夏のツマグロヒョウモンはむっちゃ早い!
実は今年の夏にも彼は、いや彼女はやってきました。
名前は、ツマグロヒョウモン。
蝶です。
ツマグロヒョウモンの幼虫が食べるのは、スミレ。
ということで、鉢植えのスミレに卵を産みに来るのです。
言うまでもなく、イモムシは食欲旺盛。
たくさん卵を産まれてはスミレが足りません。
彼女が去ってからあわてて鉢を網で覆いました。
もう産み付けられたものは仕方ありません。

卵が産み付けられたのは7月半ば。

そして5日後には1齢幼虫が。

さらに2週間後にはサナギに。

去年の初夏は1ヶ月かかっていたのが、半分以下。
産卵されたときには鉢を見て、幼虫がいないことを確認したのですが、見逃していたのでしょうか。
しかし、このあと10日ほどの間に次々と蛹になっていったので、やはり夏の成長は早いようです。
幼虫の成長は早くても蛹から成虫になるのは早くても1週間。
成虫の体を作る時間は初夏とかわらないようです。

さて、雄雌の割合です。
羽化 | ♀ | ♂ |
---|---|---|
1日目 | 1 | 0 |
2日目 | 1 | 2 |
3日目 | 0 | 2 |
4日目 | 1 | 2 |
6日目 | 1 | 0 |
8日目 | 1 | 0 |
9日目 | 1 | 0 |
14日目 | 1 | 0 |
合計 | 7 | 6 |
最後の14日目を除いてほぼ毎日羽化しています。
そしてメスはほぼ1匹ずつ。
オスははじめのころの続けて6匹以外は羽化していません。
何か意味がありそうですが、想像はつきません。
また、オスをメスがほぼ同じ数。
今年の春は2:1でメスがオスの倍。
去年の初夏は1:3でメスはオスの3分の1。
ツマグロヒョウモンの性別がいつ決まるのかはわかりませんが、このばらつきは意味があるのか、それともないのか。
関係ないような気がします。
なんとなく。


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