【 ティラノサウルス】

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恐竜は怪獣じゃないってことがよくわかる!「メガ恐竜展2017-巨大化の謎にせまる-」〈大阪南港ATCホール〉

 恐竜の魅力は人それぞれと思います。
 なんとなく怪獣を彷彿させる姿がいいという人は多いような気がしますが、恐竜の面白い所の一つには、生き物としての限界への挑戦があります。
 それは、大きさへの挑戦。
 恐竜が怪獣でない理由の一つです。

 怪獣、たとえばゴジラ。
 最初は身長55メートル。
 その後増減をしながら最新作では118.5メートル。
 謎の熱線やら光線やらを出すのはともかく、この身長は怪獣の証です。
 なぜなら、動物が陸上でこの高さになるまで成長することは不可能だから。

ティラノサウルス生体復元
核実験でゴジラになるゴジラサウルスはこんな感じ
ちなみに実際にゴジラサウルスという恐竜はいます

 体が大きいということは、もちろん体重も重くなります。
 わかりやすいよう四角い立方体の生き物だとしてます。
 高さが2倍になると幅も2倍、奥行きも2倍。
 ということで、体積は2倍の2倍の2倍で8倍になります。
 体積が8倍ということは、重さも8倍。
 ところが、地面に接しているところは2倍の幅と2倍の奥行しかないので、4倍。
 つまり、8倍になった体重を支える面積はたった4倍にしかならないので、底で支える重さは2倍になるのです。

ディプロドクスの足の裏!

 仮にゴジラが立ち上がったヒグマと同じような体だとします。
 すると身長90メートルのゴジラだったら、体長3メートルのヒグマの体重の30×30×30の27,000倍。
 足の裏で支える重さは30倍。
 簡単にいえば、足を30倍丈夫にしなければならないということです。
 生き物の足を30倍丈夫にするなんて、どうすればいいのかちょっと想像もできません。
 だからゴジラは怪獣なのです(ほかにもいっぱい理由はありますが)。

クマではなくて巨大ナマケモノのパラミロドン

 怪獣のように生き物が体を大きくするというのは、それだけ難しいのです。
 それに果敢に挑んだ現実の生き物が、恐竜なのです。
 たとえば最大の恐竜と言われるアンフィコエリアス。
 全長58m。
 体高9.2m。
 半身展示されているヨーロッパ最大のトゥリアサウルスなら。
 全長30m。
 体高5.5m。

前半身だけでもでっかい!トゥリアサウルス

 アンフィコエリアスなら全長は初期のゴジラの身長を超えています。
 怪獣です!?
 いやいや、怪獣ではありません。
 恐竜の全長は、口の先から尻尾の先までを真っすぐ伸ばした長さ。
 現在恐竜は頭から尾を水平にしていたと考えられていますので、恐竜の高さ(体高)ではありません。
 アンフィコエリアスの場合は高さが10メートルたらず。
 ゴジラよりずっと小さい。
 でも、現在最大の陸上動物と言われるアフリカゾウの高さが3mあまりですから、陸上動物としてはとんでもない高さです。
 そういう意味では、怪獣の域かもしれません。

肩の高さ(肩高)3.8mとアフリカゾウより大きいコウガゾウ

 しかし恐竜は怪獣ではなく、現実の生き物。
 ゾウより大きくなるには、ゾウにはない秘密があります。
 たとえば隙間を多くして軽量化した骨、とても呼吸の効率がいい気嚢を持った肺。気嚢は軽量化の役に立っています。
 その他、大きな体を維持するために大量の植物をとにかく噛まずに飲み込む。
 さらに長くした首を動かすだけで体を移動しなくても(体力の消耗を最小限にして)広い範囲をどんどん食べていく。
 それらがパネルで次々と説明されます。
 ほかにもなぜここまで巨大化しなければならなかったのかや、巨大化のメリットとデメリットなど、幅広い解説も。
 それを絵や写真ではなく、巨大な恐竜の骨格を見ながら、読んでいくことができます。

巨大恐竜のまとめパネル

 そして、ショップでは公式図録。
 図録というと、展示物のカタログ的なものをイメージするかもしれませんが、これはちがいます。
 一応、展示されているものもほとんどの画像が載っていますが、むしろ読み物。
 恐竜巨大化のパネルの内容が、読みやすくまとめられています。
 今までの例からでも、一般書店では販売されないでしょうから(自然史博物館のショップやジュンク堂書店なんば店では棚に並ぶかもしれませんが)、恐竜巨大化の謎に興味を持った方にはおすすめです。

 そして、図録では、基本的に一つの展示物には一つの写真ですので、気になった恐竜、気になった骨は写真を撮ることをおすすめ。
 フラッシュや三脚の使用、動画の撮影は禁止されていますが、それ以外は「撮影歓迎」になっています。

■参考外部リンク■
メガ恐竜展2017-巨大化の謎にせまる- 大阪開催【公式サイト】
大阪市立自然史博物館

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天井高くてもちょっと狭そうな恐竜がいた!「メガ恐竜展2017-巨大化の謎にせまる-」〈大阪南港ATCホール〉

 大阪南港のATCホールで夏の間開かれている恐竜博。
 夏のATCホールのmandai presentsとなると、対象がちっちゃな子供。
 今まで何度か恐竜展がありましたが、どちらかと言うとイベントの要素が強く、恐竜の学術的展示を見たい人にはちょっと残念でしたが、今回はちがいます。
 恐竜好きの子供はもちろん、恐竜の学術的展示を見たい人もや楽しめる恐竜博です。
 なぜなら、ベースが幕張メッセで行われた「メが恐竜展2015」で、毎年春に恐竜など古生物展を開催している大阪市立自然史博物館が主催メンバー。
 今回もブロガー招待が行なわれ、運良く当選しました。

 会場は9つのテーマに分けられ、恐竜の巨大化を中心に、生物巨大化の謎が解かれていきます。

メガ恐竜展2017

01 地球には巨大生物がくらしていた

 入るといきなり生きていたときの姿に復元された生体復元の恐竜が出迎えてくれます。
 おなじみのティラノサウルスは羽毛なし。
 最近、羽毛があったかもしれないと言われていたのが、今年やっぱりなかったかもしれないとなったので、ちょうどいいかもしれません。
 それに合わせた展示かどうかはわかりませんが。

ティラノサウルス生体復元

 奥に行くと、恐竜以外の「巨大生物」がたくさん出てきます。
 最大の魚竜とも言われるショニサウルスの頭。
 頭だけでもこんなにもでかい!

ショニサウルス

 天井からは首長竜のタラソメドン。
 頭は恐竜よりも小さいですが、体よりも長い首を持っています。

タラソメドン

 そして恐竜より昔の古生代に生きていた大型節足動物ウミサソリの仲間、ミクソプテルス。
 化石とよく似た格好をした生体復元が展示されています。

ミクソプテルス

 化石から得られる情報はどれも不完全で、そこから生きていた姿を作るのは、ほとんど骨しか見つからない恐竜の場合はほとんどが想像にならざるを得ません。
 そういうものの展示を嫌う人もいますが、等身大の生体復元モデルがたくさんというのは、生きていたときの姿が想像しやすく大歓迎です。

02 地球史上、最も大きな陸上動物「竜脚類」

 化石を中心に竜脚類がたくさん。
 それだけでなく、竜脚類の巨大化の秘密がパネルで展示されています。
 それを読んで、化石で確認できます。

竜脚類

03 竜脚類の起源「三畳紀」

 大きというイメージが強い恐竜ですが、誕生した三畳紀には小さい恐竜も当たり前だったようです。
 奥からプタテオサウルス(頭部)、コエロフィシス、エオラプトル、パンファギア。
 コエロフィシスですら、中型犬くらいの大きさ。
 重さならもっと軽いはず。

コエロフィシス、エオラプトル、パンファギア

04 竜脚類が大繁栄した「ジュラ紀」

 竜脚類が竜脚類らしくなったジュラ紀。
 竜脚類だけでなく、肉食の獣脚類や鳥盤類も展示。
 ディプロドクス、アロサウルス、ステゴサウルスなどの化石でジュラ紀の世界を再現しています。

ディプロドクス、アロサウルス、ステゴサウルス

 恐竜自体だけでなく、うんちの化石も。
 恐竜が巨大化したので、うんちも巨大。
 もちろん、文字通りに石になっていますので、汚くありません。
 そのはずです。
 化石の中には石英のようなものが見え、石になったことがわかります。

恐竜の糞化石

05 世界中に放散、そして絶滅した「白亜紀」

 アルゼンチンにいたアマルガサウルス。
 首から背中の長い骨が特徴です。
 ほかにもいろいろ展示されています。

アマルガサウルス

06 巨大化した獣脚類

 もちろん、最強の肉食恐竜と言われるティラノサウルスの骨格もあります。
 人が少なければ、最初に戻って生体復元と見比べると、おもしろそう。

ティラノサウルスの骨格

07 新生代の巨大動物

 恐竜絶滅後、恐竜に替わって地上で繁栄した哺乳類。
 コウガゾウのような大きな種類も生まれましたが、竜脚類の恐竜ほど巨大化はできませんでした。
 その理由が解説されます。

コウガゾウ

08 大きくなれなかった竜脚類

 信じられないほど巨大な獣脚類ばかりでしたが、エウロパサウルスのように「ちっちゃい」獣脚類もいました。
 なぜ「ちっちゃいのか」も解説されます。
 といっても人間よりずっと大きいですが。

エウロパサウルス

09 巨大化の謎にせまる

 そして、関西初公開の恐竜。
 ヨーロッパ最大の竜脚類トゥリアサウルス登場。
 前半身だけですが、ほんとでかい!
 前にある陸上哺乳類最大級のコウガゾウとくらべても、圧倒的な差。
 そして、どうしてここまででっかくなったかの総まとめ。

トゥリアサウルス

 最後はお約束のグッズコーナー。
 オリジナルグッズもたくさんで、そのほか恐竜グッズもいろいろ。
 子供でなくてもつい買ってしまいそうです。

 と、今年は今までとちがって恐竜の学術的展示を見たい人にとっても見どころ満載。
 博物館とちがい天井が高い見本市会場なので巨大恐竜たちもゆったり。
 一頭をのぞいてですが。

 もちろん、小さい子供にとっても巨大恐竜の化石や生体復元はおもしろいものばかりでしょうし、展示場の外にはいつものように巨大遊具や飲食コーナーもたくさん。
 ゆっくり見て、遊んで、食べて、もう一度見て、と一日楽しめます。
 そして、会場は駅に直結し、屋内駐車場完備、レストランやショップがたくさんのショッピングエリアもあって、外に出ればそこは海が見えるテラス。
 隣にはフェリーが停泊しているときもあります。
 恐竜展を見終わっても、いろいろ楽しむこともできるATCホールのメガ恐竜展2017です。

■参考外部リンク■
メガ恐竜展2017-巨大化の謎にせまる- 大阪開催【公式サイト】
大阪市立自然史博物館

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『恐竜の骨をよむ 古脊椎動物学の世界』犬塚則久 著 講談社学術文庫 刊 この本を読めば恐竜展でつっこめるようになる、かもしれません

 タイトル通り骨(化石)から恐竜が生きていた姿を再現していく本。
 と言っても、特定の恐竜を復元するのではありません。
 復元していくための「骨のよみかた」を教えてくれます。
 まず最初に、博物館の復元骨格の見方が描かれていて、読めば恐竜展でツッコミができるようになるかもしれません。

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 言うまでもなく、恐竜は今はいません。
 地面の下から掘り出される化石から、大昔に存在していたことがわかるだけ。
 警察関係のドラマなどで、被害者の骨から事件の様子などを解き明かし、そこから犯人逮捕につなげていくことがあります。
 それができるのは、本人を含めて多くの生きている人間のことがわかっているから。
 しかし生きている恐竜を見たことがある人は、一人もいません。
 ですからドラマのようにはいきません。

タルボサウルスとティラノサウルスの復元骨格〈福井県立恐竜博物館〉

 今はいない恐竜と言っても、近い仲間の爬虫類や鳥はいます。
 そして体のバランスや力の出し方、筋肉のつき方などは今の動物と共通するところも多いはず。
 ですから今いる動物からわかったことを元にして、恐竜を復活させます。
 そのための古脊椎動物学の教科書として書かれた本です。
 わかるようでちょっと想像しにくい「古脊椎動物学」については、まえがきにこのように書かれています。

古脊椎動物学の真髄は復元結果の見本市ではなくて、脊椎動物の骨学や筋学、歯学、それに比較解剖学、機能形態学、生体力学などを手がかりに恐竜など絶滅動物の真の姿を探る謎解き、推理の面白さにある。

 確かにこの本を読むと、骨だけからでも読み取れる情報が多いことがわかります。
 今まで幾つもの骨格標本を見てきました。
 中には二度と見ることができないものもあったかもしれません。
 もっと早くこの本と出会っていれば、見え方も変わったでしょう。

同じデスモスチルスでも復元でこんなにちがって見えます
〈大阪市立自然史博物館常設展示〉

四肢を広げて泳ぐのが得意そう
指も大型動物らしく立て気味の新しい復元


四肢を真下に伸ばした牛のような格好ですが
指を開いてぺたりとつけるのが違和感を感じる古い復元


著者が絶滅動物の科学的復元をはじめるようになったきっかけが
デスモスチルスなどの束柱類だそうです

 ただ、ちょっと、いやかなり残念なことは、骨の図説が少ないこと。
 巻頭に恐竜の骨の説明がありますが、ほとんどそれだけ。
 ところが、そこに名前が示されていない骨や、哺乳類などの骨の名前ががどんどん出てきます。
 研究者を目指すのなら基礎的な知識は持っているものというのはわかります。
 しかし、講談社学術文庫というシリーズの性質からすると、知識を深めたいけど専門家でない読者も少なくないと思います。
 やはり、もう少し本文に出てくる骨の説明をする図版がある方がいいと思います。
 いや、必要だと思います。

 もちろん、図版が少なくても、恐竜の生きていた姿に興味がある人は、読むべき本の一つなのはまちがいないと思います。

■参考外部リンク■
『恐竜の骨をよむ 古脊椎動物学の世界』(犬塚則久):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部

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「恐竜博2016」ティラノサウルスとスピノサウルスの骨からわかることもたくさんあります!〈大阪文化館・天保山〉

 いよいよ大阪会場の閉会が近づいてきました。
 しかも日本最後の開催地ということで、泳ぐスピノサウルスと出会えるのもあとわずか。
 グッズショップでは海洋堂フィギュアのガチャガチャを4種類コンプリートのセット販売もはじめていました。
 もしかしたら、ほかにもお得なセットがあるかもしれませんが、きっと早い者勝ち! でしょう。

 今までスピノサウルスのことばかりだったのですが、大人気のティラノサウルスもいます。
 カナダで見つかった最大のティラノサウルス「スコッティ」。
 大阪会場ではスピノサウルスと同じ部屋、向き合うように展示されていますので、二大肉食恐竜を見比べる事ができます。

大阪港駅から会場までの幟

 概ね同じ“大きさ”の獣脚類肉食恐竜。
 でも片方は陸上を二足歩行し、恐竜を食べる。
 片方は水中を泳ぎ、魚を食べる。
 同じ獣脚類の恐竜ですが、まったくちがう生活を送っています。
 生活のあり方は、動物の姿を決めます。
 ティラノサウルスとスピノサウルスの復元骨格にも生活のちがいが表れているか、くらべてみました。

 まず全体を見ると、T字型に立っているティラノサウルスと、寝そべったような形のスピノサウルス。
 2つの恐竜の生活のちがいをはっきりと表した姿です。

T字立ちのティラノサウルス「スコッティ」


泳ぐスピノサウルス


 全体の雰囲気は、重量級のティラノサウルスと、ちょっと華奢というかスリムなスピノサウルス。
 ということは、ティラノサウルスよりもスピノサウルスのほうが軽いのでしょうか。
 恐竜は大きな体を支えるため骨に空洞を多くして軽量化していますが、スピノサウルスは例外的に骨がつまっています。
 これは水中での行動時間が長い鳥のペンギンや、哺乳類のカバなどに似た特徴。
 これもスピノサウルスが水中で生活していた証拠の一つ。
 ということは、意外と同じくらいの重さか、もしかしたらスピノサウルスのほうが重いかもしれません。

 獣脚類の体重を支える2本の足(後肢)。
 骨盤から大腿骨(ふともも)にその下の脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ)に指と、足の骨は全体がティラノサウルスのほうが太くて大きい。
 「スコッティ」とちがってスピノサウルスはいろいろな化石の寄せ集めで、足りない部分は近い種類の恐竜の化石を使い、それでも足りないところは予想して作られたもの。
 ですから本当に足が細かったのかと疑ってしまいまそうですが、骨盤と足の骨が一緒に見つかったので、体に対して小さいことがわかっています。

ティラノサウルスの骨盤(左)とスピノサウルスの骨盤(右)
 

 ほかにも人間でいうと足の甲のところにある中足骨(ちゅうそくこつ)。
 獣脚類の恐竜には3本ありますが、ティラノサウルスは3本が一体化し、真ん中だけが細くなっています。
 これは重い体重で二足歩行する恐竜の特徴。
 ところが、スピノサウルスはまとまっていますが、、真ん中はティラノサウルスほど細くはなっていません。

ティラノサウルスの中足骨(左)とスピノサウルスの中足骨(右)
 

 足に対して小さな手(前肢)のティラノサウルスと、足とそれほどかわらない長さのスピノサウルス。
 ティラノサウルスはどう考えても歩くのには使っていたとは思えません。
 それどころか、巨体にこの大きさでは使える用途は限られるでしょう。
 それに対してスピノサウルスは足と手がよく似た大きさなので、水から出たときは四足で歩いていたと考えられます。

ティラノサウルスの手と頭


スピノサウルスの手と頭


 恐竜を最も特徴つける、頭。
 これも圧倒的に大きなティラノサウルス。
 すべての方向に大きく、見るからに頑丈そう。
 スピノサウルスは、長さはそれほど変わらないものの、小さく、特に幅が狭く、先の方へ細くなっていきます。
 口の先まで太いのがティラノサウルス。

 恐竜の頭蓋骨(頭骨)にはいろいろな穴が開いていますが、その一番後ろの穴は顎を動かす筋肉が通る側頭窓(そくとうそう)。
 この穴のおかげで顎を動かす筋肉がたくさんつき、顎を大きく開けられたり噛む力が強くなったりします。
 ティラノサウルスはこの穴が大きいのですが、スピノサウルスはそれほど大きくはありません。
 ティラノサウルスは大きな恐竜の肉を噛み切るため強い力が必要で、スピノサウルスは小さな魚を丸飲みするのでティラノサウルスほど大きい必要はなかったでしょう。

逆B形のティラノサウルスの側頭窓


小さいスピノサウルスの側頭窓


 そしてスピノサウルスの特徴、背中の長い骨。神経棘(しんけいきょく)。
 ティラノサウルスは、特に目立つほど大きくはありません。
 恐竜によっては重い尾が垂れないように支えるため、神経棘を大きくして筋肉をたくさんつけることもあります。
 しかし、人間の身長を超えるような骨をたくさんつけたスピノサウルスは、いくらなんでも全体に筋肉がついていたとは考えられません。
 いろいろな説がありつつも、まだ謎が解けていないところの一つ。

小さいティラノサウルスの神経棘


ものすごく長いスピノサウルスの神経棘


 雌にアピールするためとも言われますが、いくらなんでも大きすぎるでしょう。
 しかもみんな骨。無駄が多すぎるように思います。
 ですから、体温がどんどん逃げていく水中にいるので、太陽の光を受けて体を温めるほうが理にかなっているように思えます。
 しかし骨に血管が通る穴や筋が少ないので否定されています。
 いや、血を温めて全身に送るのなら、血管は骨の中じゃなくて皮膚の表面の方がいいのでは。
 スピノサウルスの時代は、陸上にも神経棘を大きくした恐竜が現れました。
 暖かいと言われる中生代でも寒冷化した時期ですので、体を温めた説は完全な外れ、ではないと思うのですが。

スピノサウルスの近縁のイクチオヴェナトルの神経棘

 わからないこともありますが、骨は生き物の生活の様子を表し、化石からでもわかることは少なくありません。
 ティラノサウルスとスピノサウルスの骨を比べてみると、まったくちがう生活をしていたことがよくわかります。

 ただ、ちょっと気をつけなければならないこともあります。
 展示されているのは化石の復元骨格。
 もちろん、専門家が復元したのですから、ちゃんとした理由があってのこと。
 しかし専門家とはいえ、生きている恐竜を見たことがありませんので、100%真実の姿というわけにはいきません。
 その証拠に、私たちが知っている恐竜の姿は、常に変わり続けています。
 たとえば尻尾を浮かせてT字型に立つティラノサウルスの姿も、昔は尻尾を引きずった「ゴジラ立ち」でした。
 そのティラノサウルスも今では羽毛が生えてることもあります。

恐竜博2016では羽毛なし復元図

 最新の研究成果による復元ですが、恐竜博2016のびっくりするようなスピノサウルスも、数年後にはもっとびっくりする姿に変わっているかもしれません。
 その時にはきっと「恐竜博20XX」があるでしょう。

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「恐竜博2016」最大の肉食恐竜スピノサウルスの真の姿がそこにある?!〈大阪文化館・天保山〉

 やっと大阪にやって来ました。
 3月から6月まで東京の国立科学博物館、通称「科博」で行われた恐竜展。
 会場は大阪文化館・天保山。
 旧サントリーミュージアム。
 海遊館の向かい。
 ということで、会場の外にも人がいっぱい。
 と思ったら、ポケモンしている人ばかりでした。

海遊館と橋でつながってる大阪文化館・天保山

 科博ではじまった「恐竜博2016」は企画も科博のようです。
 「恐竜博」+「年号」というあまりにもシンプル過ぎてちょっと残念なタイトルは、科博の定番。
 ともあれ、タイトルにあるように2016年に間に合ってよかった。
 開催は2017年までですが。

 展示は7つのキーワードで分けられています。
 1起源 2植物食 3水中進出 4赤ちゃん 5飛翔 6恒温 7鳴き声
 恐竜研究の最前線という感じで、各テーマに共通するものは、恐竜しかありません。
 日本初公開など貴重なものがいくつもありますが、内容が深まる前に次のテーマへ。
 もうちょっと突っ込んだ展示を見たくなります。
 たとえば羽毛ではなくコウモリのように膜で飛ぶ恐竜のイー。

コウモリのような膜で滑空したと思われる恐竜のイー

 動物が羽じゃなくて膜で飛ぶ。
 すごく意外のように感じますが、実は空を自由に飛ぶことができる動物の内、羽毛の翼で飛ぶのは鳥(と鳥に近い恐竜)のみ。
 それ以外はすべて膜で飛びます。昆虫も含めて。
 また、イー以外にも膜で空を飛んだ爬虫類はいました。
 図録には書かれていますが、そういう点も含めて展示されていなかったのは残念。

 そんな中で、一番の見どころは最大の肉食獣脚類恐竜のスピノサウルス。
 これは、すごい!
 ほんと、すごい!
 ちょっと感じた残念さも、スピノサウルスの迫力ある全身復元骨格を見れば、一瞬で吹っ飛んでしまいます。

泳ぐスピノサウルス!

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 ティラノサウルスを超える最大の肉食恐竜と言われ、映画『ジュラシックパークIII』に出たこともあって知名度も高いというのに、謎が多く、全身の復元が見られる機会がなかなかありません。
 それが、あります。
 しかも最新の情報による復元で。

 スピノサウルス(推定全長15m)というと、インドガビアルのような細長い口で、ティラノサウルス(推定全長12m)よりも大きいと言いつつ、食べるのは魚。
 そして背中に何に使われたのかはよくわからない大きなヒレのようなものがあります。
 歩く大きな口というわかりやすい肉食恐竜のティラノサウルスと違い、見た目も繊細で謎が多いのがスピノサウルスの魅力かもしれません。

ティラノより小さい頭のスピノサウルス

 今回展示されている復元は、恐竜図鑑などで、見るスピノサウルスとちがいます。
 多くの恐竜が軽量化のため骨の密度が低いのに対し、スピノサウルスは骨密度が高くなっています。
 これは水中に住むようになった四肢動物に見られる傾向で、もともと水辺に住むと思われていたスピノサウルスですが、水中を主な活動の場所にしていたと考えられるようになりました。
 それどころか、前肢(前足)よりも後肢(後足)のほうが小さく、前肢を使った四足歩行をしていたという、二足歩行が当たり前の獣脚類では考えられないような姿になりました。
 水中での活動に適応して後脚が退化してしまったというのです。
 ですから、会場では水中を泳ぐ姿に復元されています。
 決して天井が低いための苦肉の策、ではないはずです。

さすがのティラノサウルス「スコッティ」もちょっと影が薄い?

 足よりも大きな手をもち、足ひれで水中を泳ぐスピノサウルス。
 いろいろな意味で、すごい!
 ただ、それはそれで腑に落ちないところもあるのですが、それは次の機会に。

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特別展「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」で でっかいティラノサウルスを見上げる![大阪市立自然史博物館]


 大阪市の南部にある長居公園内の大阪市立自然史博物館で開催れている特別展。

 「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス-知られざる大陸ララミディアでの攻防-」。

 タイトルにあるようにトリケラトプの恐竜展です。



桜をバックに特別展恒例の幟
桜をバックに特別展恒例の幟




 名前の通り、入り口ででっかいトリケラトプスの頭が迎えてくれます。

 そして数多くのトリケラトプスのご先祖様と親戚たちが、これでもか! これでもか! と並んでいます。

 大きな頭に大きな角。

 重戦車のような強そうなトリケラトプスは圧巻。



ずらっと並んだトリケラトプスの親戚たち
ずらっと並んだトリケラトプスの親戚たち




 それでも恐竜展と言ったら忘れてはならないのが、肉食の恐竜。

 もちろん、います。

 まずはヴェロキラプトル。

 白亜紀後期のカンパニアンの今のモンゴルのあたり出身の獣脚類ドロマエオサウルス科の恐竜。

 ちょうどララミディア大陸でケラトプシア類が多様化していった頃です。

 アジアに残ったケラトプシア類(トリケラトプスの仲間)のプロトケラトプスと戦った状態で化石になったと言われる「格闘化石」で有名です。

 ただ、今回はありません。

 残念。



意外と小さいヴェロキラプトル
意外と小さいヴェロキラプトル




 しかしヴェロキラプトルはかっこいいですが、ちょっと小さい。

 映画「ジュラシックパーク」シリーズでは人間よりも大きかったのですが、実際は中型犬くらいの大きさ。

 もっと大きな肉食恐竜が見たくなります。

 と思っていると出てくるのがテラトフォネウス。

 知名度は落ちてしまいますが、ティラノサウルス科の獣脚類恐竜。



プチT-Rexって感じのテラトフォネウス
プチT-Rexって感じのテラトフォネウス




 ヴェロキラプトルと同じ白亜紀後期のカンパニアン出身ですが、こちらはケラトプシア類が大きくなっていったララミディア大陸にいました。

 巨大化していったケラトプシア類に合わせてかヴェロキラプトルよりも大きいですが、せいぜいポニーか牛くらいの大きさ。

 当時のケラトプシア類にはもうかなわなかったかもしれません。



 そして後半に登場するのがトリケラトプス本人。

 でっかい!

 ヴェロキラプトルはもちろんのこと、テラトフォネウスでも勝てそうにありません。



人とくらべたらよくわかるでっかいトリケラトプス
人とくらべたらよくわかるでっかいトリケラトプス




 そして、その奥にでっかいのがそびえ立っています!

 そう。

 ティラノサウルス。

 説明の必要がないほど有名な最大級の肉食恐竜。

 恐竜と言ったらティラノサウルス!という人ばかりじゃないかなと思うくらい人気があります。

 しかしここはトリケラトプス展。

 人気のあるティラノサウルスでお客を呼ぼうというのでしょうか?



トリケラトプスを見ているティラノサウルス
トリケラトプスを見ているティラノサウルス




 いえいえそうではありません、と勝手に言ってしまいましょう。

 なぜなら、ティラノサウルスは、白亜紀後期マーストリヒチアンのララミディア大陸出身。
 トリケラトプスと同じです。

 トリケラトプスの化石からティラノサウルスの歯の跡が見つかっていますので、「食べられる-食べる」の関係にあったようです。

 そう、トリケラトプスと並べても違和感がない、いや、並べる意味がある肉食恐竜なのです。

 そしてトリケラトプスに引けを取らない大きさ!



 トリケラトプスのように360°から見ることができる、というわけにはいきませんが、かなりの向きから見ることができます。

 そして、なんと、下から見上げることもできるのです!

 トリケラトプスだけでなくティラのサウルスの見せ方にも凝っています。



でっかいティラノサウルスを見上げる!
でっかいティラノサウルスを見上げる!




 ということで、ティラノサウルスが好きな人にもおすすめできる「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」。

 特に、ティラノサウルスの下にある、化石に残された傷から推測したティラのサウルの「トリケラトプスを食べるときのお食事マナー」はおすすめ!

 なんかいかにも的な力技のお食事マナーがCGで描かれています。

 動画でないのが残念!



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タグ: 恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプスティラノサウルスヴェロキラプトルテラトフォネウス大阪市立自然史博物館裸子植物白亜紀Ceratopsia

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genre : 学問・文化・芸術

「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」でケラトプスだらけっ![大阪市立自然史博物館 特別展]


内覧会当日は「予告」つきだった長居公園南西入口の案内板
内覧会当日は「予告」つきだった長居公園南西入口の案内板



 大阪市立自然史博物館で「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」がはじまりました。

 サブタイトルは「知られざる大陸ララミディアでの攻防」。

 「ララミディア」は今の北アメリカのロッキー山脈から西側部分のこと。

 恐竜の中でもトップクラスの人気を誇るトリケラトプス。

 そのトリケラトプスがいた中生代白亜紀後期にはこの部分が細長い大陸になっていました。

 当時の北アメリカは、浅い海で隔てられたアパラチア大陸との2つに分かれていたのです。



中生代白亜紀後期の北アメリカ大陸(展示パネル)
中生代白亜紀後期の北アメリカ大陸(展示パネル)




 その細長いララミディア大陸で大繁栄したのがトリケラトプスの仲間たち。
 アジアから渡ってきたと考えられています。

 トリケラトプスの仲間は「角竜(つのりゅう)」とよく言われますが、ここでは「ケラトプシア類」という名前で統一されています。

 ケラトプシア類は角があり頭の後ろに「フリル」を持つのが特徴。

 種によって角の数や大きさやフリルの形が変わるので、ちがいがわかりやすい恐竜になります。

 そのケラトプシア類を、登場から多様化(恐竜戦国時代)、そして最終形態のトリケラトプスにまとまっていく様子が展示の中心です。



 今回の面白いところは、入ってすぐに植物化石の展示があること。

 普通、恐竜展での植物化石は無いか後半に申し訳程度に展示されてるくらいですが、ここでは前半と後半の2箇所に展示されています。

 特に後半はトリケラトプスと同じ時代に同じ場所に生えていた植物。

 実際にトリケラトプスが食べていた植物かもしれません。



白亜紀初期の裸子植物クラッソストローブスの雄性球果
白亜紀初期の裸子植物クラッソストローブスの雄性球果
オシベのかたまりです。
日本に生えていたものなのでトリケラトプスのご先祖様が食べていたかもしれません。



 ケラトプシア類で最大の頭の飾りを持つカスモサウルスの頭部成体復元や全身骨格をすぎると、7つのケラトプシア類の頭が迎えてくれます。

 あまり実用的には見えないけどキャラ立ちはしっかりしているものもあれば、実用的に見えるシンプルなものまでいろいろ。

 まるで戦国武将の兜の立物(たてもの)のよう。

 確かに恐竜戦国時代です。

 7つ並んだ「兜」からお気に入りのケラトプシア類を見つけてみるものおもしろいかも。

 どうせなら、人気投票やって「将軍恐竜」を決めてもおもしろそう。



恐竜戦国時代ケラトプシア七雄?
恐竜戦国時代ケラトプシア七雄?
※画像スライドできます ⇒⇒


 ただ「戦国時代」といいますが、互いに闘いながら領土拡大をしていたわけではありません。

 ケラトプシア類が激しく入れ替わった理由は気候の変動で植物の種類が変わったためとも言われていますが、まだはっきりとわかっていないようです。



 戦国時代の次は、トリケラトプスの全身復元骨格が真ん中に展示されています。

 順路に沿ってまわると360°からみることができるうれしい展示です。



ど~んと立ってるトリケラトプスの全身復元骨格
ど~んと立ってるトリケラトプスの全身復元骨格




 フリルのデザインがインフレーションを起こして収集がつかなくなるかと思われたところで現れたケラトプシア類がトリケラトプス。

 最後に現れたとは思えないほどシンプルな角と飾りのトリケラトプスは、ララミディア大陸全域とはいかないまでも結構広い範囲に広がったようです。

 そして、当然草食のトリケラトプスを食べる肉食の恐竜もいたわけです。

 それは、ティラノサウルス。

 全身の復元骨格が展示されています。



 もちろんトリケラトプスと深い関係があります。

 なんとトリケラトプスの化石からティラノサウルスの歯型が見つかっています。

 そう、本当にトリケラトプスを食べていたのです!

 歯型から推測されたトリケラトプスの食べ方をCG画像で再現したパネルもあります!



こちらもほぼ全周から見ることができるティラノサウルス
こちらもほぼ全周から見ることができるティラノサウルス




 展示されている恐竜の種類は決して多くありませんが、ケラトプシア類にしぼっていろいろな角度からとらえた展示。

 本体はもちろん食べ物から解剖図など、まるで今生きている動物のようです。

 恐竜展というとどうしても「恐竜」という造形を中心に展示が作られることが多いように思いますが、今回は「生きている恐竜」を感じます。



 そして忘れてならないのは特別展のガイドブック。

 展示物の資料になると同時に、展示パネルで書ききれなかったと思えるコラムなどいろいろ盛りだくさん。

 単なる展示カタログじゃなくて、これもひとつの恐竜本。

 ミュージアムショップで通販されると思います。



 そしてIWO(いきもの は おもしろい!)が勝手に決めた「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」シークレットアイティム。

 ララミディア戦国記。



ララミディア戦国記はどこにあるのでしょうか?!
ララミディア戦国記はどこにあるのでしょうか?!
背景はぼかしています。




 さあ、どこにあるでしょう。

 見つければいいことがある、かも?



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