【 ツブダイダイゴケ】

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コンクリートの汚れではありません 粒橙木毛

 地衣類を見つけました。

 地衣類は不思議な生き物で、簡単に言うと、菌類と藻類が一緒になったもの。
 菌類が家を作り、そこに住み着いた藻類が光合成してつくった栄養を家賃のように菌類に渡して一緒に生活しています。
 分類では形を作っている菌類で分けられます。

痂状地衣類

 このオレンジ色の地衣類はたぶんツブダイダイゴケ。

Caloplaca flavovirescens

 よくコンクリートの上がオレンジ色のしみのように汚れてみることがあります。
 それは、たぶん、ツブダイダイゴケ。

粒橙木毛

 もしかしたら一番身近で、一番目にする地衣類かもしれません。

ツブダイダイゴケ

ツブダイダイゴケ
粒橙木毛
Caloplaca flavovirescens
菌界 子嚢菌門 チャワンタケ亜門 チャシブゴケ菌綱 チャシブゴケ目 チャシブゴケ科 ダイダイゴケ属
痂状地衣類

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コンクリートの上の橙色の地衣類は、いったいなんて呼んだらいいんだ?

 コンクリートの上がオレンジ色に染まっています。


 地衣類。
 菌類と藻類が共生したちょっと変わった生き物。

 コンクリートがあるところなら、けっこうどこでも見かけるような、ありふれた種類です。
 ところが、名前を調べてみようとすると、なんかややこしい。

ツブダイダイゴケ

 ネットで探すと簡単に「ツブダイダイゴケ」が見つかります。
 ところが、コケと地衣類を一つにまとめた図鑑ではダイダイゴケ属の「カロプラーカ・フラボヴィレスケンス」とあります。
 これは学名の「Caloplaca flavovirescens」をカタカナにしたもののようです。
 また、別の地衣類の図鑑で「ツブダイダイゴケ」は希少種で近畿では報告がなかったとありました。

カロプラーカ・フラボヴィレスケンス

 ネットの場合、専門家と思える方のページでない場合、どこかの適当なページの孫引き曾孫引きで、元をたどれはたった一つということもあります。
 複数のページで書かれているからと言ってにわかに信じることはできません。
 ここは、2冊の本を参考にしましょう。

 ダイダイゴケの仲間のカロプラーカ・フラボヴィレスケンス、かもしれない。

2019年11月26日追記
 この地衣類は、コウロコダイダイゴケ Squamulea aff. subsolutaではないかという指摘がありました。
 ちょっと時間がかかるかもしれませんが、確認して追記します。
 ということで、現時点では、「ダイダイゴケの仲間にちがいない」と言う感じです。

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古い写真の中からみつけたいきもの 花崗岩に擬態? ハエトリグモ

 ツブダイダイゴケと思える地衣類が映っているだけの写真がありました。
 でも、肝心の地衣類が微妙に中央からずれています。
 地衣類でないものを写そうとしているように。
 去年の3月。
 その時のことはもう何も覚えていません。

この記事にはの画像があります。



 画像を拡大してみると。


 いました!
 クモです。
 灰色と白の毛に覆われ、それが花崗岩(かこうがん)のうえでカモフラージュになっていたのです。

 頭が角丸の四角、8本の脚が長くもなく短くもないバランスのとれた長さ。
 ハエトリグモのようです。


 さっそく調べてみました。
 最もよく似ているのはシラホシコゲチャハエトリ。
 全体が灰色と白の毛に覆われ、脚の節には黒い線が入るところは模様パターンのひとつとそっくり。
 しかし、画像のクモの目立つ特徴、腹部の黒い長方形がありません。
 そのようなシラホシコゲチャハエトリは画像検索しても見つかりません。


 この黒いところはよく見るとまったく毛が生えていません。
 他のところは毛に覆われているのに。
 もしかしたら、病気かなにかの理由で毛がとれた、または元から生えなかったのでしょうか。
 それなら納得できますが。

 謎です。

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