苔玉トウカイコモウセンゴケは一進一退
モウセンゴケの苔玉をつくろうと、苔玉に種をまいて数ヶ月。
コケが成長して、麻ひももすっかり隠れました。
しかし、種から育てる実生(みしょう)にしたためにモウセンゴケの成長は今ひとつ。
花が咲くにはもう1年かかるでしょう。

半年ほどすぎたトウカイコモウセンゴケ用苔玉
実生の最大の欠点は、発芽が今ひとつコントロールできないこと。
芽が出るのに2ヶ月位かかった上に、発芽率も決してよくありません。
種が死んでしまっているのではなく、あえてバラバラのタイミングで発芽するようになっているのでしょう。
それは全滅を避けるための仕組みだと思います。

4ヶ月ほどでやっとこの大きさの実生のトウカイコモウセンゴケ
日当たりと湿り気という相反する条件がずっと続くところでないとトウカイコモウセンゴケは成長していけません。
湿り気があったから一斉に芽を出したとしても、乾燥してしまったら全滅してしまいます。
そこで、芽を出すのもそれなりの時間湿り気と明るさがある程度続いてからになるのでしょう。
それでもまだ芽を出さない慎重な種ばかりですが。
今年の苔玉は、芽が出るのがもっと確実な葉挿し(葉伏せ)でやってみようかな、と考えています。

苔玉のコケは植木鉢に勝手に生えていたのを育てたもの
ヒョウタンゴケの仲間?
このコモウセンゴケはしっかり育てたいので、冬の間は水槽の中に入れて、寒い日はフタをしています。
大阪平野部程度の冬なら、雪と風がしのげれば枯れはしませんが、念の為に。

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