【 タマゴ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

里山で足下にころがっていたのは何のタマゴ?

 ネタの宝庫の錦織公園。
 ある日のこと。
 遊歩道へ上がろうと階段を登っていると、卵が足下に。
 ニワトリの卵と同じ形なので、鳥の卵。
 大きさはニワトリもちょっと小さく、ヒヨドリよりもずっと大きい。


 キーウィのような例外もありますが、だいたい鳥の体の大きさと卵の大きさは比例します。
 ということで、この卵はヒヨドリよりもずっと大きい鳥。
 たとえば、カラス?
 カラスの卵は薄緑色に茶色っぽい斑模様に大きさは5センチほど。
 まったくちがいます。


 ハト?
 大きさは4センチほどでだいたい同じですが、色は白。
 ちがいます。
 繁殖する可能性のある鳥で、そんな大きさの鳥が錦織公園にはほかにいるのでしょうか。

 いました!
 コジュケイ。
 中国原産のキジの仲間で、ペットとして持ち込まれたものが野生化した鳥。
 すでに錦織公園で目撃済み。
 大きさと色や模様も繁殖期も一致。


 コジュケイは藪の中に巣をつくり卵を産みます。
 この卵は巣から転げ出たようです。
 ひっくり返すとヒビが入っていて、中身が染み出しています。
 もうだめでしょう。


 野生動物が生き残っていくためある意味最も重要な要素。
 運。
 このコジュケイはなかったようです。

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タグ: コジュケイタマゴ錦織公園の鳥鳥の卵

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特別展「たまごとたね」でタマゴとタネのちがいは?!〈大阪市立自然史博物館〉

 大阪市立自然史博物館の特別展「たまごとたね」。
 記事は3回めになりますが、実は、とても大切なことをまだ書いていません。
 この特別展の根幹になるものなのに。
 それは、「タマゴ」と「タネ」について。

◆「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」の記事をまとめてみる
 【知っているのに知らないタマゴとタネがいっぱい!】
 【鳥の卵がものすご~くいっぱい!】


台風の雨で濡れてる恒例の幟

 そんなこと、常識の範囲。
 言わなくてもわかるでしょう。
 と「常識」で済ませてしまうと、そこで考えることがストップ。
 科学ではありません。
 ここは自然科学の博物館。
 会場ではちゃんと定義されています。

 生物学の世界では「タマゴ」や「タネ」のことは「卵(らん)」といいます。
 今回の「たまごとたね」展では、動物のもので、メスの体の外に産み落とされた卵(らん)。
 そして保護などの目的で卵(らん)についている殻とか様々なものも含めて「タマゴ」。


砂で固めた?ツメタガイ(巻き貝)のタマゴ

 種子植物の卵は「種子(しゅし)」といいます。
 種子は動くことができな種子植物が移動することができる貴重な時期。
 そのために種子には殻や羽などいろいろなものが付いていますが、それらを含めて「タネ」。


羽が生えたフタバガキのタネ

 ということで、動物の多くはタマゴを持ちますが、植物でタネを持つのは種子植物の裸子植物と被子植物だけ。
 シダやコケはタネをつくりません。
 ということは、タマゴとタネを比べるのは、多様性という点ではタネにちょっとハンデがあるように感じます。
 そもそも動物は先カンブリア紀後期に登場。
 おそらく5億年くらい前のカンブリア紀にはすでにタマゴは存在していたでしょう。


会場で最も古いタマゴ
恐竜メガロウーリサス類 白亜紀後期(約7200~6600万年前)

 タネができる種子植物が登場したと思われるのは、デボン紀後期ころといわれ、3億年くらい前。
 動物から2億年ほど遅れています。
 このように、「タマゴ」と「タネ」は似ているようで、意外とちがいます。


会場で最も古いタネ
シダ種子類トリゴノカルパス 石炭紀前期(約3億4000万年前)

 でも、会場にあるタマゴとタネの解説パネルをよく見てみると、共通点も。
 タマゴもタネも成長していく小さな部分と、そのための栄養をためている大きな部分があります。


タマゴ解説パネル


タネ解説パネル

 どちらも生まれて(芽が出て)すぐ自分で栄養を取り込んだり作ったりでませんから、しばらくの間の栄養は用意しておかなければなりません。
 似ていて当然のような気がします。
 動物と植物は門よりも更に上の界のレベルで違う生き物。
 しかも植物がタネを持つようになったのは、登場して1億年くらいたってから。

 ということは、タマゴとタネの似ているところはたまたま似た平行進化?
 それとも目的が似ていたので構造も似てしまった収斂進化?
 現れた順から考えると、タマゴが先で、タネは後。
 ということは、タネは植物のタマゴ?

 会場にたくさんあるタマゴとタネを見ていると、タマゴが先かタネが先かなんて気にならないほど、おもしろいことがいっぱいです!

タグ♦ たまごとたね -いのちのはじまりと不思議- 大阪市立自然史博物館
■参考外部リンク■
第46回特別展 たまごとたね -いのちのはじまりとふしぎ-|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: たまごとたね大阪市立自然史博物館タマゴタネツメタガイフタバガキメガロウーリサス類トリゴノカルパス46th-tamagototane

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genre : 学問・文化・芸術

特別展「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」は鳥の卵がものすご~くいっぱい!〈大阪市立自然史博物館〉

 新しい生命のはじまりとなるタマゴとタネをくらべてみようという企画です。
 もちろん、展示はタマゴとタネが中心。
 そのなかで目をひくのが、鳥のタマゴ。
 剥製や巣の標本と一緒に並べられています。
 形はほとんどがタマゴ型ですが、大きさや模様には色々なバリエーションがあります。

◆「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」の記事をまとめてみる
 【知っているのに知らないタマゴとタネがいっぱい!】


会場までまだまだあるぞ!

 タマゴを見比べてみると、白などの模様のないタマゴと、模様があるタマゴに分けられます。
 タマゴの特徴は、動かないことと栄養豊富なこと。
 つまり、お腹がすいている生き物に狙われる、ということ。
 それで、まわりのものに紛れるように模様がついている、つまり保護色や擬態というわけです。
 石や土の上、枝の上など上から見えるタマゴは、模様がついているのです。
 会場では巣が作られる場所も再現されています。


河原などの礫地に巣をつくるイカルチドリのタマゴは模様付き


砂浜などに巣をつくるコアジサシのタマゴは模様付き


河原などの砂地に巣をつくるシロチドリのタマゴは河原迷彩

 ということは、模様のないタマゴは見えない所、たとえば洞窟とか穴の中に巣がある鳥のタマゴということになります。
 木の上に巣をつくるハトのタマゴも白いのですが、一日中親鳥が温めているのでタマゴが見えないからだとか。


山の森のなかに巣をつくるヤマドリのタマゴは白


常に親が卵を温めてるキジバトのタマゴは白


土手に穴を掘って巣をつくるカワセミもヤマセミもタマゴは白

 タマゴの特徴は、展示によると、自由に動き回れる動物が自由に動き回れない時。
 もちろん、動物の多様性は植物以上で、一部の海洋生物などは、タマゴの状態で世界周遊をしたりしますが、身近な動物のタマゴは、普通動きません。
 つまり、動物が最も弱い状態がタマゴ、とも言えます。
 それをいかに守るか。
 鳥たちの戦術の一端がタマゴと巣から見えてきます。

タグ♦ たまごとたね -いのちのはじまりと不思議- 大阪市立自然史博物館

■参考外部リンク■
第46回特別展 たまごとたね -いのちのはじまりとふしぎ-|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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theme : 博物学・自然・生き物
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特別展「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」は知っているのに知らないタマゴとタネがいっぱい!〈大阪市立自然史博物館〉

 大阪市立自然史博物館の夏の特別展「たまごとたね -いのちのはじまりと不思議-」がはじまりました。

 多くの動植物の「はじまり」になるタマゴとタネを比べています。

 動きまわることができる動物と、動くことができない植物。

 昔からちがう生き物と考えられてきました。

 でも、そのはじまりのタマゴとタネは、なんとなく似ているような気もします。

 果たして、タマゴとタネは似ているのでしょうか。


内覧会だったので「予告」付きの看板

 まず、入り口にとんでもなく大きな葉。

 人間よりも、ずっとずっと大きい葉。

 タネの特別展なのに、一番目立つところに葉?

 これは世界一大きなタネと言われるフタゴヤシの葉。

 長さ60センチ、重さ20キロにもなる大きなタネ。

 もちろん、たったひとつのタネの大きさです。

 葉が大きいのも納得できます。


でかい!フタゴヤシの葉

 動物や植物の展示は決して珍しくはありませんが、タマゴやタネがこんなに並ぶことは、そうあることではないでしょう。

 珍しい生き物はもちろん、身近な生き物でもタマゴやタネを目にする機会は意外となかったりします。

 そんな身近な生き物、野鳥のタマゴが本当にたくさん並んでいます。

 コチドリにコアジサシ、オオタカやトビびやハチクマのようなあまり身近にいない鳥から、メジロにキジバトにハシボソガラスのような身近な鳥まで。

 毎日のように見かける鳥でも、タマゴは見たことがなかったります。

 こんなで形こんな模様だったのです!


鳥はよく見てもタマゴははじめてのカラス

 珍しいタネだってあります。

 先が曲がった太いトゲが何本も飛び出た武器のようなタネ。

 大きさは10センチほど。

 その名も「ライオンゴロシ」。

 体にひっついた実をとろうとくわえたら最後、口に刺さって取れなくなり、エサが食べられなくなったライオンついには餓死してしまう。

 という伝説を持つ世界最大級のひっつき虫。

 たしかに伝説を真実と思わせるほど、ひっつき虫の限界を超えた大きさと形をしています。


確かにライオンを殺しそうな凶悪な実

 標本だけでなく、生きている状態の生体展示もあります。

 タマゴとタネ展らしくニホンイシガメ、クサガメ、ニホンヤモリのタマゴの生体展示?

 会期中に孵化するのでしょうか。


親つき?のニホンヤモリのタマゴ

 そして大きさ対決。

 最大のタマゴはダチョウ。

 最大のタネは入り口にもあったフタゴヤシ。

 並べてみると圧倒的な差でフタゴヤシの勝ち!

 なにしろ、葉1枚がダチョウよりずっと大きいのですから、しかたありません。

左のケースで一番大きいのがダチョウのタマゴ
右のケースで一番大きいのがフタゴヤシのタネ
※画像スライドできます ⇒⇒

 それなら、タマゴを産む最大の生き物、恐竜はどうでしょう。

 ちょっと離れたところに恐竜のタマゴがあります。

 全長30メートルに達することもある、恐竜の中でも最大級のティタノサウルス類のものと思われるタマゴの化石です。

 それならタマゴが勝てるかも?

 と思ったのですが、実は、恐竜は小さく生んで大きく育てる型の生き物。

 ティタノサウスル類の場合、タマゴから大人になると重さでなんと1750倍になるのです!

 人間にたとえると、3000グラムの赤ちゃんが、大人になったら50トンになるということ。

 50トンというと、自然史博物館入口にいるナガスクジラのナガスケが生きていた時より重いのです!

 やっぱりタマゴはタネに勝てないのでしょうか。

 9月には最大のタマゴと言われる絶滅鳥類のエピオルニスのタマゴがやってくるそうなので、タネに一矢報いることができるかもしれません?!


体の割に意外と小さい恐竜のタマゴ

 と、いろいろなありとあらゆるタマゴとタネが集められています。

 体の半分くらいありそうなキウイのタマゴと剥製。

 哺乳類なのにタマゴを産むカモノハシのタマゴと剥製。

 そして、身近な食べ物なのにおそらく見たことがある人はほとどいないじゃないかなと思うパイナップルのタネ。

 本当に、紹介しきれないほどたくさんのタマゴとタネが展示されています。


今度食べるときは確認しようと思うパイナップルのタネ

 見たことも聞いたこともないめずらしいタマゴとタネから、よく知っている生き物のタマゴとタネまで。

 初めて見るタマゴとタネばかりでした。

 タマゴとタネは大きな役割と見た目はなんとなく似ているように思いますが、やっぱり動物と植物ほどの隔たりがるように感じました。

 実際どうなのかは、ぜひ博物館で確認して下さい。

タグ♦ 大阪市立自然史博物館

■参考外部リンク■
第46回特別展 たまごとたね 〜いのちのはじまりとふしぎ〜|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: たまごとたね大阪市立自然史博物館タマゴタネフタゴヤシカラスライオンゴロシニホンヤモリパイナップル46th-tamagototane

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