【 ティラノサウルス】

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ハトの刹那の足跡で想像ふくらむ


 暑い夏の長居公園(ながいこうえん)。

 土もカラカラに乾いているので係の方が植木に水やり。

 ところどこにこぼれた水が水たまりを作っています。

 水がほしいのは木だけでないようで、カワラバト(ドバト)が水を飲んでいました。



水たまりから逃げ出したカワラバト
水たまりから逃げ出したカワラバト




 じっと見ているこちらの視線に気づいてのっそのっそと歩いていきます。

 すると乾いた地面の上に足跡が。

 人間の指は5本ですが、多くの鳥は4本。
 鳥は指が1本退化したと考えられています。



地面に残ったカワラバトの足跡
地面に残ったカワラバトの足跡



 目の前でつけたのでカワラバトの(あしゆび)(鳥の指のこと)の跡は前3本、後1本。
 これが鳥の一般的な趾の数です。

 人間に例えると、後ろ向きの趾が第1趾で親指。
 そして内側から順番に第2趾、第3趾、第4趾でそれぞれ人差し指、中指、薬指に相当し、退化しているのが小指ということになります。



カワラバトの足のアップ
カワラバトの足のアップ
前3本と後1本の指がペタリと地面につきます。




 もちろん、哺乳類の指の形や本数にもいろいろあるように、鳥も住む場所や生活の仕方によって色々なパターンがあります。

 例えば地面に住んで木にとまらない鳥は、第1趾が地面につかないところにあって足跡にはめったに残りません。

 鳥の先祖といわれる獣脚類の恐竜も第1趾が上についていて、地面の上に住む鳥と同じです。



ティラノサウルス亜成体「ジェーン」の足(よみがえる地球の覇者!世界大恐竜展)
ティラノサウルス亜成体「ジェーン」の足
(よみがえる地球の覇者!世界大恐竜展)




 そんなことを考えていると、いつの間にか足跡は消えてしまいました。



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毛のある無しだけじゃない。博物館と遊園地!京セラドームの「世界大恐竜展」とATCの「大恐竜帝国2013」のどっち行く?


 長かった夏休みもあとわずか。

 夏休みの前に終わってしまうのが京セラドームの「世界大恐竜展」。
 9月1日までのATCホールの「大恐竜帝国2013」より1週間早く8月25日には終わってしまいます。

 チラシでは違いがわかりにくいこの二つの恐竜展。

 入場料も家族連れとなると決して安いというわけではないので、どちらに行こうか悩んでいる人も少なくないようです。



 IWO(いきもの は おもしろい!)では「毛がある京セラドーム」「毛が無いATC」と言ってきました



毛のあるティラノサウルスの京セラドーム
毛のあるティラノサウルスの
京セラドーム
毛が無いティラノサウルスのATC
毛が無いティラノサウルスのATC


 それは展示されている恐竜のことで、必ずしも全体のちがいのことではありません。


 イベント全体を比べたとき、IWOのキーワードは「博物館それとも遊園地」



 恐竜展なのでどうしても恐竜に関する展示で決めてしまいますが、実はそれ以外にも大きな違いがあったのです。

 化石の展示が少ないATC。
 ですから、恐竜化石を見たい人は京セラドームの方がいいでしょう。



京セラドームのIWO的見どころスピノサウルス全身骨格模型
京セラドームのIWO的見どころスピノサウルス全身骨格模型




 じゃあ、ATCの方はどうなのかというと、それが恐竜展示以外のポイントです。

 ATCの会場の中には恐竜化石や恐竜ロボットの展示以外にも、子供向け恐竜イベントや、ふわふわ遊具、飲食コーナー、やたら広い売店、ザリガニ釣りや昆虫販売など小さい子供が喜びそうなものがたくさん。

 そして疲れた時のためにベンチも。

 恐竜展示を見終わっても、まだまだ会場内で遊んだりのんびりしたりできます。
 もう一度恐竜展示を見ることもできます。

 つまり、遊園地。

 恐竜イベント+遊園地がATCの特徴なのです。

 二つの要素が足されているのですから、入場料がちょっと高いのかもしれません。



ふわふわ遊具や迷路があって遊園地っぽいATC
ふわふわ遊具や迷路があって遊園地っぽいATC




 それに対して、恐竜化石とロボット展示に絞り込んだのが京セラドーム。

 売店と体験コーナーならありますが、ATCと比べるとずっと小さく、その先はもう会場出口。

 その分恐竜関連の展示を充実させています。



 ですから、会場全体のイメージとしては。


 京セラドームは博物館。

 ATCは遊園地。



 恐竜をたくさん見たいのなら京セラドーム。

 恐竜を見たあともいろいろ楽しめるのがATC。
 ただし小さな子供に限りますが。



大きいティラノサウルスの歯の化石
大きいティラノサウルスの歯の化石
体はティラノサウルスより大きいのに歯は小さいスピノサウルスの歯
体はティラノサウルスより大きいのに
歯は小さいスピノサウルスの歯
どちらも京セラドーム「世界大恐竜展」



 売店を見ればその違いがわかりやすいかもしれません。

 京セラドームは小さい売り場に少ない種類。

 でも陳列棚にきれいに並べられているので大人も小さな子供も見やすく取りやすい。
 そして限られたスペースを効率よく使っています。

 博物館の恐竜展などによく出店している業者さんなので、商品も恐竜好きなら思わず買ってしまうようなものばかり。

 博物館のミュージアムショップのようです。



 ATCは広い売り場に数多くの種類が並んでいますが、平面的な陳列で目立つ大きなPOPも無く、広いだけにどこになにがあるのかわかりません。

 種類が多いのに京セラドームにあった恐竜グッズが置いてなかったり(多すぎで気付かなかっただけ?)と、まさに子供向け。

 にもかかわらず商品は会議机の上に高く積まれていて、小さな子供はちょっと見にくいのでは、と気になります。

 ところが、どこになにがあるのかわからない“ごちゃごちゃ感”が子供にとっては遊園地のように楽しいおもちゃ箱感覚。


 ただ、いかにもプロが作った感じのスッキリとした京セラドームの売店に対して、なんだか素人っぽいごちゃごちゃした売り場は、せっかくのロボット巨大恐竜のドキドキワクワクが冷めてしまいそうで大人的には残念。



 きれいで見やすく絞り込んだグッズで恐竜好き向けの京セラドーム

 おもちゃ箱風の“ごちゃごちゃ感”で子供向けのATC



キョウリュウジャーにも出てくるATCのトリケラトプス
キョウリュウジャーにも出てくるATCのトリケラトプス




 ということで、一見よく似ている京セラドームの「世界大恐竜展」とATCホールの「大恐竜帝国2013」。

 でも実はまったく違っていたりします。

 京セラドームは博物館。

 ATCは遊園地。

 連れて行く子供の好みを考えると、選びやすいかもしれません。



 ただし、これらはIWOの独自の判断。

 それにイベントは生き物。

 たった1ヶ月の間でもどんどん変わっていくことがあります。

 どちらも7月終わりから8月初めの情報。

 出発前には最新の情報をブログなどで確認されることをおすすめします。



 余談。

 もちろんIWOとしては、中生代全体の恐竜を中心とした爬虫類化石と、糞化石や植物などの化石もある京セラドームの「世界大恐竜展」がおすすめです。

 ATCの「大恐竜帝国2013」の全方向から見られるフロア展示もいいのですが、化石展示の量で京セラドームの「世界大恐竜展」にはちょっと負けてしまいます。



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毛があるの、毛が無いの、どっちがいい?京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」とATCホールの「大恐竜帝国2013」


 まったく同じ時期に二つの恐竜展。

  京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」とATCホールの「大恐竜帝国2013」。

 どちらも入場料が1000円を超え、交通費や食事を考えると親子で両方に行くというのは、ちょっとたいへん。

 そこでどちらにしようか悩んでいる人も少なくないようです。




京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」

ATCホールの「大恐竜帝国2013」



 立地や周辺の店舗などいろいろなちがいはあるものの、IWO(いきもの は おもしろい!)的視点では、これ。



 毛があるか毛がないか



 恐竜は爬虫類(はちゅうるい)の一種で鱗(うろこ)に覆われているから毛がなくて当然!

 というのは昔の話。

 今は羽毛が生えていた跡や、毛そのものの化石が残っているものが見つかって、毛が生えていた恐竜がいたことは当然のことになっています。

 そもそも恐竜から進化した鳥がみんな毛を持っているのですから、恐竜に毛があるのは不思議なことではありません。



オビラプトルの仲間


「世界大恐竜展」のカウディプテリクス


「大恐竜帝国2013」のシチパチ


オビラプトルの仲間はどちらも毛がある復元。
シチパチは「大恐竜帝国2013」唯一の羽毛復元恐竜になります。



 ということで、毛がある恐竜がたくさんいるのが京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」

 毛が無い恐竜ばかりなのがATCホールの「大恐竜帝国2013」



 ということは、毛が無い「大恐竜帝国2013」は古い考え?

 というわけではありません。

 「大恐竜帝国2013」で展示されているのはまだ毛の跡が見つかっていない恐竜ばかり。

 逆に「世界大恐竜展」は毛の跡が見つかっていない恐竜にも毛があったりします。



ドロマエオサウルスの仲間


「世界大恐竜展」のミクロラプトル


「大恐竜帝国2013」のディノニクス


ドロマエオサウルスの仲間は“毛がある”と“毛が無い”にわかれました。
まったくちがう種類の恐竜に見えます。



 「ある」ことを証明するのはできますが、「ない」ことを証明するのはとてもむずかしいことです。

 毛の跡が見つかった恐竜に毛があるのははっきりしますが、毛の跡が見つかっていない恐竜に毛が無いかというと、それはわかりません。

 毛は跡が残りにくいので見つかっていないだけかもしれません。



竜脚類ブラキオサウルス


「世界大恐竜展」では化石の頭部

「大恐竜帝国2013」ではロボット

頭部化石だけとロボットとまったくちがう展示になっています。
「世界大恐竜展」ではディプロドクスの全身骨格と、パラリティタンの頭と首の生態モデルがあります。
「大恐竜帝国2013」ではカマラサウルスやアマルガサウルスのロボットがあります。


 そもそも毛だけでなく、鱗(うろこ)だってすべての恐竜の化石で見つかっているわけではありません。

 今いる生き物との進化のつながりで言えば、特にティラノサウルスなどの獣脚類の恐竜に一番近いのは毛のある鳥。

 毛の無い鱗のワニよりもずっと近いのです。

 恐竜に鱗があったというのは、毛があったというのと変わらないことかもしれません。



アロサウルス骨格


「世界大恐竜展」のアロサウルス


「大恐竜帝国2013」アロサウルス・フラギリス


「大恐竜帝国2013」では全方向から見れますが、人が多い時に写真を写すと常に人が入ることになります。


 ということで、「毛がある」「毛が無い」のどちらが本当の恐竜に近いかということは、簡単に言えません。

 最後は見に行く人の好みになってしまうでしょう。

 ただ、毛の無い恐竜よりも毛がある恐竜のほうが斬新で、見ているとどんどん想像がふくらむような気がします。

 反面、今までの恐竜を見慣れた人は違和感を感じるかもしれません。



やっぱり最後はティラノサウルス


「世界大恐竜展」の大人になってない
ふさふさティラノサウルス

「大恐竜帝国2013」の大人の
つるつる?ざらざら?
ティラノサウルス

ティラノサウルスが羽毛を持っていた証拠は見つかっていないようですが、近い種類の恐竜には見つかっているので羽毛を持っていたとする考えもあります。
ただおとなになって大きくなると、羽毛で保温する必要がなくなるのでなくなったという考えもあります。
とすると、どちらの復元もお互い矛盾しないことになります。
面白いですね。


 ここで展示以外の状況も含めてIWO的視点で比べてみましょう。



  京セラドーム大阪の
「世界大恐竜展」
ATCホールの
「大恐竜帝国2013」
IWO的
一言コピー
毛がある! 毛が無い!
みどころ 大阪初公開の亜成体ティラノサウルスのジェーンの骨格とジェーンをモデルにした動くロボット(毛がある)
IWO的には入口前にある17mのスピノサウルス骨格モデル
日本初上陸の13mの動くティラノサウルス(毛が無い)を含む、18頭の動く恐竜ロボット
売店 小さくて商品も少ないけどその分選びやすい
きれい
広くて商品も多いけどなにがあるのかわかりにくくて見にくい
展示場の外(会場内)には小さな売店やザリガニ釣りや昆虫販売など子供が喜びそうなお店あり
飲食販売 会場内には無し 展示場の外(会場内)に飲食コーナー
そのほか となりで別料金のトリックアート展開催中 会場内にふわふわ遊具
会場付近の
飲食店
ドーム2階に多数の飲食店あり
向かいにはイオンモールあり
ATC・WTCに多数の飲食店あり
アクセス 梅田(大阪)から乗換無し(JR「大正」徒歩7分)
難波から乗換1回(地下鉄「ドーム前千代崎」徒歩すぐ)
梅田から乗換2回(地下鉄「トレードセンター前」徒歩5分)
難波から乗換2回(地下鉄「トレードセンター前」徒歩5分)
総合して
みると
化石などの展示数が多く種類の幅も広いので恐竜好きにはいいかも 遊具やいろいろな企画など小さな子供が喜びそうなものがたくさん



 これはあくまでIWOの独自な判断。

 実際に行った人のブログなども参考にしてください。



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京セラドーム「世界大恐竜展」とATCホール「大恐竜帝国」。ちがいは“毛がある”か、“毛がない”か?


 2013年の夏の大阪では、いくつか恐竜関連の展示イベントが行われています。

 京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」。

 ATCホールの「大恐竜帝国2013」。

 大阪大学総合学術博物館の「日本にいた!“絶滅”古生物」。




京セラドーム大阪の「世界大恐竜展」

ATCホールの「大恐竜帝国2013」



 「世界大恐竜展」と「大恐竜帝国2013」は恐竜の化石と生きていた時の姿を復元した生態モデルや動くロボットがいくつも展示されています。

 奇しくも基本コンセプトががっちりぶつかっています。

 大阪大学総合学術博物館の「日本にいた!“絶滅”古生物」は、去年の「巨大ワニと恐竜の世界」から派生したもので、タイトルのように恐竜だけでなく、もっと新しい時代の生き物もいるようです。

 ということで、他の二つとはちょっと毛色の違ったというか、こちらは完全に博物館仕様。
 そもそも会場が博物館ですから。

 ということで、同じコンセプトの「世界大恐竜展」と「大恐竜帝国2013」を比べてみました(実は阪大博物館にはまだ行ってなかったりして……)。

 どちらも始まって10日ほどすぎた7月の終わりと8月の頭ごろの様子です。




京セラドーム前のティラノサウルスは記念撮影ポイント
なぜかここのは毛が無い!



 まずは化石。

 複製が多いものの、数は断然「世界大恐竜展」。
 恐竜の歯やうんち(しかもさわれる!)、中生代の植物なんてものもあります。
 そして三畳紀の恐竜の誕生から白亜紀の絶滅まで、時代ごとに恐竜の進化のあらましをたどっていくことになっています。

 そして生態モデルと復元骨格が並んでいたりと、なかなかおもしろい展示もあります。




アロサウルスとディプロドクスの「世界大恐竜展」ジュラ紀コーナー




 「大恐竜帝国2013」はそういった細かい展示はないものの、ほとんどが全身の復元骨格。

 そして全面協力の福井県立恐竜博物館と同じように、壁を少なくして、いろいろな方向から見ることができる迫力ある展示。




福井県立恐竜博物館風の「大恐竜帝国2013」アロサウルス・フラギリス




 ただ、迫力で言えば「世界大恐竜展」の入り口前(なんと無料のスペース!)の全長17mのスピノサウルス全身骨格模型が一番かも。



IWO的一番の迫力「世界大恐竜展」スピノサウルス
※画像スライドできます ⇒⇒


 そして生態モデルとロボット。

 数は「世界大恐竜展」のほうが多いのですが、小さい恐竜が多く動かないものもあるので、迫力という点では大きくの動くものばかりの「大恐竜帝国2013」。




去年の「巨大ワニと恐竜の世界」には復元骨格がいたアマルガサウルス
「大恐竜帝国2013」



 数と大きさ以外で気になるのが「毛」。

 昔の恐竜は爬虫類らしく毛が無く鱗(うろこ)に覆われた形で復元されていました。

 しかし今は羽毛のあとを持った恐竜化石がたくさん見つかっています。

 そこで、羽毛恐竜型の復元が多いのが「世界大恐竜展」。

 そして従来の毛の無い鱗型の復元ばかりなのが「大恐竜帝国2013」。




つるっとした頭は大きすぎ?のパキケファロサウルス「大恐竜帝国2013」




 毛のあるなしでわかりやすいのがティラノサウルス。
 どちらでも見どころ指定になっています。

 「世界大恐竜展」は「キョウリュウジャー」のように最近よく見る羽毛型ティラノサウルス。
 「羽毛」といっても鳥の飛ぶ羽根とちがって、見た目は哺乳類のような「毛」です。

 ただモデルが亜成体(まだ大人になってない)のジェーンということで、ちょっと小ぶりのティラノサウルスになっています。




「世界大恐竜展」のロボット“有毛”ティラノサウルスのジェーン




 「大恐竜帝国2013」は、会場で一番目立つ13mの毛の無い鱗型ティラノサウルス。
 表面には「毛」らしき物は見えません。
 「鱗」ですからざらざらなんでしょうが、見た目はどちらかと言うと「テカテカ」?

 こちらは大人ということで、見上げるような大きさです。
 ただこの日は調子悪かったのがでっぷりとした体はあまり動かず、ぶんぶん頭を回していた2009年の「大恐竜帝国」のティラノサウルスよりはかなりおとなしくなっています。




「大恐竜帝国2013」のロボットでっぷり“無毛”ティラノサウルス




 同じようなコンセプトですが、切り口がまったく違う二つの恐竜イベント。
 IWO(いきもの は おもしろい!)的に簡単にまとめてみましょう。
 恐竜好きはもちろん、恐竜に興味があっていろいろ見たい知りたいという人は「世界大恐竜展」。

 まだ恐竜に詳しくないけど恐竜をもっと知るきっかけにしたいという人には「大恐竜帝国2013」。

 ビジュアル的には、“毛がある”「世界大恐竜展」に、“毛がない”「大恐竜帝国2013」。



 そしてIWO的に強引に年齢分けしてしまうと、「世界大恐竜展」は小学生中学年以上向き、「大恐竜帝国2013」は未就学児童幼児向き。

 小学校低学年は、恐竜の興味や知識次第で、さあどちらにしようかな、という感じかも。




これが「世界大恐竜展」のさわれる竜脚類のうんこ!の化石



 最後に売店。

 広さと量は圧倒的に選び放題?の「大恐竜帝国2013」。
 ただ売り場が暗くてなんかごちゃごちゃ。
 そこまでの恐竜展示部分とがらっと雰囲気が変わってしまいちょっと違和感。

 「世界大恐竜展」はその何分の一という小さい売り場ですが、明るく綺麗にまとまっていて、「おっ!」って商品もよく目に付き、恐竜展にきました!って感じ。
 種類は少なくてもツボを抑えているので子供もあまり悩まずに選びやすそう。
 ただ種類が少なすぎて気に入るのが無い可能性も、けっこうあるかも?



 博物館のミュージアムショップのように品揃えも陳列もプロっぽいスッキリとした京セラドームの「世界大恐竜展」。

 量は多いですが、品揃えも陳列も雰囲気も素人っぽいおもちゃ箱のようなごちゃごちゃしたATCの「大恐竜帝国2013」。

 ごちゃごちゃ感は子供が喜びそうですが、いくらなんでももう少しきれいにしたほうがいいかな、と大人的には思ってしまいます。
 これでは売っている商品の価値が半減してしまいそう。


 もちろん目的は売店じゃなく恐竜たちですね。




気がつかない人もいそうな「世界大恐竜展」翼竜ランフォリンクス?




 ということで、同じコンセプトで切り口を変えた二つの恐竜イベント。
 両方行けないときは、どちらに行くか。

 ただ、こうしたイベントは生き物。

 たった1ヶ月ほどの間でもどんどん変わっていくこともあります。

 常に最新の情報を確認することをおすすめします。



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ティラノだけでなく恐竜いっぱいの京セラドーム「よみがえる地球の覇者!世界大恐竜展」


 京セラドーム大阪のスカイホールではじまった恐竜展。

 タイトルは「よみがえる地球の覇者!世界大恐竜展」。

 ティランノサウルス(会場での表記。一般には「ティラノサウルス」)の亜成体「ジェーン」が関西初公開。



会場は京セラドームのキノコの傘のようになってるところ
会場は京セラドームのキノコの傘のようになってるところ




 同じ時期にやっているATCの「大恐竜帝国2013」は地下の会場ですが、こちらはドーム球場の外側を取り巻くようにあるドーナツ型の会場。9階にあります。

 エスカレーターを乗り継いで到着した入口の前では、巨大なスピノサウルスの全身の骨格模型。

 ティラノサウルスを超える肉食恐竜といわれるだけあって、ものすごい大きさです。

 ここはまだ会場の外。

 そんなところからこんな迫力のある展示が登場するとは。



入り口前の大きなスピノサウルス
入り口前の大きなスピノサウルス




 タイムトンネルをくぐって最初に登場するのは2億年前の恐竜が登場した三畳紀コーナー。

 「世界最古の獣脚類」と説明にあるヘルレラサウルスが登場。

 それも骨ではなく、生きていた時の様子を再現したものです。

 他にもエオラプトルやラゴスクスなど、初期の恐竜が羽毛恐竜として復元された姿で展示されています。



「世界最古の獣脚類」のヘルレラサウルス
「世界最古の獣脚類」のヘルレラサウルス




 そして恐竜が繁栄をはじめ大型化したジュラ紀。

 ジュラ紀の大型肉食恐竜のアロサウルスと、全長27mのディプロドクスが出迎えてくれます。

 それから鳥の先祖とも言われるアーケオプテリクス(始祖鳥)の化石と、生きていた姿を復元した生態モデルも。

 鳥のような嘴ではなく、爬虫類のような顎になっているところは、鳥というより羽毛恐竜。

 そしてその上には翼竜。
 先が菱形になった細長い尾はランフォリンクス?



鳥というよりトカゲのアーケオプテリクスの生態モデル
鳥というよりトカゲのアーケオプテリクスの生態モデル




 そしてティランノサウルスが登場した白亜紀。
 中生代の最後の紀で恐竜が絶滅した時代です。

 始祖鳥のように復元されたミクロラプトルや、鎌のように長く鋭い爪を持ったテリジノサウルスの仲間のノスロニクスなど、今までよりも多くの恐竜たちが出迎えてくれます。



 そして進んでいくと、ティランノサウルスの亜成体ジェーンが生きていた時の姿で待っていました。

 そして、動いています。

 そして、目が会います。

 そして、かみつこうとしてきます。



吠える亜成体ティランノサウルスのジェーン
吠える亜成体ティランノサウルスのジェーン




 となりには骨格のジェーン。

 筋肉や皮がついていると無いのとではまったく別の生き物のようです。

 骨格だけの復元でも時代によって大きく変わってくるというのに、生きていた時の状態にするというのは、ほとんど想像の世界になってしまうかもしれません。

 でも、骨を見るよりも生きている姿は想像しやすくなります。

 生きていた時の姿の学術的な復元が進むことを願っています。



雰囲気が変わった骨格のジェーン
雰囲気が変わった骨格のジェーン




 同じ時期に南港ATCでも「大恐竜帝国2013」が開かれています。

 2013年の夏の大阪は恐竜だらけになってしまったようです。



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大昔の大恐竜から今の巨大ワニまでぎっしり詰まった「巨大ワニと恐竜の世界」大阪大学総合学術博物館


 ティラノサウルスをはじめとした恐竜や爬虫類(はちゅうるい)の化石や骨を展示している特別展が、大阪府豊中(とよなか)市の大阪大学総合学術博物館の待兼山(まちかねやま)修学館で開かれています。



大阪大学総合学術博物館待兼山修学館
大阪大学総合学術博物館待兼山修学館
 博物館と言うよりも、大学の研究棟のような雰囲気の建物の3階で特別展は行われています。

 恐竜とワニという親戚同士の戦いの歴史がテーマのようで、各コーナーには同じ時代のワニと肉食恐竜と、草食恐竜などが並んでいます。

 決して広いとはいえず、天井も普通のビルと変わらないほどにも関わらず、巨大生物の恐竜がぎっしり。



 展示は恐竜が繁栄した中生代、その一番最初の三畳紀(さんじょうき)から始まります。

 ワニも恐竜も誕生したのが三畳紀。
 三畳紀の恐竜はすでに二本足で立ち恐竜の姿をしていましたがまだ人間よりも小さいものばかり。
 逆にワニは大型で水辺ではなく陸上で生活していました。



 そして有名恐竜がひしめくジュラ紀後期へと突入。

 草食恐竜のカマラサウルスの子供と同じ時代にいたワニのゴニオフォリスが並んでいます。

 この頃には恐竜が巨大化し、逆にワニは水辺へと追いやられていました。

 三畳紀とジュラ紀の間に生き物の大絶滅があり、それでワニと恐竜の立場が逆転したのかもしれません。



ジュラ紀後期コーナーのカマラサウルスの子供
ジュラ紀後期コーナーのカマラサウルスの子供




 白亜紀(はくあき)前期のコーナーで目を引くのがアマルガサウルス、
 背中に長い(とげ)を生やした草食の恐竜です。

 天井に背中の刺が突き刺ささっているような姿は肉食恐竜のような迫力があります。

 そして復元されたカルカロドントサウルスの頭。
 目があるので頭蓋骨(ずがいこつ)とは迫力が違います。

 その前にいるのがワニのサルコスクス。
 頭だけですが大きな口を開けています。

 陸上は恐竜に明け渡しましたが水辺でワニは巨大化し、口の大きさはカルカロドントサウルスに負けていません。



白亜紀前期コーナーのアマルガサウルスとカルカロドントサウルス
白亜紀前期コーナーのアマルガサウルスとカルカロドントサウルス




 そして恐竜が絶滅する白亜紀後期コーナー。

 すごいのがティラノサウルスと並ぶ巨大肉食恐竜のタルボサウルスの全身骨格。

 全長10メートルを超える恐竜が高さが3メートルもない空間にどうのうように展示されているのか。

 それは足を折り曲げた状態。
 ちょうど2011年の夏に東京の科学博物館で行われた「恐竜博2011」のトリケラトプスを待ち構えるティラノサウルスとよく似ています。

 でっぷりとしたお腹を地面につけている姿はユーモラスですが、顔が人間の目線の位置に下がってくるので、またちがった迫力があります。



白亜紀後期コーナーの寝そべるタルボサウルス
白亜紀後期コーナーの寝そべるタルボサウルス




 白亜紀というとティラノサウルスやトリケラトプスが有名ですが、もちろんここにもあります。全身ではありませんが。

 ティラノサウルスの頭は(にら)み合うように巨大にワニのディノスクスと向き合っています。

 ティラノサウルスというと巨大な肉食恐竜で有名ですが、それに負けないくらいの大きさがあったワニのディノスクス。
 恐竜を食べていた形跡が見つかっているそうです。
 確かに短くて太くて頑丈そうな歯は、魚よりももっと大きくて硬い肉を食べていたような気がします。
 水辺で出会ったとしたら、ティラノサウルスも食べられたかもしれません。

 そしてこのあとは常設展のマチカネワニコーナーへと続きます。



白亜紀後期コーナーの睨み合うディノスクスとティラノサウルス
白亜紀後期コーナーの睨み合うディノスクスとティラノサウルス




 もちろんここに書ききれていない恐竜や爬虫類もいっぱいます。

 同じ時期に大阪でティラノサウルスを展示している自然史博物館よりもはるかに狭い展示室ですが、展示されている恐竜などの種類はこちらのほうがはるかに多いという、「奇跡の展示」です。



 5月26日の土曜日には恐竜復元のワークショップがありますが、事前申し込みが必要で、締め切りは5月8日必着。
 興味のある方お急ぎを!

 入館料は無料です。



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ある日曜日の「新説・恐竜の成長」展


 2012年6月3日まで大阪市立自然史博物館で開かれている「新説・恐竜の成長」展。

 今までは、ブロガー招待で参加した内覧会の様子でした。

 今回はある3月の日曜日の様子です。



会場入口への階段
会場入口への階段
 開場30分後の10時。

 入口に人は並んでないもののすでに中はいっぱい。

 今は並ばなくてもなんとか見れそうですが、もう少し増えると、あちこちに列ができるそうです。



 この自然史博物館では、展示は4つのブロックに分けられています。
 最初の一つはパネルのイントロダクション、最後の一つは狭い部屋なので、実質二つのブロックになります。

 二つ目はトリケラトプスコーナーで、三つ目はティラノサウルスコーナー
 その部屋をつなぐ通路にヒパクロサウルスとパキケファロサウルスコーナーがあります。



 トリケラトプスコーナーでは、赤ちゃんから大人までのトリケラトプスが順番に並んで成長していく様子がよくわかるようになっています。

 そしてティラノサウルスコーナーでは、真ん中にアニマトロニクスの動く実物大ティラノサウルスがいて、その周りを大勢の人が囲んで見上げています。

 そこでは順路というものはなく、ティラノサウルスのまわりをぐるぐるまわって、満足したら次へいく、といった感じです。



人気のアニマトロニクスのティラノサウルス
人気のアニマトロニクスのティラノサウルス




 人気のあるティラノサウルスコーナーに順路がないので、人が一か所に集まることがなく、好きなところから見ることができます。

 もちろん、乱杭歯(らんぐいば)が迫ってくるアニマトロニクス・ティラノの正面が一番人気ですが。

 大勢の人がアニマトロニクスに注意を向けているうちに、動くティラノのモデルになったワンケルの全身骨格を見たり、世界最大のティラノサウルスの頭を見たり、大人と子供のティラノサウルスのちがいを見たり。

 アニマトロニクスとワンケルの間を行ったりきたりして見比べたり。

 なかなかおもしろい展示のしかたです。



人気のティラノサウルスのワンケル
人気のティラノサウルスのワンケル




 十分恐竜を堪能したとは、博物館の常設展示を見て、植物園を回ります。


 そして2時ごろ会場によってみると、朝よりも混んでいました。

 それでも入り口には並んでいる人はいなかったので、入場者が中にいる時間が長い、つまりおもしろと思う人が多い特別展なのでしょう。



 そして遅れた昼食。

 12時を大きくすぎたので、混んではないだろうと博物館近くのマクドナルドへ行ってみると、カウンターに行列ができていました。

 この辺りは子供が好きそうな店があまりないので、ここに集中したのでしょう。

 ということで、地下鉄長居駅近くのマクドナルドへ行ってみたら、こちらは全然混んでいません。

 意外な穴場です。



 ということで、日曜日は展示だけでなく周辺でのお昼ごはんが要チェクかも。

 天気が良ければ、ちょっと荷物になりますが、植物園でピクニックもいいでしょう。
 特別展の入場券で入れますから。



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タグ: 新説・恐竜の成長ティラノサウルスワンケルアニマトロニクス恐竜

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