【 スペイン奇跡の恐竜たち】

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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜の「肉球」は“ぷにぷに“か考えてみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 大阪市立博物館では、残すはあと1日となってしまった「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 展示されている化石は貴重なものばかり。

 そんなものの一つが、背中にコブがある肉食恐竜、コンカベナトールの「肉球」のあとがのこった化石の実物。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
 【大阪ではじまりました!】
 【恐竜にも肉球があるのか見てみました!】
 【でっかい恐竜が歩く姿を想像してみました!】
 【恐竜と鳥の境界をさがしてみました!】
 【と長居植物園で恐竜時代の植物たちを探してみました!】




花と緑と自然の情報センター前の案内




 恐竜の学問上で「肉球」がどういうものを指すのかわかりませんが、思わず想像してしまうのが、イヌやネコの肉球。

 「肉球」はもともと哺乳類の食肉目、イヌやネコやクマの仲間の足の裏にある、“ぷにぷに”の柔らかい部分のこと。

 食肉目は狩りをする肉食動物が多いので、足音を消す役割があると言われています。

 確かに、肉球を持つ動物の足跡は、足のあとではなく、肉球と爪のあとが残ります。




イヌの足跡
※展示されていません

ネコの足跡
※展示されていません
「足」のあとではなく、「肉球」のあとになってます。
ネコは爪のあとが残りません。



 イヌやネコは、人間にたとえると人差し指から小指までの指と指の付け根だけを地面につけて歩いています。

 その部分に柔らかい組織の肉球がついています。

 指を自由に動かすためでしょうか、それぞれに指の肉球は一つだけ、そして付け根の肉球とつながっていません。

 ですから、指の裏側が柔らかくなったというよりも、指の裏に柔らかい組織が新しくできた、という感じです。



 そこで恐竜の肉球。

 残念ながら、恐竜の肉球を見たことがある人も触ったことがある人もいません。

 恐竜は絶滅して、残っているのは化石だけ。

 でも、化石で残るのは骨ばかり。

 肉球どころか肉の部分は残りません。




生体復元されたコンカベナトール〈スペイン 奇跡の恐竜たち〉




 ところが。

 水中に石灰質がたまってできたラス・オヤスの地層では、皮膚の化石が残っていたのです。

 足の裏も。

 それで恐竜の足の裏のウロコのパターンが、鳥の足の裏の脚鞘と言われる部分とよく似ていることがわかったのです。




コンカベナトールの指先の「肉球」化石〈スペイン 奇跡の恐竜たち〉




 脚鞘は鳥の足の裏にある柔らかい組織のこと。

 ということは鳥の肉球?!

 言うまでもなく、鳥は獣脚類の恐竜から進化しました。

 「現在まで生き残った恐竜」と言われることもあります。

 それが恐竜にもあったのです。

 ということは恐竜の肉球?




ヤマドリの足跡
※展示されていません

キジバトの足跡
※展示されていません
イヌやネコとちがっておおむね足(指)のあとになってます。



 恐竜の足の裏に「肉球」があったのかどうかは、「肉球」の定義次第。

 ただ、恐竜や鳥の足跡を見ると、指の形が残っています。

 鳥や恐竜の「肉球」は、イヌやネコの「肉球」とは、ちょっとちがうようです。

 もしかすると、恐竜の「肉球」は“ぷにぷに”でないかもしれません。




獣脚類恐竜の足跡
〈スペイン 奇跡の恐竜たち〉

アロサウルスの足跡
〈本館 第2展示室〉
やっぱりイヌやネコよりもとり鳥に近いあしあと。



 いやいや、恐竜が生きていた時のことはだれにもわかりません。

 会場にあるのはコンカベナトールの肉球の化石と、コンカベナトールかも知れない恐竜の足跡化石。

 実物をじっくり観察して、仮説を立てて、実験は無理かもしれなけど、考察してみましょう。

 恐竜の肉球はどんな感じだったのかを。



 それから、実物ではありませんが、恐竜の足跡は本館の第2展示室にもあります。

 そちらもぜひ!



タグ♦ スペイン 奇跡の恐竜たち 恐竜

■参考外部リンク■
スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」と長居植物園で恐竜時代の植物たちを探してみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 スペイン 奇跡の恐竜たち。

 残すは1ヶ月もありません。

 今回はちょっと恐竜から離れます。

 テーマは植物。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の
  記事をまとめてみる
 【大阪ではじまりました!】
 【恐竜にも肉球があるのか見てみました!】
 【でっかい恐竜が歩く姿を想像してみました!】
 【恐竜と鳥の境界をさがしてみました!】



 恐竜展なのに植物というのは、かなり意外な感じがするかもしれません。

 しかし。

 恐竜を生き物として見るとき、どのような環境で生きていたかを知ることは大切です。

 その一つの目安となるのが植物。

 ですから、恐竜展では同じ時代の植物化石が展示されることがよくあります。

 もちろん「スペイン 奇跡の恐竜たち」でも。




↑と反対でも会場に行けます




 動物は中生代と古生代の境で大型爬虫類から鳥類・哺乳類に交代しますが、植物は白亜紀の間にシダ植物・裸子植物と被子植物が交代します。

 ということで、ラス・オヤスとロ・ウエコの時代、中生代白亜紀の年表を簡単にまとめてみました。



百万年前 植代 産地
56.0 新生代 古第三紀 暁新世
新植代△被子植物の時代▽
66.0 中生代 白亜紀 後期 マーストリヒチアン
72.1


カンパニアン ロ・ウエコ
83.6


サントニアン
86.3


コニアシアン
89.8


チューロニアン
93.9


セノマニアン
100.5

前期 アルビアン 中植代△裸子植物の時代▽
113.0


アブチアン
125.0


バレミアン ラス・オヤス
129.4


オーテリビアン
132.9


バランギニアン
139.8


ベリアシアン
145.0
ジュラ紀 後期


年代と名称は国際年代層序表を参考にしています。
植代については【APG植物分類体系で ものすご~くおおざっぱに被子植物の進化をみてみると】へ。



 このようにラス・オヤスとロ・ウエコの間で植物の交代が起こっているのですが、残念ながら植物が見つかっているのはラス・オヤスだけ。
 白亜紀前期の地層です。

 比較できないのは残念ですが、今と違って裸子植物とシダ植物に覆われていた時代の化石を見てみましょう。

 自然史博物館があるのは植物園の中。

 ということで、今回も植物園にある恐竜時代の植物の子孫と並べてみました。

 よく似た種類を並べましたが、必ずしも種や属が近いものではありません。

 同じというわけではありませんが、コンカベナトールが歩いていた大地はどんな感じだったのか、想像してみましょう。



水中

モントセキア・ヴィダリ
原始的被子植物
水草
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
クラヴァトラキシス・
ロブスタス
車軸藻植物 シャジクモ類
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
シャジクモの仲間は今も水中に生えている緑色の藻類です。

陸上植物に近いと言われています。

モントセキアはシャジクモ類のクラヴァトラキシスと似ていますが、原始的被子植物の水草。

被子植物は裸子植物から進化したと言われていますが、原始的被子植物がシャジクモ類に似ている水草というのは不思議です。

この部分だけ見ていると、被子植物は裸子植物とは別にシャジクモ類から進化したしたかのようです。

その点についてはとても重要なことだと思うのですが、展示にも図録にも書かれていないようなのが残念。
それとも、見落としていた?



陸上

シダ植物

ウェイクセリア・レディキュラタ
シダ植物 ウラジロ類
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
ヒカゲヘゴ
ヘゴ目 ヘゴ科
展示:花と緑と自然の情報センター アトリウム内
ウェイクセリアは、木性シダの1メートルくらいある大きな葉の化石。

この葉が幹の先から四方八方に広がるように生えていたようです。

恐竜時代には当たり前のようにあった木性シダは、今でもわずかに残っています。
ただし温暖な地域、日本では沖縄や小笠原に。

温室のない長居植物園では、会場隣のアトリウムにヒカゲヘゴが置かれています。

さすがに恐竜時代と比べると小さく屋内に収まっていますが、それでも見上げるほどの大きさ。

雰囲気は感じることができそうです。
シダ類
シダ綱
展示:花と緑と自然の情報センター
アトリウム内
ルッフォルディア・
ゴエッペルティ
シダ植物 フサシダ類
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
恐竜時代のシダというとウェイクセリアのような大きな木性シダのイメージがありますが、草サイズもあったようです。

裸子植物の草が恐竜時代にあったのかどうかわかりませんが、もしかしたら草本ニッチ(生育環境)はシダ植物だったのかもしれません。

中心の軸から分かれた軸に小さな葉がつく2回羽状複葉は、シダのよくある葉。
この時代から変わっていないようです。

長居植物園は園内にシダは見当たりません。

ということで、暖かいアトリウムに置かれているシダ。

ここは植物園扱いでないのか、名札がないので種名は不明。

裸子植物

ソテツ
ソテツ目 ソテツ科
展示:長居植物園南東
ライフガーデン
ザミテスの一種
ベネチテス類
(キカデオイデア類)
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
ベネチテス類は中生代で絶滅した植物。今はありません。

外観は今も残る同じソテツ綱のソテツとよく似ていました。

ただ、同じ裸子植物でも細かいところは違っていたようなので、あくまで似てるのは見た目だけ。
アカマツ
マツ目 マツ科
展示:長居植物園北 間氷期植物群
ブラキフィルムの一種
裸子植物 球果類
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
大きめのスギナのようですが、球果植物、つまりマツなどの仲間。

確かに球果の化石をみると、新しいマツカサみたいに鱗片が重なっているようです。

下から見上げるマツの木。

コンカベナトールも同じ景色を見ていたのでしょうか。
いや、真上を向くことはできなかった?
コウヨウザン
マツ目 ヒノキ科
展示:長居植物園北 渓流
パジオフィルムの一種
裸子植物 球果類
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
謎の虫のようですが、球果植物。

となると、細長い三角の葉ならスギ。

パジオフィルムがスギに近い仲間かどうかわかりませんが、コウヨウザンの仲間は白亜紀の地層から見つかっていますので、可能性は0ではないかも。

被子植物

ムラサキケマン
キンポウゲ目 ケシ科
展示:長居植物園北 氷期植物群
イテロフィルム・ロバタム
キンポウゲ類 ケシ科
展示:スペイン 奇跡の恐竜たち
ケシの仲間はラス・オヤスの化石が生きていた時代にはもう登場していました。
結構古い植物です。

イテロフィルムの化石は違う形をしていますが、同じ種類のちがう成長段階のものの可能性もあるそうです。

現在でも成長段階や付く位置で葉の形が変わることは、草ではよくあること。

ムラサキケマンは林床にまとまって生えていました。

特に囲みもありませんので、植栽されたものでなく勝手に生えたものかもしれません。

2000年前には海だった大阪市内にちょっと意外な感じもしますが、植物園は上町台地の上にありますので、住宅地になる前には当たり前の野草だったのかもしれません。



 ラス・オヤスの時代は裸子植物の時代と書きました。

 ところが見つかった植物はほとんどがシダ植物。
 意外です。

 裸子植物がシダ植物よりも化石が残りにくいとは思えません。

 どのような理由でこのようなちがいが生まれたのかわかりませんが、ちょっと想像してみましょう。



 ラス・オヤスは水辺で石灰岩にうもれてできた地層。

 つまり、水がたくさんあったところ。

 シダ植物は性質上乾燥したところは苦手。

 ですから水辺のニッチはシダ植物のものだったのかもしれません。

 裸子植物が増えたのは、シダからニッチを奪ったからではなく、シダ植物が進出できなかった乾燥地へ進出したからでしょうか。

 数を大きく減らした裸子植物の中で、現在唯一繁栄している球果植物は、乾燥地や寒冷地など植物には厳しい環境に育つ種類が少なくありません。




長居植物園でもっとも恐竜時代に近そうな風景の小池
針葉樹のメタセコイアやラクウショウの間からシダ植物のトクサが見えます
ただしラス・オヤスでは針葉樹ではなく木性シダのようです




 水中から現れた植物は、2億年かけてやっと水辺から離れることができるようになりました。

 それまでは、水辺から離れるとどこも砂漠のような状態だったのかもしれません。

 恐竜が出現したのは、シダよりも乾燥に強い裸子植物が現れてから。

 そして恐竜が滅ぶ前には、動物と関係の深い被子植物が現れています。

 まるで、恐竜の絶滅に関係しているように。

 本当のことはわかりませんが、おもしろいですね。



タグ♦ スペイン 奇跡の恐竜たち 白亜紀

■参考外部リンク■
スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜と鳥の境界をさがしてみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 大阪市長居公園の自然史博物館で開催中の「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 タイトルのように「恐竜」が展示されているので恐竜に興味がある人しか楽しめないのかな、と思ってしまうかもしれません。

 いえいえ、決して恐竜だけではありません。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」が大阪ではじまりました!】
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜にも肉球があるのか見てみました!】
【「スペイン 奇跡の恐竜たち」ででっかい恐竜が歩く姿を想像してみました!】




会場までの道を教えてくれる特別展恒例の幟




 多くの恐竜が見つかっているスペインのラス・オヤスでは、恐竜以外に鳥の化石も見つかっています。

 鳥です。

 恐竜が含まれる爬虫類の爬虫綱と別の鳥綱に分類されていますが、鳥が恐竜から進化したというのは、専門家でなくても知っている人は少なくないと思います。

 恐竜から鳥への変化を見られるように、世界中で見つかった鳥みたいな恐竜、恐竜みたいな鳥、そして鳥の化石や復元模型もが並べられています。



 ということで、恐竜→鳥コーナーに展示されている化石と復元模型を展示順に並べてみました。

 それに会場の展示や図録に書かれていた説明などもまとめてみました。

 さあ、恐竜と鳥の境界は、どこにあるでしょうか。




羽毛がある復元に変わったペレカニミムス




 会場では恐竜から鳥への変化については、このように説明されています。
1.羽毛が生える
 例)シノサウロプテリクス

2.翼ができる
 例)カウディプテリクス

3.羽ばたける
 例)アーケオプテリクス

4.飛べる
 例)コンコルニス

5.上手に飛べる
 例)現在の鳥


 鳥としては「3.羽ばたける」と「4.飛べる」が重要でしょう。

 飛ばない恐竜にとっては羽ばたく、つまり前肢を左右に広げて体の前後に動かす必要はないはず。

 翼で推力と揚力を生み出すために必要な風切羽(左右非対称の羽毛)が発達したのも「3.羽ばたける」。

 「4.飛べる」では低速時の安定を生み出す小翼羽の発達と、軽量化のためでしょう、尾が短くなります。

 「5.上手に飛べる」は羽ばたくための強力な筋肉をつけるための胸の竜骨突起の発達があります。



シノサウロプテリクス
分類:獣脚類 コンプソグナトゥス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:チューブ状羽毛
顎:クチバシはなく細かい歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
これはどう見ても毛が生えた恐竜。
鳥には見えません。
分類:獣脚類 オヴィラプトル類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:左右対称の羽
顎:クチバシになっているが上顎に小さな歯
尾:羽が生えた尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
前肢には羽が生えてますが、やはり鳥というより違和感がある恐竜って感じ。
分類:獣脚類 ドロマエオサウルス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:風切り羽
顎:クチバシはなく小さい歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きだが小さく枝はつかめない
これだけ大きな羽がつくと復元模型ではかなり鳥っぽくなってます。
でも化石を見ると、まだ恐竜みたい。

分類:獣脚類 アーケオプテリクス類
時代:ジュラ紀後期
分布:ドイツ
羽毛:風切り羽
顎:クチバシはなく鋭い歯
尾:長い尻尾
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
飛んでる姿は鳥ですが、顔はまだ恐竜。
趾(あしゆび)は、かなり鳥っぽい。
分類:鳥類 コンフキウソルニス類
時代:白亜紀前期
分布:中国
羽毛:風切り羽
顎:クチバシで歯は無い
尾:尾端骨
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
化石はわかりにくいですが、復元模型ではもう鳥。
飾り尾羽の有無でオスとメスのちがいがわかるそうです。
ちなみに、この復元模型はオス。
コンコルニス・ラクストリス
分類:鳥類 エナンティオルニス
時代:白亜紀前期
分布:ラス・オヤス
羽毛:風切り羽
顎:クチバシに歯?
尾:尾端骨
後肢第1趾:後ろ向きで枝をつかめる
ラス・オヤスで見つかったのですが、復元模型はありません。
残念。
趾は鳥そのものですが、足の骨の長さは鳥よりも獣脚類の恐竜っぽい。
アホウドリ(信天翁)
分類:鳥綱 ミズナギドリ目 アホウドリ科 キタアホウドリ属
時代:現代
分布:北太平洋
羽毛:風切り羽
顎:クチバシで歯は無い
尾:尾端骨
後肢第1趾:退化
大阪市立自然史博物館オリジナルの展示。
木にとまらない水鳥の例にもれず第1趾は退化しています。
もちろん、樹上を生活の場にしている鳥には長い第1趾があります。



 さあ、どうでしょう。

 会場の表示ではアーケオプテリクスまでが「獣脚類」。

 コンフキウソルニスから「鳥類」。

 Dに恐竜と鳥の境界があるようです。

 復元模型を見てみると、アーケオプテリクスは鳥のふりをしている恐竜のようですが、コンフキウソルニスはもう鳥。



 もちろん鳥と恐竜はなんとなく「雰囲気」で分けているのではありません。

 「鳥」としての特徴の有無も大切。

 ということで、図録に書かれていた鳥の特徴です。
1.脳が大きくなり、頭骨の癒合が進んでいる
2.手の骨が癒合し、骨の数が少なくなる
3.腰の骨が癒合している
4.尾椎が癒合し尾端骨になっている
5.胸骨が大きくなり竜骨突起が発達する
6.(肋骨に)かぎ状の突起がある
 確かにこれからすると、コンフキウソルニスから当てはまりそうです。




オニオオハシの全身骨格
趾の第4趾が後ろをむいて、樹上生活に適応しています。




 ただ前足に風切羽が生え、後ろ足の親指がほかの指と向き合うようになったものを「鳥」とする場合もあります。

 樹上生活になり、飛ぶことができるようになったのが「鳥」ということでしょう。

 その場合は、足の第1趾のちがいでミクロラプトルまでが恐竜、アーケオケオプテリクスからが鳥、境界はCになります。

 図録でも、アーケオプテリクスから鳥綱に含まれています。



 このように会場ではいろいろな恐竜や鳥が並べられ、鳥の進化の様子を見ることができます。

 しかし気をつけなければならないことがあります。

 展示は段階的な特徴を持った化石を並べているだけで、恐竜から鳥へと変化していく途中の化石を時代の順番に並べたものではありません。

 「進化の順」ではなく、恐竜から鳥への試行錯誤の結果が段階的に並べられているのです。




ネイチャースクエアのオオタカ




 実際、この中で一番古い化石は、ほとんど恐竜のシノサウロプテリクスではなく、かなり鳥のアーケオプテリクスだったりします。

 ですからよく見てみると、単純に恐竜から鳥へと変わっていったのではなく、それぞれ特徴がいろいろと混ざっています。

 それでも、少しずつ鳥に近づいているようにみえるのが、おもしろいところです。



 こんな感じで、恐竜は詳しくないけど、鳥に興味があるという人も楽しめるのが「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 化石は鳥の骨格の知識がないとわかりにくいかもしれませんが、直感的にわかるように生体復元模型も展示されています。

 足や羽のちがいは会場でじっくり見てください。



 そして会場の下のネイチャースクエアや本館の展示室には、鳥をはじめ様々な動物の剥製や骨格標本が展示されています。

 もちろん恐竜の化石もあります。

 いろいろ比べてみると新しい発見があるかもしれません。

 ネイチャースクエアは無料。
 本館も特別展のチケットがあれば当日は無料。

 行かないのはもったいない!



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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」ででっかい恐竜が歩く姿を想像してみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 大阪市の長居公園にある自然史博物館で開催中の「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 スペインで見つかった恐竜をはじめ、いろいろな白亜紀の生き物が展示されています。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
【特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」が大阪ではじまりました!】
【特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜にも肉球があるのか見てみました!】



あと500m?それとも0.5km?
あと500m?それとも0.5km?




 中心はドン・キホーテで有名なカスティーリャ=ラ・マンチャ州の「ラス・オヤス」と「ロ・ウエコ」の2大恐竜化石発掘地からやってきた恐竜たち。

 「ラス・オヤス」からは、腰に小さいひれ(こぶ)がある獣脚類の肉食恐竜コンカベナトール。

 「ロ・ウエコ」からは、巨大竜脚類のティタノサウルス類の恐竜。

 ティタノサウルス類は竜脚類の中でも巨大な種類を含む一群で、ギリシア神話に登場する巨人族の名前に由来しています。

 やってきたのは「イベリア半島最後の巨人」。

 まだ名前が決まっていないようで、展示も「ティタノサウルス類の恐竜」。



ティタノサウルス類のマラウイサウルス全身復元骨格
「イベリア半島最後の巨人」のかわり?の
ティタノサウルス類のマラウイサウルス全身復元骨格




 ロ・ウエコではたくさん見つかているので、体中の化石が展示されています。

 全長は16m。ゾウよりもずっと大きい!

 博物館の入口にあるナガスクジラのナガスケは19m。

 大きさではちょっと負けてしまいますが、ナガスケとちがって地面の上を歩いていました。

 そう考えると、本当に大きい、ちょっとした怪獣サイズなのがわかります。

 もっとも、全長20mを超えるティタノサウルス類の中では、これでも小柄ですが。



 ということで、何ケースにも分けて並べられています。



「イベリア半島最後の巨人」の脳函(脳が入っていたところ)
「イベリア半島最後の巨人」の脳函(脳が入っていたところ)

「イベリア半島最後の巨人」の首の部分(右が脳函で左が胴)
「イベリア半島最後の巨人」の首の部分(右が脳函で左が胴)

「イベリア半島最後の巨人」の胴の部分(右が首で左が尾)
「イベリア半島最後の巨人」の胴の部分(右が首で左が尾)

「イベリア半島最後の巨人」の尾の部分(右が胴)
「イベリア半島最後の巨人」の尾の部分(右が胴)




 こんな大きさの恐竜が、スペインの大地を歩いていたのです。



 全身復元されていないので、ケースの上にティタノサウルスの復元されたイラストがあります。目盛り付きで。

 たしかに大きいですが、ちょっと待って下さい!

 これはおおよそ50%足らずの縮尺(IWO調べ)。



おおよそ50%足らず縮尺の「イベリア半島最後の巨人」
おおよそ50%足らず縮尺の「イベリア半島最後の巨人」




 実際はこの倍以上。

 この壁の右のはしから左のはしくらいまで!

 首と尾をまっすぐのばすと、はみでそうなくらいの巨大な恐竜です。

 すごい!



ドロマエオサウルスの骨格と生体の復元もあります
ロ・ウエコからはドロマエオサウルス類の化石も見つかっているということで
ドロマエオサウルスの骨格と生体の復元もあります




 ナガスケがある博物館本館には特別展にない恐竜も展示されています。

 特別展のチケットで入れますので、行かないのはもったいない!



タグ♦ スペイン 奇跡の恐竜たち 白亜紀


■参考外部リンク■
スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」で恐竜にも肉球があるのか見てみました!〈大阪市立自然史博物館〉


 初公開の化石が多い「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 2015年3月21日から大阪市立自然史博物館ではじまりました。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
 【特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」が大阪ではじまりました!】



矢印のとおりに歩いていきましょう。
矢印のとおりに歩いていきましょう。




 たくさんある見どころのひとつが、チラシやポスターに登場しているコンカベナトール。

 カルカロドントサウルスの仲間の獣脚類の肉食恐竜で、福井県で見つかったフクイサウルスに近い種類です。

 コンカベナトールの特徴は腰のところのひれのような突起。

 キャラが立っています。



腰の「ひれ」でキャラ立ちしてるコンカベナトールの生体模型 腰の「ひれ」でキャラ立ちしてるコンカベナトールの生体模型




 コンカベナトールが見つかったラス・オヤスの地層は、湖の湿地帯にできた石灰岩でできています。

 おそらく、時間をかけて炭酸カルシウム(石灰岩の主な材料)でパックされるようにできた化石なのでしょう。

 ほぼ全身がつながった状態の化石が見つかり、それが展示されています。

 炭酸カルシウムに覆われるのは大変時間がかかったと思いますが、大きな肉食動物だけでなく、虫や細菌など小さな生き物にもあまり食べられなかったようです。



 ただ、ラス・オヤスからは様々な水生動物、魚やザリガニなどが見つかっています。

 どうしてコンカベナトールが食べられなかったのか。

 大量に炭酸カルシウムが溶けた水はアルカリ性になりますので、化石ができた場所は生き物がいない環境だったのかもしれません。



なんでも食べるザリガニの仲間のアウストロポタモビウス・ルロピシ
なんでも食べるザリガニの仲間のアウストロポタモビウス・ルロピシ




 理由はどうであれ、大型肉食恐竜はもちろん、眼に見えないような微生物にも食べられなかったというのは、とても重要です。

 食べられないで埋もれると、さすがに細胞などは時間がたつうちに分解されて無くなってしまいますが、その跡は残ります。

 このコンカベナトールの化石がそうなのです。



コンカベナトール・コルコヴァトゥスのホロタイプとなる産状化石の実物
コンカベナトール・コルコヴァトゥスのホロタイプとなる産状化石の実物




 鱗(うろこ)の跡など珍しいものがたくさん残っています。

 もちろん、話題になっている「肉球」も。

 イヌやネコの足の裏のぷにぷにで大人気のあれです。

 獣脚類恐竜の「肉球」の跡はいくつか見つかっているようですが、やっぱり珍しいようです。



「肉球」の跡が残った化石
「肉球」の跡が残った化石




 日本初公開(先に福井で公開済みですが)の恐竜の「肉球」は、ぜひ実物をご覧ください。

 ただし、実物でコンカベナトールの基準となる化石(ホロタイプ)なので、“ぷにぷに”の確認はできません……

 さわっても“ぷにぷに”じゃないと思いますが。



タグ♦ スペイン 奇跡の恐竜たち


■参考外部リンク■
スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
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genre : 学問・文化・芸術

特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」が大阪ではじまりました!〈大阪市立自然史博物館〉


 毎年春に恐竜展をやっている大阪市立自然史博物館。

 2015年のの恐竜展がはじまりました!

 タイトルは「スペイン 奇跡の恐竜たち」。

 2014年に福井の恐竜博物館で行われた特別展がやってきました。



◆「スペイン 奇跡の恐竜たち」の記事をまとめてみる
 【タグ-スペイン 奇跡の恐竜たち】



 恐竜化石というと、北アメリカや中国のイメージが強いかもしれません、

 でも、日本でもたくさんの恐竜化石が見つかっているように、スペインでもたくさん見つかっています。

 保存状態のいい化石も。

 やってきたのは白亜紀(はくあき)のするどい牙が並ぶ肉食恐竜、そして巨大な草食恐竜。

 恐竜以外にもいろいろな生き物たちの化石も展示され、恐竜が生きていた環境が感じられます。

 しかも日本初公開がいくつもあるだけでなく、スペインでも公開されていないものまで!

 そして、実物の化石もたくさん!



地下鉄の駅を出ると最初に迎えてくれる看板
地下鉄の駅を出ると最初に迎えてくれる看板




 今年は階段を登ったところが出入り口。

 入ってすぐ右に恐竜と同じ地層から出てきた動植物の化石が並びます。

 今回は植物化石は少ないですが、昆虫は今もどこかにいそうな感じのものばかり。

 実は、昆虫は恐竜時代の終わりの白亜紀には、今につながる様々な種類が現れていました。



 翼竜の展示があって左を向くと、肉食恐竜がこっちを向いています。

 ポスターやチラシにも載っている、腰に突起があるおもしろい形をした獣脚類のコンカベナトール。

 全身を復元したものだけでなく、なんとコンカベナトールの肉球の跡が残っている化石も!



コンカベナトール全身骨格
コンカベナトール全身骨格




 骨格だけでなく、生きていた時の復元(生体模型)もあります。



コンカベナトール生体模型
コンカベナトール生体模型




 バランスのいい大きさの頭は、ティラノサウルスというよりアロサウルスと言った感じ。

 実際アロサウルスの仲間で、カルカロドントサウルスに近い恐竜です。



 その次がとても興味深い展示になります。

 コンカベナトールが見つかったスペインの化石産地のラス・オヤスの白亜紀前期の地層からは、様々な鳥の化石も見つかっています。

 羽毛恐竜ではなく、鳥。

 その鳥の化石と、始祖鳥孔子鳥などほかの地域で見つかった鳥の化石や羽毛恐竜が並べられています。

 そして今いる鳥の骨格も展示。
 これは自然史博物館のオリジナル。

 恐竜から進化したと言われる鳥の骨格と、恐竜の骨格をくらべることができます。



孔子鳥 生体復元模型
孔子鳥 生体復元模型




 そしてもうひとつの化石産地のロ・ウエコの白亜紀後期の恐竜と同じ時代の恐竜たち。

 鳥脚類のラブドドン。

 そして巨大竜脚類のティタノサウルス類が登場。

 国立科学博物館のマラウイサウルスの全身骨格がでーんと立っています。



マラウイサウルス全身骨格
マラウイサウルス全身骨格




 そして展示ケースにはロ・ウエコで見つかったティタノサウルス類の骨格が並べられています。

 全長16メートルの恐竜。

 こうしてみると、一つ一つの骨がいかに大きいかがよくわかります。



 ティタノサウルス類は「皮骨(ひこつ)」と言われる骨が皮膚の中にできます。

 今の動物で皮骨を持っているワニやアルマジロも展示。

 そして最後に皮骨つながりのアンキロサウルス類のガストニアが見送ってくれます。



ガストニア全身骨格
ガストニア全身骨格




 恐竜展というと、どうしても有名恐竜の展示に目がいってしまいがち。

 「スペイン 奇跡の恐竜たち」では、発掘された恐竜を元に、恐竜の進化や体の仕組みを説明してくれます。

 見るだけでなく、いろいろと知ることができ、恐竜の知識が増え、理解が深まる特別展でした。



タグ♦ 「スペイン 奇跡の恐竜たち」 恐竜

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スペイン 奇跡の恐竜たち/2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)/大阪市立自然史博物館
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