生植物。

 寄生する(宿主となる)単子葉植物がないと生きていけません。



黄色い小さな粒がナンバンギセルの種
黄色い小さな粒がナンバンギセルの種




 気になるのは種がとてもとても小さいこと。

 これでは中身は胚だけで、成長するための栄養はまったくないでしょう。

 種が落ちた所に寄生に適した単子葉植物がなければ発芽もできないにちがいありません。

 となると、発芽するのは宿主がいるとはっきりした時だけ。
 とりあえず芽を出して探している余裕はないはず。



 宿主が出す物質を感じて発芽するそうですが、それでも1ミリにも満たない種で宿主にたどりつけるのでしょうか。

 よくわかりませんが、きっと何か想像を超えるような秘密があるにちがいありません。



タグ♦ ナンバンギセル ヤドリギ 寄生植物

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秋の尾花と思ひ草 いつまでもと願い


 ナンバンギセル、咲きそうです。

 ススキなどのイネ科植物に寄生する一年草。

 奈良時代には「思ひ草(おもいぐさ)」と呼ばれていました。

 当時「尾花(おばな)」と呼ばれたススキの根本でうつむいて咲く姿を、思い悩む姿に例えたもの。



ナンバンギセル(南蛮煙管)Aeginetia indica
双子葉植物綱 ゴマノハグサ目 ハマウツボ科 ナンバンギセル属
一年草
寄生植物
万葉名:思ひ草(おもいぐさ)





 環境省のレッドデータブックにも、大阪のレッドデータブックにも記載はされていませんが、どこにでもあるという植物ではありません。

 ほこるススキの根元でひっそりと思い悩むように咲いている花。

 いつまでも咲いていてほしいと思います。



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万葉の秋の花 秋の七草とナンバンギセル 花の文化園


 万葉の昔の人々に愛された、日本の秋の花。

 自然の中ではなかなか目にしなくなりましたが、植物園ではよく展示されています。

 大阪南部の河内長野市にある花の文化園でも、ちょうど今、展示されています。




花の文化園の入口で出迎えてくれる大テラコッタ




 「秋の七草」は今から1200年前の奈良時代に編纂されたの『万葉集(まんようしゅう)』に掲載された奈良時代初期の歌人の山上憶良(やまのうえのおくら)の2首(しゅ)の歌に詠まれた花々のことです。

 その歌です。

秋の野に 咲きたる花を 指折(およびを)り かき数ふれば
七種(ななくさ)の花
(1537番)

 そして次に7種類の花が詠まれます。

萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな)瞿麦(なでしこ)の花
姫部志(をみなへし)また藤袴(ふぢはかま)
朝顔(あさがほ)の花
(1538番)


萩(はぎ)
標準和名:ハギ
双子葉植物綱 マメ目 マメ科 ハギ属
落葉低木

ツクシハギ
いろいろな園芸品種が有り、わりと公園などに植えられていたりします。


尾花(をばな)
標準和名:ススキ
単子葉植物綱 イネ目 イネ科 ススキ属
多年草


種名不明
荒れ地を好む植物なので、長い間ほったらかされた空き地などによく生えています。

秋の七草通りのススキはまだ咲いてなかったので、草食花壇の奥のススキです。
葉っぱが斑入りなので園芸品種のようです。


葛花(くずはな)
標準和名:クズ
双子葉植物綱 マメ目 マメ科 クズ属
多年草

これだけ金剛山で撮影
駆除が難しい雑草王です。
ですから植物園で栽培しているのを見たことがありません。
秋の七草コーナーでも、クズを除いた6種が植えられているのが普通です。
ということは、鉢植えにしても管理が難しいほどの雑草王ぶりなのでしょうか。

ということでクズのみ金剛山で撮影したものです。


瞿麦(なでしこ)
標準和名:カワラナデシコ
双子葉植物綱 ナデシコ目 ナデシコ科 ナデシコ属
多年草

エゾカワラナデシコ
「ヤマトナデシコ」と呼ばれることもあります。
ふつう「ナデシコ」と呼ばれるのは「カワラナデシコ」のことです。
エゾカワラナデシコはカワラナデシコと同じナデシコ属です。
カワラナデシコはまだつぼみでした。


姫部志(をみなへし)
標準和名:オミナエシ
双子葉植物綱 マツムシソウ目 オミナエシ科 オミナエシ属
多年草



藤袴(ふぢはかま)
標準和名:フジバカマ
双子葉植物綱 キク目 キク科 ヒヨドリバナ属
多年草



朝顔(あさがほ)
標準和名:キキョウ
双子葉植物綱 キキョウ目 キキョウ科 キキョウ属
多年草

「朝顔」についてはいろいろな説がありますが、現在はキキョウとすることが一般的なようです。




 そして秋の七草ではありませんが、同じように万葉集に詠まれた花です。

 作者不明の歌です。

道の辺の尾花が下の思ひ草、今さらさらに何か思はむ
(2270番)

 「道端の尾花(ススキ)の下に咲いている思草(ナンバンギセル)のようにいまさらなにを悩んでいるのですか」。

 というような意味です。


思ひ草(おもいぐさ)
標準和名:ナンバンギセル
双子葉植物綱 ゴマノハグサ目 ハマウツボ科 ナンバンギセル属
一年草

イネ科の植物を宿主とする寄生植物です。
こちらはヤドリギなどと違い緑色をしていませんので、栄養は完全に宿主に依存しているようです。
ススキの多さの割に野外では見かけないのですが、栽培はしやすいようで植物園でよく見かけます。



 今は身近でなくなった花も植物園では栽培展示してることがけっこうあります。

 近くの植物園へ行って万葉の時代の秋を感じてみてもいいかもしれません。



◆タグ 秋の七草 ナンバンギセル 秋の花 ◆

■参考外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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9月の花の文化園でナンバンギセルが咲いています。


 9月になりました。

 まだ30度を超える暑い日が続きますが、(こよみ)の上では秋です。

 そろそろ秋の花が咲き始めています。

 大阪の河内長野市(かわちながのし)の植物園、花の文化園ではナンバンギセル(南蛮煙管)が咲いています。



2012年の花の文化園のナンバンギセルの花
2012年の花の文化園のナンバンギセルの花




 ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物です。

 宿主(しゅくしゅ)(寄生する相手)はイネ科ですが、ススキ(薄)に寄生することが有名です。



 花の文化園のナンバンギセルは2箇所で咲いていました。

 一つは植物園の南端にある「野草園」。


ススキの株元で咲いている「野草園」のナンバンギセル(標識の上あたり)
ススキの株元で咲いている「野草園」のナンバンギセル(標識の上あたり)

今年の「野草園」のナンバンギセル
今年の「野草園」のナンバンギセル




 もう一つは反対の北端にある「秋の七草通り」。


ススキの株元で咲いている「秋の七草通り」のナンバンギセル
ススキの株元で咲いている「秋の七草通り」のナンバンギセル

今年の「秋の七草通り」のナンバンギセル
今年の「秋の七草通り」のナンバンギセル



 どちらも大きなススキの下でうつむいて咲いていますが、ちゃんと標識があるので注意していれば見落とすことはないでしょう。



 ナンバンギセルは秋の植物園ではよく目にしますが、自然の状態ではあまり目にしません。
 ススキ自体は珍しい植物ではありませんが。

 それでも今から1300年前の万葉集には「思草(おもいぐさ)」として()まれていますので、その頃は日常的な植物の一つだったにちがいありません。



■外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト

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ナンバンギセルがあちこちで咲いています。春日大社 神苑 萬葉植物園


 奈良の春日大社(かすがたいしゃ)にある萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)です。

 名前の通り展示されているのは万葉集に出てくる植物になります。



 ナンバンギセル(南蛮煙管)はススキなどの根元に生える寄生植物。

 下向きに咲く花を物思いにしずむ人に見立てて、万葉集などでは「おもひぐさ(思い草)」と呼ばれています。


萬葉植物園の思い草
萬葉植物園の思い草




 万葉集第十巻の2270番の作者不明の歌です。


道の辺の尾花が下の思ひ草、今さらさらに何か思はむ

 「道端の尾花(ススキ)の下に咲いている思草(ナンバンギセル)のようにいまさらなにを悩んでいるのですか」。

 というような意味です。

 どうやら煮え切らない相手に対しての歌のようです。



 萬葉植物園のナンバンギセルは植物園の池のほとりにあるススキの根元に群生しています。

 しかし園内を歩きながらよくみてみると、あちこちに生えているススキの根元にはナンバンギセルが。


 萬葉植物園内のススキの下には思い悩むひとがいっぱいのようです。


■外部リンク■
世界遺産 春日大社 公式ホームページ
/宝物殿・植物園・庭園喫茶/萬葉植物園概要


UVa Library Etext Center: Japanese Text Initiative
(日本語テキスト・イニシアティブ)

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