「山菜」とは
「山菜」という言葉はよく使いますが、一体なにをさすのでしょうか?
事典辞書の類に書かれていることを総合すると、山や野原に自生している植物のうち、食用にされるもののこと、のようです。
念のために農林水産省のホームページ確認してみましょう。
残念ながら農林水産省でも林野庁でも「山菜」の定義を見つけることができなかったのですが、「山菜」という言葉はふつうに使われていましたので、国語的な定義でいいのでしょう。
「山菜」は、「山や野原に自生している食用にされる植物」のことでいいのでしょう。
「植物」ですので、キノコは含まないようです。
菌類ですから。

ポピュラーな山菜のツクシ
野菜と山菜
でも、そうなるとタラの芽やフキノトウなどスーパーなどで売っている栽培されているものは「山菜」でしょうか、「野菜」でしょうか。
見た目も変わらない同じ植物を栽培と自生で分けるのは書くほうも読むほうもややこしそうですし、それほど区別する意味はなさそうです。
このブログでは基本的に「山菜」として扱われているものは山菜ということにします。
もともと野生の植物が消費に対応するために栽培されるようになったものも山菜として扱います。
ポイントは、野生種そのものか極めて近い、ということです。
野菜は字を見ているといかにも野性っぽい感じがしますが、実は野生種から遠いどころか、多くは野生種がどれかわからないほど人間が変化させたものです。

ポピュラーな山菜のフキノトウ
ご注意を!
意外と探してみるとそこらへんに生えている雑草のなかにも山菜が多いことに気づきます。
しかし実は私たちの周りには自生しているものだけでなく植樹されているもや園芸用に栽培されているものも含めて有毒のものが結構あります。
自生しているものを食べるときには、山菜と有毒の植物をまちがえないように注意をしましょう。
また、自然のままのように見える場所でも誰か所有者がいます。
勝手に進入し、勝手に生えている植物を持ち帰ることは犯罪になることもありますので、ご注意ください。
そのほか、山菜取りのマナーを大切に。
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山菜
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フキノトウ
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