【 シロバナネコノメソウ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

今年は大型連休前に 山では もう たくさんの花が!

 今年の春は暖かい。
 サクラも早かった。
 ということで山の花もいつもより早い。
 5月の大型連休前だというのに、こんなに花が一度に咲いている!

白い花

ニリンソウ(二輪草 Anemone flaccida

キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属
多年草

ニリンソウ

 茎の先に2輪の花をつけることが由来。
 なぜか少しずれて咲きます。
 2輪咲いたときが見頃になります。

イチリンソウ(一輪草 Anemone nikoensi

キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属
多年草

イチリンソウ

 ニリンソウに対して、1輪しか咲かないことが由来。
 よく似ていますが、花が大きく、葉の裂け目がより深くなります。

サイコクサバノオ(西国鯖の尾 Dichocarpum univalve

キンポウゲ目 キンポウゲ科 シロカネソウ属
多年草

サイコクサバノオ

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草 Chrysosplenium album

ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草

シロバナネコノメソウ

ツルカノコソウ(蔓鹿の子草 Valeriana flaccidissima

マツムシソウ目 スイカズラ科 カノコソウ属
多年草

ツルカノコソウ

マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草 Cardamine tanakae

アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草

マルバコンロンソウ

ミヤマカタバミ(深山片喰 Oxalis griffithii

カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草

ミヤマカタバミ

ヤマシャクヤク(山芍薬 Paeonia japonica

ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属
多年草

ヤマシャクヤク

ハルトラノオ(春虎の尾 Bistorta tenuicaulis

ナデシコ目 タデ科 イブキトラノオ属
多年草

ハルトラノオ

ヒトリシズカ(一人静 Chloranthus japonicus

センリョウ目 センリョウ科 チャラン属
多年草

ヒトリシズカ

 花穂が1本なのでヒトリシズカ。
 しかし、フタリシズカは大抵3本以上。

チゴユリ(稚児百合 Disporum smilacinum

ユリ目 イヌサフラン科 チゴユリ属
多年草

チゴユリ

緑色の花

アオマムシグサ?(青蝮草 Arisaema serratum

オモダカ目 サトイモ科 テンナンショウ属
多年草

アオマムシグサ

 テンナショウ属はよく似た種類が多いのが特徴。
 茎(偽茎)が紫色の斑模様で、花(仏炎苞)が緑色なので、マムシグサの緑色版のアオマムシグサ、かな?

エンレイソウ(延齢草 Trillium smallii

ユリ目 ユリ科 エンレイソウ属
多年草

エンレイソウ

 緑色の萼が目立ち、咲いているようには見えません。

黄色い花

コガネネコノメソウ(黄金猫の目草
Chrysosplenium pilosum var. shaerospermum

ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草

コガネネコノメソウ

トウゴクサバノオ(東国鯖の尾 Dichocarpum trachyspermum

キンポウゲ目 キンポウゲ科 シロカネソウ属
二年草

トウゴクサバノオ

ヤマブキ(山吹 Kerria japonica

バラ目 バラ科 ヤマブキ属
落葉低木

ヤマブキ

紫色の花

キンキエンゴサク(近畿延胡索 Corydalis papilligera

キンポウゲ目 ケシ科 キケマン属
多年草

キンキエンゴサク

カタクリ(片栗 Erythronium japonicum

ユリ目 ユリ科 カタクリ属
多年草

カタクリ

 もう終わりかけで、この場所はかろうじて残っていました。

青い花

フデリンドウ(筆竜胆 Gentiana zollingeri

リンドウ目 リンドウ科 リンドウ属
越年草

フデリンドウ

ヤマルリソウ(山瑠璃草 Omphalodes japonica

ムラサキ目 ムラサキ科 ルリソウ属
多年草

ヤマルリソウ

 たった一日でこんなに見られてよかった!
 でも、山野草には勝手に採っていく犯罪者が昔からいます。
 さらに、最近は新種のインスタバエが大量発生し、環境が破壊されることがあります。
 大量発生で環境破壊というと、近縁種のポケモンゴーがいますが、さすがに山中では大量発生はないでしょう。
 そうならなず、いつまでも野草を楽しめることを願っています。

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2017年の春の大型連休の金剛山のネコノメソウの花

 春の大型連休の金剛山は、一面に花が咲いている景色が有名。
 でも、小さくてぽつんとある花は、うっかりすると見落としてしまいそうです。
 そんな花の一つ。
 ネコノメソウ。

 ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属の一年草や多年草。
 小さな花には花びらがなく、花びらのような萼(がく)があります。
 そしてまわりの葉が花と同じ色になり、なんか大きくごまかしているようなおもしろい花。

 なかにはあまりごまかそうとしないネコノメソウもあります。
 たとえば、コガネネコノメソウ。

コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)

 ところが、このシロバナネコノメソウは、三角形の白い花びらが飛び出し、花らしい形をしているちょっと変わったネコノメソウ。

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草 )

 よくあるネコノメソウのイメージからすると、ネコノメソウの仲間とは思えない、おもしろい花。
 でもやっぱりネコノメソウなので、花びらのようにみえるのは蕚です。

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金剛山のゴールデンウイークは花の季節 ちはや園地のカタクリ


 4月下旬から5月上旬のゴールデンウイーク。

 または春の大型連休。

 奈良県と大阪府にまたがる金剛山は花の季節になります。



カタクリ(片栗)
単子葉植物綱 ユリ目 ユリ科 カタクリ属
多年草




 今年の4月下旬をを代表するのはカタクリ。

 落葉樹が葉を落としている間に花を咲かせる春植物(スプリング・エフェメラル)の一つ。



金剛山のカタクリ




珍しい白花のカタクリ?



 金剛山には、ちはや園地のように植栽されているところの他に、いくつもの自生地があります。

 中には登山道のすぐ脇にはえていたり。

 カタクリは花を咲かせるために7年以上かかります。

 そういう場所では足下に注意してください。



エンレイソウ(延齢草)
単子葉植物綱 ユリ目 ユリ科 エンレイソウ属
多年草




 まるで葉っぱの真ん中から咲いているようにみえる面白い花。

 実は茎の先から直接葉が生えていて、その真中から花柄が伸びているのです。

 そして地味な花に見えるのは花弁がないため。

 ほかのエンレイソウ属には花びらがあります。



ヤマブキ(山吹)
双子葉植物綱 バラ目 バラ科 ヤマブキ属
落葉低木




 登山口などではヤマブキが咲いています。

 文字通りの山吹色が緑によく映えます。



ヤマルリソウ(山瑠璃草)
双子葉植物綱 シソ目 ムラサキ科 ルリソウ属
多年草




 小さな小さな花も咲いています。

 ヤマルリソウ。

 ちょっと造花っぽい瑠璃色の花が特徴です。



スズシロソウ(蘿蔔草)
双子葉植物綱 フウチョウソウ目 アブラナ科 ヤマハタザオ属
多年草




 見ての通りのアブラナ科の花。

 スズシロソウ。

 金剛山にはほかにカワチスズシロソウがあります。

 こちらは絶滅危惧II類。



花の文化園で咲いていたカワチスズシロソウ



 カワチスズシロソウはスズシロソウの変種で、よく似ています。

 金剛山で出会ったのはあちこちで咲いていましたので、スズシロソウでまちがいないでしょう。

 きっと。



シハイスミレ(紫背菫)?
双子葉植物綱 スミレ目 スミレ科 スミレ属
多年草




 もちろんスミレも咲いています。

 葉の基部が深く切れ込んで左右の葉が重なっていますが、側弁に毛がなく上弁が反り返っていますのでシハイスミレ?

 ちがうような気がします。



ヒトリシズカ(一人静)
双子葉植物綱 コショウ センリョウ科 チャラン属
多年草




 同じチャラン属に「フタリシズカ」があります。

 そちらは穂状花序が(すいじょうかじょ)ふたつ。

 こちらはひとつなので「ヒトリシズカ」。

 金剛山にはフタリシズカもありますが、この日のルートでは出会いませんでした。



シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)
双子葉植物綱 ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草




 沢沿いを好む植物。

 画像ではオシベがよく目立つ可愛い花ですが、丈も低く小さい花ですから、見過ごしてしまうかもしれません。



ニリンソウ(二輪草)
双子葉植物綱 キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属
多年草




 水越峠(みずこしとうげ)の登山口で咲いていたニリンソウ。

 同じ所から2輪の花が咲くのが名前の由来。

 ところがなぜか同時には咲きません。

 ということで、まだ“イチリンソウ”状態。

 ちなみに、「イチリンソウ」は同じキンポウゲ科イチリンソウ属のちがう種類の植物です。



 まだまだお花畑のニリンソウやクリンソウ、ヤマブキソウが待っています。

 トリカブトもあちこちで葉を広げて茎を伸ばす準備をしていました。

 金剛山の花の季節はもう少し続きます。



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