お彼岸前の棚田で出会った白い狐の孫
お彼岸前の下赤阪の棚田で新しい出会いがありました。
それは、キツネノマゴ。
もちろん、ここの棚田のキツネノマゴは何度も紹介していますので、新しくはありません。
ただ、ちょっとちがうところがあったのです。
それは、白い花。

白いキツネノマゴ
キツネノマゴの花は赤か赤紫の淡い色。
光の加減などで白く見えるのかもしれません。
しかし、近づいても陰にしても、白いまま。
シロバナのキツネノマゴです。

近くで咲いていた普通のキツネノマゴ
これはたまたま偶然白くなったのではなく、キツネノマゴの変種。
シロバナキツネノマゴです。
「変種」とは、特定の種の色や形などがちがったもの。
もちろん、その特徴は代々受け継がれます。

よく一つずつ咲いています
同じようなものに「亜種」があります。
こちらも代々受け継がれるちょっとかわった性質をもつもの。
ただし、特定の地域にのみ現れるものです。
変種はいろんな地域に現れます。
ということは、変種の特徴は遺伝子の中に隠れているだけの、みんなが持ってるものなのかもしれません。

結構複雑なつくりをしています
変種は元の種ととても近いので花粉が飛んで来ると性質が混ざってしまうことがあります。
この棚田でもすぐ近くに普通のキツネノマゴがあります。
今まで気づかなかったのは、白くなかったから? じゃなくて見落としてたのですね。
タグ: シロバナキツネノマゴ キツネノマゴ 秋の花 白い花 9月の下赤阪の棚田の植物

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