海遊館の大水槽のとなりの深海の生き物 タカアシガニとオオグソクムシ
もう説明の必要のないほど有名な水族館。海遊館。
開館した1990年から大水槽で泳ぐジンベイザメがシンボルになっています。

1990年開館の海遊館
その後日本各地に大水槽を持つ水族館が開館しましたが、それでも多くの人を惹きつけ、なんと入場者の過半数がリピーター。
ただ、展示が魚や海獣といった脊椎動物が中心で、ナマコやエビ・カニのような無脊椎動物の展示が少ないことが、ちょっと不満。
それでもまた来たくなるので、この思い切りが海遊館の魅力なのでしょう。

海遊館の大水槽を泳ぐジンベイザメともっと大きなイワシ(の群れ)
この記事にはカニやダンゴムシの仲間の画像があります。
海遊館の数少ない無脊椎動物の中でも興味を引くのが「日本海溝」にいます。
その名のとおり、日本の太平洋沿岸の深海に住む生き物が集められています。
もちろん魚もいるのですが、目を引くのは今生きている節足動物の中で最大のタカアシガニ(高脚蟹)。
成長すると3mを超える大きさにまでなる超巨大ガニです。
といってもほとんどは脚の長さで、体は40cmくらいですが、目の前で動いている姿を見ると、結構迫力があります。

巨大節足動物の海遊館のタカアシガニ
3mの大きさがあると言われつつも体は40cm。
体の大きさではもっと大きい50cmもあるといわれるのがダイオウグソクムシ(大王具足虫)。
しかし住んでいるのは日本から遠く離れた大西洋周辺ですが、日本の近くにも同じスナホリムシ科の生き物がいます。
それが海遊館にもいるオオグソクムシ(大具足虫)。

向こうを向いてしまった海遊館のオオグソクムシ
ダイオウグソクムシが「大王具足虫」だから「王具足虫」かとおもったら「オオグソクムシ」。
「オウグソクムシ」ではありません。
ダイオウグソクムシより小さいとはいえ、大きさは15cm。
見た目の通りダンゴムシやワラジムシとおなじ等脚目(ワラジムシ目)です。
なかなかかわいい深海ダンゴムシです。
タグ: 海遊館 水族館 タカアシガニ オオグソクムシ 甲殻類 深海生物

- 関連記事
-
- 今年はむずかしいエビ伝説 カブトエビ2013 (2013/07/21)
- 海遊館の大水槽のとなりの深海の生き物 タカアシガニとオオグソクムシ (2013/02/20)
- 星団子虫。カッコイイ! (2012/10/06)
スポンサーサイト