【 サザンカ】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

冬に咲く花には冬に咲く花なりの事情がある? 寒椿

 12月に咲いていた花。
 カンツバキ。
 名前に「ツバキ」とついていますが、サザンカとツバキを交配させた園芸品種。
 見た目はサザンカっぽいし、花弁も1枚1枚散るサザンカの特徴を持ってますが、なぜがツバキ。


 目立つ花は花粉を運んでもらう動物を呼ぶため。
 でも、12月にチョウチョなんて飛んでるのでしょうか。
 寒い時期に咲くサザンカやツバキは、鳥に花粉を運んでもらっています。
 鳥の食べ物が少なくなる季節。
 ほんのちょっとの蜜でも大切な食べ物でしょう。


 と思っていたら、虫が。
 セイヨウミツバチ。
 働き蜂も越冬します。
 冬でも暖かければ、蜜を集めに飛ぶこともあります。
 はたして、ミツバチは花粉を運んでくれるのでしょうか。
 そもそも人間が交雑させて作った園芸品種は、実をつくることができるのでしょうか。

 謎がいくつも湧いてきました。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: カンツバキサザンカ冬の花赤い花セイヨウミツバチ

関連記事
スポンサーサイト



theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

今年もお茶の花が咲き始めました。〈お茶栽培日記〉


 今年も家で育てている鉢植えのお茶の花が咲き始めました。

 今年は暑い日が続いたせいか、ヒガンバナの開花が1週間くらい遅れてしまいましたが、お茶も同じようにいつもよりも1週間くらい遅れてさきました。



今年も咲いた鉢植えのお茶の花
今年も咲いた鉢植えのお茶の花




 お茶は標準和名では「チャノキ」。
 ちょっと間の抜けた名前です。

 ツバキ科ツバキ属ですが、花びらや雄蕊(おしべ)が広がるところはサザンカのようです。
 ところが花びらがまとまって落ちるところはツバキのようです。

 どうやらサザンカとツバキ両方の性質を持ったのがお茶の花のようです。

 でも、白くて小さくて花びらも大きくない地味なせいか、花としては今ひとつ人気がないような気がします。



 チャノキ、ツバキサザンカは同じツバキ属ですから似ていて当然ですが、わかりやすい見た目の違いもあります。

 ただし、ツバキとサザンカは花を楽しむための品種改良が盛んで、必ずしも当てはまるというわけではありません。



ポイントツバキチャノキサザンカ
開花時期初春秋~冬秋~冬
散り方花とオシベがまとまって落ちる花とオシベがまとまって落ちる花びらはバラバラに落ちる
オシベの様子中心に集まる広がる広がる
花の色赤が多い赤から白まで



 お茶の産地や自家用のお茶栽培の伝統のある地域でなければ、街路樹や生垣などにお茶が植えられることはないでしょうから、多くの場合はツバキかサザンカの区別で十分だと思います。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: お茶栽培日記お茶の花白い花秋の花ツバキサザンカ

関連記事

theme : ベランダ菜園&プランター菜園
genre : 趣味・実用

サザンカの種ころがっています


サザンカの種

 霜降(そうこう)をすぎてだんだん冬へ近づいているのが実感できます。


 ついこの間まであちょっと赤みがかっていたサザンカの実も茶色くなり、ぱっくりと割れて種子をあたりにばらまいています。


割れて種を落としたサザンカの実
割れて種を落としたサザンカの実






ツバキ科

 サザンカはツバキ科。お茶もツバキ科。ということで、茶色に乾いた果皮もぱっくり割れたところも、お茶によく似ています。

地面に落ちているサザンカの種
地面に落ちているサザンカの種



 そして地面に落ちた種子はお茶にそっくりです。
 大きさや形色合いまで。

 もしお茶とサザンカの種子が混ざって転がっていたとしても、見分けるのは難しそうです。

お茶の種
お茶の種



サザンカとお茶

 お茶の花は秋から冬に咲きます。サザンカも同じです。

 お茶は花が咲いて実が熟すまでおよそ1年。サザンカも同じくらいかかっています。

 そうやって毎年大量の実を落としているはずなのですが、サザンカのまわりには小さなサザンカは見当たりません。


 そんなに発芽率が悪いのでしょうか。
 園芸種となって自分で増える力がなくなったのでしょうか。

 サザンカが生えているのは住宅街の中ですのでよく手入れされています。木の下には種子が春まで隠れる落ち葉はありません。
 落ちた種子は落ち葉と一緒に片付けられているのかもしれません。

 それとも雑草と一緒に小さな芽が刈り取られているのでしょうか。


ちょっと残念

 手入れや掃除をしなければ雑草は伸び放題、害虫はわき放題になってしまいます。
 ちゃんと手入れをする人がいるおかげで街の清潔さは保たれています。

 でも、種子がいっぱい転がっていても、そこから一つも育たない環境というのは、ちょっと残念な気がします。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: サザンカお茶秋の実茶色い実

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

山茶花に目白



さざんかさざんか咲いた道


 住宅街(じゅうたくがい)のメインストリート。といっても街道(かいどう)につながっていないので、車がひっきりなしに通るということはありません。
 しかし小さなスーパーや銀行(ぎんこう)、小さな商店街(しょうてんがい)があったりと、人通(ひとどお)りは少なくありません。

 通りにはいろいろな木が植えられていて、その中にサザンカがあります。
 ちょうど今、花の季節(きせつ)です。

 そのサザンカの中にちょこちょこ動く(かげ)が。


抹茶色の体に白い丸


 ヒヨよりも小さく、一見(いっけん)スズメのようですが、よく見てみると抹茶色(まっちゃいろ)の体に顔には白い丸が。
 メジロです。

目の周りが白いメジロ〈中央)
目の周りが白いメジロ〈中央)



 メジロは漢字(かんじ)で「目白(めじろ)」と書きますが、その通り目の(まわ)りが白くなっています。
 それに頭から背中(せなか)にかけてが抹茶色(まっちゃいろ)
 大きさもスズメと同じかちょっと小さいくらいです。

 瑠璃色(るりいろ)(かがや)派手(はで)カワセミに対して、落ち着いた(あざ)やかな抹茶色(まっちゃいろ)のメジロもきれいな鳥だと思います。


蜜が大好物


 メジロは花の(みつ)が好きなようで、早春(そうしゅん)(うめ)、春の(さくら)にやってきます。
 しかし、今頃(いまごろ)のサザンカにやってくるとは知りませんでした。

赤いサザンカの花
赤いサザンカの花



 ほんとうに花の(みつ)が好きなようですが、いつも見かけるのは木ばかりで草の花にやってきているのは見たことはありません。

 なぜでしょう?


メジロはなぜ木の花の蜜ばかり食べるのか


  1. 木の花の(みつ)と草の花の(みつ)には成分(せいぶん)のちがいがあって木の花の(みつ)が好きだから。

  2. 木の(えだ)はしっかりしているが草の(えだ)はすぐ()がってしまうから。

  3. 木の花は高いところにも咲くが草の花は低いところにしか咲かないから。

  4. 草の花は虫専用(せんよう)で鳥にとっては(みつ)を食べにくい構造(こうぞう)になっているから。

  5. 実は見ていないところで草の花の(みつ)も食べている。

  6. ただなんとなく。

  7. その他。


 どれでしょうか?
 それともどれでもないか?

 (だれ)か教えてください。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: サザンカメジロ

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

お茶の花はちょっと早かった〈お茶栽培日記〉



花が咲きました


 畑のお茶に花が()きました。
 いろいろな資料(しりょう)では花が()くのは10月から12月となっていますが、うちの畑ではだいたい11月に入って、そろそろ寒くなってきたなぁ、というころに()きはじめます。
 ですので家の植木鉢(うえきばち)のお茶は、まだまだつぼみは固そうです。

お茶の花
お茶の花



お茶 椿 山茶花


 お茶の木は、ツバキ(椿)と同じツバキ科です。それどころかそのひとつ下の分類(ぶんるい)でもツバキ(もく)で、さらにもうひとつ下のツバキ(ぞく)でもあります。最後(さいご)(しゅ)になってやっとツバキからはなれて「チャノキ」になります。
 ということは、ものすごくツバキに近いけど、やっぱりちょっとだけちがう、ということなのでしょう。
 同じような仲間(なかま)にサザンカ(山茶花)があります。これもツバキ(ぞく)サザンカなので、お茶にとってはツバキと同じくらいの親戚(しんせき)ということになるでしょう。


白いお茶の花


 ということで、茶の木とツバキは見た目も()ていますが、花も()ています。
 でも赤や白の大きなツバキやサザンカに対して、白くて小さくて地味(じみ)なので、観賞用(かんしょうよう)栽培(さいばい)している人は少ないでしょう。
 その(ひか)えめなところが、茶の花のいいところじゃないかな、と思います。


お茶の実は気が長い


 白くて小さな花の横には茶色になりかけている実がありました。去年(きょねん)()いた花の実です。
 ()いてから実がなり(たね)ができるまで1年。それをまいて芽が出るのは次の年の5月ごろ。なんと花が()いてから芽が出るまで1年半かかります。
 さらにこのお茶の実は乾燥(かんそう)に弱く、地面の上に(ころ)がっていると芽は出ません。花だけでなく実まで(ひか)えめです。

お茶の実
お茶の実



 今年は大きな実がいくつもなっています。その中には2~3個の(たね)が入っています。それが地面に落ちたら早速(さっそく)まいてみようと思っています。
 芽が出るまで半年()たないといけませんが。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: サザンカ

関連記事

theme : 家庭菜園
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS