【 シハイスミレ】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

薄暗い林の中でもスミレは咲いています。シハイスミレ

 桜が満開を迎えた春。
 いろいろな花が咲きはじめています。

 スミレも咲いています。

Viola violacea Makino

 薄暗い林床で咲いていたスミレ。
 何スミレでしょうか。

 画像では花の色が白く見えますが、実際はもう少し紫がかっていました。
 花の内側には毛はありません。
 葉の表と裏、葉柄、花柄にも毛はありません。
 ここまでの特徴ならシハイスミレの可能性が高そうです。

シハイスミレ

 しかし、葉の裏は薄い緑色。
 紫ではありません。
 「紫背菫」の名前の由来となったように葉の裏は紫色。
 じゃあ、別のスミレ?

紫背菫

 いろいろ調べた結果。
 薄暗い林床で群落を作って咲いていたということで、シハイスミレの葉の裏が緑色のタイプ。
 というところに落ち着きました。
 まわりのスミレは葉の裏が紫色ですし。

 これでいいのかな?

シハイスミレ
紫背菫
Viola violacea Makino
キントラノオ目 スミレ科 スミレ属

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: シハイスミレ白い花紫色の花春の花

関連記事
スポンサーサイト



theme : 山野草
genre : 趣味・実用

台風禍 檜葉中の 冬菫

 2018年の台風21号は、各地に被害をもたらし、大阪ではいたるところの木が折れ、倒れました。
 一ヶ月もすれば、折れた枝は切り落とされ、倒れた木も片付けられ、日常生活の中では台風が来たこと忘れてしまうくらいもとに戻りました。
 しかし、山道では片付けられているところもありますが、倒れたままのところは少なくありません。

 12月。
 その日も行く手をヒノキの倒木が塞いでいましたが、すでに迂回する道ができていました。


 ふと、あしもとを見るとスミレが咲いています。

おそらくシハイスミレ

 スミレは春の花。
 冬には咲きません。
 ところが、どういうわけか冬に咲くことがあります。

もしかしたらフイリシハイスミレ

 このスミレが咲いていることと、台風でヒノキが倒れたことには、なにの関係もないでしょう。
 ただ、大きな木を倒すだけの強い力も、木の下に生えている小さなスミレには及ばなかったようです。

葉の高さで咲いていますがシハイスミレ?

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 冬菫スミレシハイスミレフイリシハイスミレダイヤモンドトレール冬の花紫色の花

関連記事

theme : 山野草
genre : 趣味・実用

今年出会ったすみれ いろいろ

 4月。
 スミレもいろいろ咲き始めています。

シハイスミレ(紫背菫)
よく見かけるスミレ
葉の裏が赤紫色をしているの由来
葉は長く伸ばしたハート型
メシベの左右の花びらには毛がありません
花の色は赤紫系

ヒメスミレ(姫菫)?
シハイスミレに似ていますが
メシベの左右の花びらに短い毛が密生しています
葉の裏が緑色ならヒナスミレかもしれません

コスミレ(小菫)?
葉はちょっとだけ伸びたハート型で裏は少し赤紫
茎は見えません
西日本ではメシベの左右の花びらに毛があるのが多く
東日本ではけがない方が多い
花の色は濃いのから薄いのまで様々

ノジスミレ(野路菫)
スミレ(Viola mandshurica)に似ていますが
葉の軸の左右に短い葉(翼)がついていません
普通メシベの左右の花びらには毛がありませんが
このスミレにはとても短い毛が生えていました

 これらのスミレはまだほんのわずか。
 これからどんどん種類も増えていくでしょう。

スミレハンドブック

新品価格
¥1,512から
(2017/4/12 21:45時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: シハイスミレヒメスミレコスミレノジスミレ春の花紫色の花

関連記事

theme : 山野草
genre : 趣味・実用

遅い春 春分迎え 初すみれ


 今年は3月が冷え込んだ日があったためか、梅や桃の花と同じようにスミレの花も遅れているようです。

 そんな中で出会った今年のスミレです。

 今年は冬菫と出会うことがなかったので、初すみれになります。



被子植物門 双子葉植物綱 スミレ目 スミレ科 スミレ属
多年草
分布:関東以西の本州・四国・九州
出会った場所:岩湧山

葉も少なく花もひとつのシハイスミレ
上弁がそりかえっています 葉も小さい
里山から低山まで広い範囲で出会います。

ただ株が大きくならないこと、まとまって生えないことから、あまり目立ちません。

つや消し風のちょっと厚めに感じる花びらが特徴。

葉の数も少なくこぢんまりしているのも特徴です。

斜め上から見ると花が綺麗に広がって見えます
被子植物門 双子葉植物綱 スミレ目 スミレ科 スミレ属
多年草
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
出会った場所:近つ飛鳥風土記の丘

花の形はタチツボスミレ
花柄の上部に小包葉がつきます はさみで切れ込みを入れたような鋸歯

図鑑などに載っているタチツボスミレより花の色が薄くなっています。

このスミレは結構あちこちで見かけるのですが、なぜか図鑑などではピタリとしたものが見つかりません。

特徴が最も似ているのがタチツボスミレ。
タチツボスミレには変種が多いということなので、とりあえずタチツボスミレとしました。
葉も花もいっぱいつきます



 3月の末ころから暖かくなってきたためか桜はいつもと同じくらいに咲きはじめましたが、小さな草のスミレにとってはちょっと大変だったよう。

 今年はまだスミレの季節が始まったばかりのようです。



■参考外部リンク■
岩湧の森 「四季彩館」|河内長野市 岩湧の森 「四季彩館」
近つ飛鳥風土記の丘 - 近つ飛鳥博物館


››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: スミレシハイスミレタチツボスミレ岩湧山近つ飛鳥風土記の丘春の花紫色の花

関連記事

theme : 山野草
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS