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棚田のいきもの 2016年2月上旬の白~黄色い花

 一年を通して生き物の姿を見続けている下赤阪の棚田。
 農林水産省の日本の棚田百選に選ばれている棚田です。

 平地と丘陵ばかりの大阪に棚田というのは不思議な気がします。
 しかし、北東南と3方を山に囲まれていますので、今でも棚田は残され、2箇所が棚田百選に選ばれています。
 その一つが、大阪の南東部、金剛山地と和泉山脈に囲まれた大阪唯一の村、千早赤阪村にある下赤阪の棚田です。

 毎月行っていてもいつも新しい生き物との出会いがある、生き物の多様性に富んだ場所です。
 ですが、毎月というのはちょっと大変。
 もう何巡もしましたので、今年は1ヶ月おきを基本にして、内容を充実させる方に力を入れることにしました。
 ということで、2016年最初は2月からです。

田起こし前で緑色の下赤阪の棚田

白い花 タグ:下赤阪の棚田の白い花
植物界 被子植物門
双子葉植物綱

タネツケバナ(種漬花)Cardamine scutata

双子葉植物綱 アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
タグ:タネツケバナ

ちょっと湿り気のあるところを好むタネツケバナ。

道端など乾燥気味のところにもよく似た花が生えますが、そちらはおそらくミチタネツケバナ。
小さな葉の形が丸くなっていればミチタネツケバナの方。

花の形は春の七種のナズナにも似ていますが、タネツケバナは実が棒状になっているのですぐわかると思います。

ナズナ(薺)
Capsella bursa-pastoris

フウチョウソウ目
アブラナ科
ナズナ属
越年草
別名:ペンペングサ
タグ:ナズナ

春の七種の「なずな」。

コハコベ (小繁縷)
Stellaria media

ナデシコ目
ナデシコ科
ハコベ属
越年草
北アメリカ原産
タグ:コハコベ

春の七種の「はこべら」。

クサイチゴ(草苺)
Rubus hirsutus

バラ目
バラ科
キイチゴ属
落葉小低木
別名:ワセイチゴ
タグ:クサイチゴ

ウメ(梅)Prunus mume の白梅
バラ目 バラ科 サクラ属
落葉高木
タグ:ウメ

棚田の所々で咲いている白梅。

近寄れないところで咲いているので品種はわかりませんが、よく栽培されている南高(なんこう)かもしれません。

双子葉植物綱
植物界 被子植物門
単子葉植物綱

スイセン(水仙)Narcissus
の八重咲き品種

クサスギカズラ目
ヒガンバナ科
スイセン属
多年草
タグ:スイセン

スイセンの八重咲は、外側の花弁が増えたものと、内側の筒状の花びらが増えたものがありますが、これはどちらでしょうか。

単子葉植物綱
植物界 被子植物門
白い花
黄色い花 タグ:下赤阪の棚田の黄色い花
植物界 被子植物門 双子葉植物綱

カンサイタンポポ(関西蒲公英)Taraxacum japonicum

キク目 キク科 タンポポ属
多年草
タグ:カンサイタンポポ

花の下の総苞片(そうほうへん)が反り返ってないので在来種のタンポポ。

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)Taraxacum officinale

キク目 キク科 タンポポ属
多年草
ヨーロッパ原産
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:セイヨウタンポポ

総苞片が反り返っているので外来種のタンポポ。

ただし、遺伝子が混ざっているものもあるので単純に見た目で決めることはできません。
でも反っていたら、純粋な在来種でないということは、言えるかもしれません。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)Chimonanthus praecox f. concolor

クスノキ目 ロウバイ科 ロウバイ属
落葉低木
タグ:ソシンロウバイ

花弁が透けて、まるで蝋細工のように見えることが由来と言われています。

数多くの品種の中でも、本当に蝋細工ような薄い黄色のソシンロウバイがよく植えられています。

植物界 被子植物門 双子葉植物綱
黄色い花

 一年でもっとも債務時期ということで、さすがに花は減っています。
 でもそうなると、やっぱり外来種が目立ってきます。
 見知らぬ土地で増え続けているだけのことはあります。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法


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タグ: 下赤阪の棚田2016  下赤阪の棚田2016/2  2月の下赤阪の棚田の植物  白い花/SA-tanada  黄色い花/SA-tanada  タネツケバナ  スイセン  ソシンロウバイ  タンポポ  ナズナ 

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真実の春の七種を見に行こう! 錦織公園の河内の里

 今日は春の七種の日。
 それは1月7日のこと?
 いやいや、それは偽り?の春の七種。
 今日こそ真実の春の七種。

 春の七種、または春の七草。
 七種類の植物を入れたおかゆ、七草粥を食べて一年の無病息災を願う行事。
 そのような形に落ち着いたのは江戸時代。
 そう。
 旧暦の時代の行事です。
 月の満ち欠けに合わせた旧暦の1月7日。
 2016年は2月14日になります。

 ということでやってきたのはおなじみの錦織公園。
 ここの河内の里では年末から年始にかけて春の七種が展示されています
 正月気分が抜ける頃には展示が終わってしまいます。
 ところが、じつは、河内の里には春の七種が生えていたのです!

芹 せり

和名:セリ
セリ目 セリ科 セリ属
多年草
分布:北海道~九州
適地:湿地や畦道
タグ:セリ

水気の多いところが好きな野草。

それどろこか、水路のような水が流れるところにも生えます。

水田雑草の一つですが、探すのは常に水があるような場所。
それかいつも湿っているような場所。

気に入ったところだと、どんどん成長していく雑草ですが、合わない場所だとすぐ弱ってしまいます。

今年はものすごく弱ってしまったので、探すのに苦労すると思います。

薺 なずな

和名:ナズナ
アブラナ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
田んぼの畦などにも生える水田雑草。
タグ:ナズナ

別名「ぺんぺんぐさ」。

ハート型の実が三味線のバチににていることが別名の由来。

道端にも生える雑草なので、乾燥した道端から畑のまわりまでいろんなところに生えます。

ロゼットはクシのように細かい葉がたくさん並びますが、茎に生える葉は、細長い葉で形がまったくちがいます。

もう花が咲いているのもあるので、ロゼットよりもハート型の実で探すほうが見つけやすいかもしれません。

御形 ごぎょう

和名:ハハコグサ
キク目 キク科 ハハコグサ属
越年草
分布:北海道~沖縄
適地:人里の道端、田の畦
タグ:ハハコグサ

「おぎょう」とも読みます。

葉の表面に細かい毛が生えていて、白っぽく見えます。

これは葉っぱらしい形のロゼットになっていますが、ときにはキクラゲみたいな植物らしくない形になることもあります。

チチコグサやチチコグサモドキなどよく似たロゼットの植物があります。

下はチチコグサ。

ハハコグサよりも薄い感じで形が整っています。

錦織公園では圧倒的にチチコグサやチチコグサモドキのほうが多いので注意が必要です。

繁縷 はこべら

和名:コハコベ
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
タグ:コハコベ

茎が緑色は外来種のミドリハコベ、かもしれません。

メシベの先が5つに分かれていたらウシハコベ

地面を這うように茎を伸ばしますので、緑色のじゅうたんのように見えます。

田畑ではよく見かける雑草。

田んぼや畑で離れたところから緑の絨毯のように見えたら、ハコベかもしれません。

仏の座 ほとけのざ

和名:コオニタビラコ
キク目 キク科 ヤブタビラコ属
越年草
分布:本州~九州
適地:湿地を好む
タグ:コオニタビラコ

「ホトケノザ」という和名の植物がありますが、そちらはシソ科の雑草で、違う種類。

湿り気があって日の当たる場所が好きな雑草。

田んぼのまわりでみかけます。

名前のようにロゼットも小さめ。

錦織公園では、河内の里以外にも日当たりのいい斜面の下の方で見かけることがあります。

赤いのは冬の寒さを凌ぐため糖分を増やしそれが赤い色素になったためです。

菘 すずな

和名:カブ
アブラナ目 アブラナ科 アブラナ属
越年草
分布:アフガニスタン原産
適地:代表的な野菜
タグ:カブ

外来種の野菜。

食用部分は胚軸。胚軸は、簡単に言うと根でも茎でもないところ。

野生化しているものは見たことがありません。

ということで、見かけるのは畑。

普通の田畑では、見かけることができないかもしれません。

蘿蔔 すずしろ

和名:ダイコン
アブラナ目 アブラナ科 ダイコン属
越年草
分布:地中海原産
適地:代表的な野菜
タグ:ダイコン

身近な野菜のダイコン。

カブと同じように外来種の野菜。

食用部分は胚軸と根の一部。このように見た目だけでなくカブとは明らかに違う種類。

こちらも野生化しているのは見かけません。

 すべて錦織公園の河内の里の里の家と園周辺の田畑にありました。
 カブとダイコン以外は勝手に生えたもの。
 河内の里の里の家と園周辺は、河内地方の農家をイメージしたものです。
 とはいえ、5種類の草は勝手に生えたようです。  昔の日本人の生活では、春の七種の7種類の植物は、身近なものだったのです。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: 春の七種  セリ  ナズナ  ハハコグサ  コハコベ  コオニタビラコ  カブ  ダイコン  山菜  錦織公園 

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春のななくさは 七種類の草で無病息災

 今日、1月7日は七草粥の日。
 テレビではまるで呪文のように唱えています。

 お正月も一区切り。
 一年の普通の日々がはじまります。
 そんな日に7種類の植物を入れたおかゆを食べて、一年の無病息災を願います。

お正月モードの河内の里の里の家

 「七種(ななくさ)」とも「七草」とも書かれる7種類の植物は、次のように歌われます。

せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ
これぞななくさ

 錦織公園の河内の里では、毎年年末から年始にかけて春の七種が展示されています。

芹 せり

スーパーで売っている野菜ですが、雑草としても生えます。
水辺を好むので、田んぼの畦や水路などでみかけることがります。
タグ:セリ

薺 なずな

別名「ぺんぺんぐさ」。
ハート型の実が特徴。
道端にも生える雑草。
タグ:ナズナ

御形 ごぎょう(ハハコグサ)

「おぎょう」とも。
花弁のない花と短い毛が生えた葉が特徴。
タグ:ハハコグサ

繁縷 はこべら(コハコベ)

茎が緑色は外来種のミドリハコベ
メシベの先が5つに分かれていたらウシハコベ
タグ:コハコベ

仏の座 ほとけのざ(コオニタビラコ)

「ホトケノザ」という植物がありますが、そちらはシソ科の雑草で、普通食べません。
湿り気があって日の当たる場所が好きな雑草。
田んぼのまわりでみかけます。
タグ:コオニタビラコ

菘 すずな(カブ)

外来種の野菜。
自生はできないようで、見かけるのは畑の中。
タグ:カブ

蘿蔔 すずしろ(ダイコン)

身近な野菜のダイコン。
こちらも外来種の野菜で、野生化しているのは見かけません。
タグ:ダイコン

 七種のうち、4種類は雑草。
 1種類はスーパーで売っていますが、雑草としても見かけます。
 野菜は2種類だけ。
 たしかに縁起をかつぐための食べ物のようです。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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下赤阪の棚田の2015年 2月下旬の実・ロゼット編


 2月下旬の下赤阪の棚田。

 まだまだ冬という感じですが、植物たちは確実に春に向かって動き始めまていました。

 でも、ロゼット状態で暖かくなるのをじっと待っているものも、います。




緑の絨毯を敷いたようになっている2月の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:2月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
果実 〉乾果 かんか:汁気の少ない果実
〉〉裂開果 れっかいか:熟すと割れる乾果
〉〉〉角果 かくか:熟すと左右に分かれる裂開果
双子葉植物綱
ナズナ(薺)Capsella bursa-pastoris
フウチョウソウ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草
短角果
別名:ペンペングサ
タグ:ナズナ
アブラナ科は果実が細長い長角果が多いのですが、軍配型の短い角果が特徴です。

緑色ですから、まだ熟していないようです。
タネツケバナ(種漬花)Cardamine scutata
フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
長角果
タグ:タネツケバナ

長角果が多いアブラナ科の中でも細長いのがタネツケバナ。

熟すとちょっとした衝撃で種をあちこちに飛ばします。
双子葉植物綱
〉〉〉角果
〉〉裂開果
果実〉乾果
〉〉閉果 へいか:熟しても割れない乾果
〉〉〉穎果 えいか:痩果よりも皮と種が密着した閉果
単子葉植物綱
ススキ(芒,薄)
Miscanthus sinensis
イネ目 イネ科 ススキ属
多年草
タグ:ススキ
フワフワした感じがするのは、風に乗って飛ぶように綿毛がついているため。

実の本体はイネ科らしい硬い殻に覆われた穎果です。
単子葉植物綱
>>>穎果
>>閉果
果実 > 乾果
植物界 被子植物門



植物界 被子植物門
ロゼット
葉の形 ≫ 切れ込み(長い葉)
双子葉植物綱
ノゲシ(野芥子)Sonchus oleraceus
キク目 キク科 ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産の史前帰化植物?
別名:ハルノノゲシ
タグ:ノゲシ
「ケシ」とついていますが、ケシ科ではなくキク科。

外来種のキク科らしく?ちょっと痛そうな葉です。
オニタビラコ(鬼田平子)Youngia japonica
キク目 キク科 オニタビラコ属
一年草
タグ:オニタビラコ
タンポポのような切れ込みの葉ですが、一番先の葉が大きいのが特徴。

タンポポよりも小さな黄色い花が咲きます。
コオニタビラコ(小鬼田平子)Lapsana apogonoides
キク目 キク科 ヤブタビラコ属
越年草
タグ:コオニタビラコ
春の七種の「ほとけのざ」

オニタビラコよりも小さなロゼット。

湿り気のあるところを好みます。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ 切れ込み(長い葉)
ロゼット
葉の形 ≫ へら形 葉の先が太く根本が細い長い葉
双子葉植物綱
ハハコグサ
(母子草)
Gnaphalium affine
キク目
キク科
ハハコグサ属
一年草
タグ:ハハコグサ

こちらも春の七種、「ごぎょう」

灰緑色で、綿毛があって、もさもさって感じでまとまっているロゼットがハハコグサの特徴。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ へら形
ロゼット
植物界 被子植物門



 まだ花も咲き始めたばかりなので果実は少なめ。

 ロゼットはまだ集中して探していないので少ないですが、もちろんもっといっぱいあります。

 それは3月に。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2015年 果実 ロゼット

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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下赤阪の棚田の2015年 2月下旬の黄色・白い花編


 暦の上では春を迎えた下赤阪の棚田ビオトープ。

 まだまだ寒い日が続いていましたが、草花は少しずつ咲きはじめています。

 植物は、季節にとても敏感です。




一面緑の絨毯を敷いたみたいな2月下旬の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
まとめて見るタグ:2月の下赤阪の棚田の植物



植物界
黄色い花
被子植物門 双子葉植物綱
オニノゲシ(鬼野芥子)
Sonchus asper
キク目 キク科 ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産
タグ:オニノゲシ

名前のように痛そうなトゲだらけ。

外来種らしく痛そうなトゲだらけ。

だてに「鬼」を名乗っていない、という植物です。
カンサイタンポポ(関西蒲公英)Taraxacum japonicum
キク目 キク科 タンポポ属
多年草
タグ:カンサイタンポポ
アブラナ(油菜)Brassica rapa
フウチョウソウ目 アブラナ科 アブラナ属
二年草
食用作物
別名:ナノハナ(菜の花),ナタネ(菜種)
タグ:アブラナ
別名「なのはな」ですが、観賞用に植えられている「なのはな」は、ハナナ(花菜/Brassica rapa var. amplexicaulisだったりします。

葉っぱがくしゃくしゃっとしてたらハナナ。

つるっとチンゲンサイのようだったらアブラナ。

かも。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)
Chimonanthus praecox f. concolor
クスノキ目 ロウバイ科 ロウバイ属
落葉低木
タグ:ソシンロウバイ
被子植物門 双子葉植物綱
黄色い花
植物界
白い花
被子植物門 双子葉植物綱
ナズナ(薺)Capsella bursa-pastoris
フウチョウソウ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草
別名:ペンペングサ
タグ:ナズナ
「春の七種」の一つ。

花弁が4枚の十字花は、アブラナ科の特徴。

花弁が4枚ですが、オシベが6本なのがナズナの特徴。
タネツケバナ(種漬花)Cardamine scutata
フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
タグ:タネツケバナ
同じアブラナ科なのでナズナに似ています。

果実が真直ぐな棒状になっているのがタネツケバナ。

ナズナは平たい軍配(ぐんばい)状、
コハコベ (小繁縷) Stellaria media
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草
タグ:コハコベ
こちらも春の七種。

ナデシコ科は花弁が5枚。

10枚あるように見えますが、1枚が真ん中で深く切れ込んで2枚のように見えるため。

よく見ると5枚です。
オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)Cerastium glomeratum
ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属
一年草
タグ:オランダミミナグサ
スイセン(水仙)Narcissus の八重咲き品種
クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 スイセン属
多年草
タグ:スイセン
花の真ん中のラッパ状の副花冠が大きくなり、八重咲になっています。

園芸品種は不明です。
ウメ(梅)Prunus mume の栽培品種「南高」?
バラ目 バラ科 サクラ属
落葉高木
タグ:ウメ
梅はあまりまとまっていませんが、棚田の所々に植えられています。

白梅は、実を食べる南高(なんこう)ではないかと思います。
被子植物門 双子葉植物綱
白い花
植物界



 花の種類が増えてきたので、今回は2回に分かれます。

 もともとキク科が少ない白い花では、アブラナ科やナデシコ科が登場。

 暖かくなるにつれ、花の勢力図にも変化が現れてきました。



タグ♦ 2月の下赤阪の棚田の植物

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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錦織公園で“本当に”春の七種さがし


 1月7日です。

 春の七種(ななくさ)です。



 「おや?」と思う人も少なくでしょう。

 なぜなら、今は2月下旬。



 そもそも春の七種は明治よりもずっと昔から1月7日の風習でした(一部地域を除く)。

 そう、本来は昔の暦(こよみ)、旧暦、太陰暦(たいいんれき)の1月7日なのです。

 太陰暦は月の動きに合わせた暦で、太陽暦と比べると毎年ずれが生じます。

 そのため1月1日は、二十四節気の雨水(うすい)直前の新月の日と決められています。

 2015年は2月19日が旧正月。

 そして2月25日が1月7日になります。



 ということで、旧正月前の錦織公園(にしこおりこうえん)の河内(かわち)の里に春の七種を探しに行きました。

 里山を残した大きな公園に中にある河内地方の農家を模したエリアです。

 毎年年末年始には春の七種が展示されていますが、さすがに旧正月までは置かれていません。

 ここには擬似的な田畑が作られていますので、「田畑の雑草」と言われる春の七種もあるかもしれません。



芹(せり)
和名:セリ(芹)
セリ目 セリ科 セリ属
多年草 丈.20-50cm 冬.常緑
分布:北海道~九州
適地:湿地や畦道
水分の多い土壌や水の流れがゆるやかな浅瀬などを好む水田雑草。
タグ:セリ
野菜でもありますが、水辺の雑草。

周囲に田んぼがあるため池は多いのですが、安全確保のために近寄れません。

そんな中で水辺に近寄れる場所の一つが河内の里。

でも、セリが生えているのは田んぼの角。

ここにはオモダカも生えていますので、意図的に生やしているのかもしれません。

薺(なずな)
和名:ナズナ(薺)
アブラナ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草 丈.10-50cm 冬.ロゼット
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
田んぼの畦などにも生える水田雑草。
タグ:ナズナ
乾燥気味のところでも生えるありきたりの雑草なのですが、よく手入れされている錦織公園ではあまり多くありません。

丈が高いため簡単に刈られてしまうのでしょうか。

この日は花を咲かせているのはもちろん、ロゼットも見つかりませんでした。

右の画像はお正月展示のナズナです。
御形(ごぎょう)
和名:ハハコグサ(母子草)
キク目 キク科 ハハコグサ属
越年草 丈.10-30cm 冬.ロゼット
分布:北海道~沖縄
適地:人里の道端、田の畦
全体が綿毛に覆われ白っぽく見える。
タグ:ハハコグサ
ナズナ同様乾燥気味のところでもよく生える雑草。

河内の里でもよく見かけます。

越年草ですので、去年芽を出して、ロゼット状態で暖かくなるのを待っているのでしょう。

繁縷(はこべら)
和名:コハコベ(小繁縷)
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草 丈.10-20cm 冬.常緑
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
花柱3個,雄蕊1~7本。
タグ:コハコベ
これもありふれた雑草です。

地面を這うように成長するので草刈りから逃れやすいのでしょうか、よく見かけます。

仏の座(ほとけのざ)
和名:コオニタビラコ(小鬼田平子)
キク目 キク科 ヤブタビラコ属
越年草 丈.5-25cm 冬.ロゼット
分布:本州~九州
適地:湿地を好む
水田雑草。
タグ:コオニタビラコ
水田雑草ということで、公園ではなかなか見かけません。

右の画像はナズナと同じようにお正月展示のものです。
下の画像は河内の里でみつけたもの。

一見コオニタビラコのようですが、大きいのでヤブタビラコではないかと思います。
菘(すずな)
和名:カブ(蕪)
アブラナ目 アブラナ科 アブラナ属
越年草 丈.20-60cm 冬.ロゼット
分布:アフガニスタン原産
適地:代表的な野菜
食用部分は胚軸。
タグ:カブ
これは雑草ではなく野菜です。

外来種で野生化はしていないようですので、カブ畑以外では見つからないでしょう。

ところが冬野菜として河内の里の畑では毎年育てられていますので、見ることができました。

蘿蔔(すずしろ)
和名:ダイコン(大根)
アブラナ目 アブラナ科 ダイコン属
越年草 丈.50-100cm 冬.ロゼット
分布:地中海原産
適地:代表的な野菜
食用部分は胚軸と根の一部。
タグ:ダイコン
こちらも外来種の野菜です。

一部には野生種があるようですが、普通はみかけません。

こちらも冬野菜として畑で栽培されているので、見ることができました。




 ということで、7種類揃えることはできませんでした。

 でも、ここの田畑は擬似的な小さなもの。

 普通の田畑だったら、カブとダイコン以外はきっと見つかったことでしょう。

 機会があれば、探してみたいと思います。

 でも、むやみに田畑に入ることはお勧めできることではありませんので、機会はいつやってくるか……



タグ♦ 春の七種 錦織公園

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園


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錦織公園で春の七種さがし


 1月7日。

 人日(じんじつ)の節句(せっく)。

 七草粥(ななくさがゆ)の日。

 この日に7種類の野菜・山菜のはいったおかゆを食べると、無病息災になるといわれる伝統的な習慣です。

 発祥は古代の中国ですが、今のような形になったのは江戸時代の日本と言われています。



 ということで、毎年恒例になっている大阪の南河内地方にある府営の錦織公園の河内の里に行ってきました。

 ここでは年末から年始にかけての間だけ、春の七種を展示しています。




錦織公園の河内の里の里の家の前に並ぶ春の七種




 春の七種を覚える言葉があります。

 まずはそれから。



  せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 

  これぞななくさ



和名:セリ(芹)
セリ目 セリ科 セリ属
多年草 丈.20-50cm 冬.常緑
分布:北海道~九州
適地:湿地や畦道
水分の多い土壌や水の流れがゆるやかな浅瀬などを好む水田雑草。
道端のような乾燥気味のところには生えませんが、田んぼの用水路のようなところに生えていたりします。
近くに田んぼがあったら、探してみてください。
生えているかもしれません。

和名:ナズナ(薺)
アブラナ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草 丈.10-50cm 冬.ロゼット
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
田んぼの畦などにも生える水田雑草。
道端や畑にも生える。
根出葉は頭大羽状鋸歯。

空き地のようなちょっと乾燥気味のところにも生えます。
住宅街の空き地や公園の草地など探してみると、生えているかもしれません。

和名:ハハコグサ(母子草)
キク目 キク科 ハハコグサ属
越年草 丈.10-30cm 冬.ロゼット
分布:北海道~沖縄
適地:人里の道端、田の畦
全体が綿毛に覆われ白っぽく見える。
果実には冠毛があり風で舞う。
多くは晩春から初夏に咲くが秋に咲くものもある。
街路樹の根本など乾燥気味のところにも生えます。
人間の生活圏によく生える雑草です。

和名:コハコベ(小繁縷)
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草 丈.10-20cm 冬.常緑
分布:北海道~九州
適地:道端,公園,畑
5枚の花弁は深く切れ込み10枚のように見える。
花柱3個,雄蕊1~7本。
史前帰化植物?
ツル植物のように地面を這うように広がります。
田んぼや畑などを好むようです。

和名:コオニタビラコ(小鬼田平子)
キク目 キク科 ヤブタビラコ属
越年草 丈.5-25cm 冬.ロゼット
分布:本州~九州
適地:湿地を好む
水田雑草。
ロゼットを仏像の台座に見立てたのが由来といわれる。
キク科に似たような種類が多いので、春の七種のなかでは見つけるのが難しいほうかもしれません。

和名:カブ(蕪)
アブラナ目 アブラナ科 アブラナ属
越年草 丈.20-60cm 冬.ロゼット
分布:アフガニスタン原産
適地:代表的な野菜
ロゼット状態のまま茎は大きく成長しない。
食用部分は胚軸。
花はアブラナに似る。
日本の気候風土に合わないのか、それとも花が咲く前に収穫してしまうためか、野生化しているのはみかけません。
ということで、畑にしかないでしょう。

和名:ダイコン(大根)
アブラナ目 アブラナ科 ダイコン属
越年草 丈.50-100cm 冬.ロゼット
分布:地中海原産
適地:代表的な野菜
通常は栽培のため花期がずれることもある。
ロゼット状態のまま茎は大きく成長しない。
食用部分は胚軸と根の一部。
こちらも野生化している話は聞きません。
畑以外で野生化しているダイコンがあったら、きっと最近まで畑だったところにちがいありません?




 分布を見ればわかるように7種中5種類は雑草。
 2種類は野菜。

 ちょっと違和感がある組み合わせですが、伝統的な習慣のものですから、「そういうもの」なのでしょう。

 「すずな」「すずしろ」は江戸時代以前の室町時代の文献に見られるようなので、カブもダイコンもかなり早い時期に日本に入ってきていたようです。



 錦織公園の春の七草の展示はこの時期に限ってのことなので、タイミングがずれるともうおいてないかもしれません。

 でも、里の家の周りをじっくり探してみると、自生しているもの、栽培されているものがきっとみつかるでしょう。



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錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園


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