【 タニギキョウ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

春に咲く小さな小さな白いキキョウ 谷桔梗(牧野富太郎さん)

 梅雨入り直前の大阪の低山。
 まだまだいろいろな花が咲いています。

 小さな白い花。
 タニギキョウ。

Peracarpa carnosa var. circaeoides

 秋の七草のキキョウ(桔梗)と同じキキョウ科ですが、花は小さく、高さも数センチほどなので気付かれにくいかもしれません。
 名前は谷桔梗ですが、谷ではあまり見かけないように思います。

谷桔梗

 学名はPeracarpa carnosa (Wall.) Hook. fil. et Thomon
var. circaeoides (Fr. Schm.) Makino。

 やたらとアルファベットが並んでややこしいですが、命名者・変更者の名前をはずすと、Peracarpa carnosa var. circaeoides
 Peracarpa carnosaという植物の変種(var.)がタニギキョウ(circaeoides)です。

タニギキョウ

 そしてタニギキョウを命名した人がフリードリッヒ・カール・シュミット(Fr. Schm.,F.Schmidt)さんで、その分類を変更したのがMakinoさん。
 朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんです。
 牧野さんが見つけて命名したのではありませんが、こんな身近な植物の学名にも名前が残っています。
 本当にすごい人です。

タニギキョウ
谷桔梗
Peracarpa carnosa (Wall.) Hook. fil. et Thomon var. circaeoides (Fr. Schm.) Makino
キキョウ目 キキョウ科 タニギキョウ属 種carnosa 変種タニギキョウ
多年草

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タグ: タニギキョウ白い花初夏の花

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金剛山で出会った小さな小さな白い桔梗 谷桔梗

 晩春の金剛山の花の一つ、タニギキョウ。
 漢字では「谷桔梗」。
 山の湿り気の多いところに生える小さなキキョウの仲間。


 白くて小さい5枚の花びらは、キキョウというよりハコベ。
 でもよく見てみると、花びらは根本でつながっている合弁花。
 たしかにキキョウの仲間。


 近くで見ると、ほんの少しだけ紫がかっているように感じます。
 タニギキョウはとても小さい草。
 見落としてしまいそうなほど。
 踏まれないか心配です。

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タグ: タニギキョウ白い花春の花金剛山の花

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梅雨の金剛山 文殊尾道のギンリョウソウとちっちゃな花たち


 ギンリョウソウを見に行った金剛山の千早本道。

 下りも同じ道ではもったいない。
 どの道にと思っていると、金剛山へ行く時よく参考にしている気まぐれ写遊人さんのブログ「金剛山を歩く」文殊尾根(もんじゅおね)でギンリョウソウが咲いていたとあったので、下りは文殊尾道に決定。



 文殊尾根の面白いところは、植林された針葉樹林と様々な広葉樹林の境界を通ること。
 簡単に言うと植林と天然林ということになるでしょうが、金剛山のように人里に近く歴史の古い山では広葉樹林が純粋な天然林でないことも少なくないようです。



 そんな文殊尾道で出会ったギンリョウソウと、丈が低くて小さい花たちです。

 すべて山の木々の下、直射日光が当たらないようなところに咲く花です。



金剛山文殊尾道のギンリョウソウ


ギンリョウソウ(銀竜草)

ツツジ科 ギンリョウソウ属
多年草
別名:ユウレイタケ。
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅危惧I類:千葉県,
 その他:鹿児島県,
 不明:埼玉県,東京都,

先がすぼまっているのは開花前のギンリョウソウのツボミ
先がすぼまっているのは開花前のギンリョウソウのツボミ
咲いているギンリョウソウの花
咲いているギンリョウソウの花
光合成を行わない腐生植物(ふせいしょくぶつ)
といっても腐ったものから栄養をとっているのではなく、根に共生している菌類から栄養をもらっています。





ギンリョウソウ以外の金剛山文殊岩道の小さな花


キクムグラ(菊葎)

アカネ科 ヤエムグラ属
多年草
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅危惧II類:高知県,
 準絶滅危惧種:岩手県,秋田県,埼玉県,愛知県,鹿児島県,
 情報不足:山形県,東京都,
 地域個体群:新潟県,

キクムグラ(菊葎) キクムグラ(菊葎)
ヤエムグラ属は見た植物が多いのでまちがっているかもしれません。
4枚の輪生、見に生えたトゲの先が曲がっているものがあったこと、たまご型の葉の先が尖っていることでキクムグラとしました。


イナモリソウ(稲森草)

アカネ科 イナモリソウ属
多年草
日本での分布:関東南部以西の本州,四国,九州,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅危惧I類:神奈川県,京都府,山口県,佐賀県,
 絶滅危惧II類:鳥取県,福岡県,
 準絶滅危惧種:三重県,滋賀県,大阪府,奈良県,島根県,熊本県,
 情報不足:東京都,
 その他:静岡県,鹿児島県,

イナモリソウ(稲森草)
三重県の稲森山で発見されたことが名前の由来とされていますが、それまで誰も存在を知らなかったのではなく、「和名を登録した人が」“発見”したところなのでしょう。
図鑑などでは花びらの縁が波打っているのですが、花の色や中に見える雄蕊(おしべ)雌蕊(めしべ)?の形、葉のつき方や形などが一致していると思いますので、イナモリソウとしました。


タニギキョウ(谷桔梗)

キキョウ科 タニギキョウ属
多年草
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅危惧I類:千葉県,
 情報不足:東京都,

タニギキョウ(谷桔梗) タニギキョウ(谷桔梗)
白くて小さく細長い花びらなのでチゴユリの仲間かと思いました。
ところが花びらは5枚。
ユリ科の花びらは6枚。
キンポウゲ科とも思いましたが、丸い葉にちょっと違和感。
結局キキョウ科でした。
山間部の木々の陰になったところで、湿気の多いところで咲きます。


フタリシズカ(二人静)

センリョウ科 チャラン属
多年草
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 その他:鹿児島県,

フタリシズカ(二人静)
小さくて白い粒が“花”です。(つぼみ)ではありません。
さらに白いのは花びらではなく雄しべ。
花びらはありません。
小さな花をいっぱいつけた(穂状花序(すいじょうかじょ))軸(主軸)が2本出るのが名前の由来ですが、必ずしも2本ではありません。
この場所では1本のものが目立ちました。


オカタツナミソウ(丘立浪草)

シソ科 タツナミソウ属
多年草
日本での分布:関東以西の本州,四国,

[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅危惧I類:宮城県,東京都,高知県,
 準絶滅危惧種:埼玉県,
 情報不足:福島県,

オカタツナミソウ(丘立浪草)
同じタツナミソウ属のタツナミソウにそっくりですが、こちらは花の集まり(花穂(かすい))を支える軸が短く対生(たいせい)の葉のすぐ上で咲きます。
葉の形もシソのようなゆるい三角形のところも特徴です。




 金剛山の花というと大きな目立つものばかり有名ですが、このように多くの人が通る登山道の脇にもいっぱいあります。

 山を歩くときには、足元にも目をやってみてください。


 ただし、足場の悪い道を歩くときなどは歩くことに集中し、メリハリをつけて安全な登山・トレッキングを。



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