住宅街ではみかけませんが、大きな公園や植物園に行ったらよく出会う小さな鳥。
エナガ。

枝の上に並んだエナガ
いつも群れを作って集団で移動しています。
長い尾を持っていますが、身近な鳥の中でも12を争う小さな体です。
体が小さくて丸く、体と同じくらい長い尾があります。
その姿を神社やお寺で清める手水舎(ちょうじゅしゃ)にある柄杓(ひしゃく)に見立てて、「尾長柄杓(おながひしゃく)」、「柄長鳥(えながどり)」などと呼ばれていたのが「柄長(えなが)」になったようです。
エナガ(柄長)
鳥綱 スズメ目 エナガ科 エナガ属
留鳥
スズメくらいの大きさ(体はスズメよりも小さい)
|
|
エナガは虫を食べるので、せわしなく枝や幹の上を動き回っています。
斜めになったり横になったりぶら下がったりと、自由に動き回る姿は、いつ見てもかわいいと思います。
メジロも同じように枝にぶら下がったりシますが、つるりとした感じでちょっと大きめのメジロにたいして、小さくて丸くてフワフワした感じがエナガの魅力。

枝にぶら下がるのも得意
IWO(いきもの は おもしろい!)的に身近なかわいい野鳥ナンバーワンです。

エナガに見つかった!
いろいろなカラ類やコゲラなどと混群(一緒に行動すること)するので、よく見るとちがう鳥が混ざっていることもあります。
でも、ほかの鳥がいてもいなくてもたくさんで群れをつくっているのがエナガです。

伸び上がるとスズメくらい?
あまり人間に近寄ってこない鳥ですが、エナガの群れが近くにいるときに動かないでじっとしていると、結構近くの枝までやってくることがあります。
公園などの木の多いところで「チーチーチー」と鳴き声がいっぱい聞こえてきたら、じっとしているとエナガが近づいてくるかもしれません。
タグ:
エナガ
野鳥
スズメくらいの鳥
スズメより小さい鳥
留鳥
- 関連記事
-
theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用