【 コケ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

石垣の謎の物体。クサリゴケでいいの?

 花崗岩の石垣に張り付いていた小さな謎の生物らしき物体
 その正体に一歩近づいたようです。


 コケや地衣類の観察のテクニックのひとつに、水をかけるというものがあります。
 どちらも乾燥すると縮んで変色し図鑑などとはちがう姿になってしまいます。
 そこで霧吹きなどで水をかけ復活させ、特徴をわかりやすくします。

 ということで謎の物体にも霧吹きで水をかけました。


 だんだん色が薄くなってきます。


 まだ赤みが残っていますが、拡大してみると、緑?
 どうやら植物のようです。
 コケでしょう。


 調べてみると、クサリゴケの仲間のように感じます。
 しかしまったく自信はありません。
 それにクサリゴケの仲間がひっつくのは、普通は樹皮。
 それでも岩につくこともあるようなので、完全に否定されたわけではありませんが。

 これから先は顕微鏡が必要になりそうです。
 なんとかデジカメのマクロモードできれいに撮れる方法を考えて、正体解明に再挑戦です。

クサリゴケ科
Lejeuneaceae
ゼニゴケ植物門 ウロコゴケ綱 ウロコゴケ目 クサリゴケ科

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コケのしたたかな生き残り戦略? ゼニゴケ分身

 地面の上に広がるコケ。
 表面がツルッとしたひらたいかたちなので、ゼニゴケの仲間。

フタバネゼニゴケ

 縁が赤くなっているのは冬で枯れかかっているから?
 いや、裏側も赤くなっているのでフタバネゼニゴケのようです。

ニ羽銭苔

 中央辺りにまるいうつわのような物がついているものがたくさん。
 これは無性芽器。
 中に入っているのは無性芽。
 一つ一つが新しいコケに成長するタネのようなもの。
 でも、タネではなくてコケ本体から分かれた分身。


 花のような雌器床と雄器床で受精してタネのような胞子を作りますが、分身しても増えます。
 だからでしょうか、フまわりに広がっていました。

Marchantia paleacea subsp. diptera

フタバネゼニゴケ
ニ羽銭苔
Marchantia paleacea subsp. diptera
ゼニゴケ植物門 ゼニゴケ綱 ゼニゴケ目 ゼニゴケ科 ゼニゴケ属

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石垣の謎の物体。コケでいいの?

 公園の花崗岩の石垣に謎の物体を発見。


 黒っぽいものがへばりついています。
 まるで蘚類のコケがはっているようですが、緑色じゃないのでコケや植物ではないでしょう。

 コケじゃないと、地衣類でしょうか。
 コケや植物は葉緑素で光合成するので緑色ですが、地衣類は様々な藻類と共生するのでいろいろな色があります。


 謎の物体をよく見ると、角張った粒が連なっているようです。
 これは地衣類っぽくありません。
 張り付き型の地衣類はだいたい面で広がっていきます。


 それなら、藍藻などの単細胞の藻類が集合した群体でしょうか。

 よく似たものはみつかりません。
 そもそもこれは生き物なんでしょうか?

 そこで一周回ってコケで調べてみました。
 すると。

 苔類のカラヤスデゴケというのが似ています。
 コケですから緑色をしているのですが、元から赤みを帯びている事が多く、乾燥して葉が縮むと濃い赤褐色になります。
 ヤスデゴケの仲間も同じ特徴を持っているようです。
 どうやら、ヤスデゴケの仲間のようです。

 と思ったのですが。
 ヤスデゴケは小さなコケで、カラヤスデゴケの場合、茎から左右に広がった葉の幅は1ミリくらい。
 でも、この謎の生物は0.5ミリもありません。
 乾燥していて縮んでいるのでしょうか。


 次行くときには水をかけてふくらんだところも測らなくては。

 ちいさないきものは、むずかしい。

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もふもふ ちょっと白っぽいコケ

 里山で出会ったコケ。
 コケというとわりと濃い緑色ですが、ちょっと白っぽく、色は地衣類のよう。


 たくさん生えた葉が細長くて哺乳類の毛のようにもふ味があります。


 このコケは、多分シラガゴケの仲間。
 よく似た種類がいくつかあり、葉を広げて観察しないと区別は難しいようです。


 ふつうのコケよりちょっと長めで細い葉に覆われもふもふで、ふつうのコケよりちょっと白っぽいところが、なんかいい感じのコケです。


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タグ: アラハシラガゴケシラガゴケマゴケ蘚類コケ

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小寒 きらきらと こけ

 小寒。
 冷え込んだお正月明け。
 公園のコケがなんか白っぽくなっているような気がしました。


 立ち上がった軸を細長い葉が囲むようにつき、まるでスギのよう。
 このコケはスギのようなスギゴケ、ではなく、多分エゾスナゴケ。
 日当たりのいい土の上などに生えるありふれたコケ。

 朝露に濡れているのでしょうか。

Racomitrium japonicum

 近づくと、小さな粒がたくさんついているようですが、なんか水滴と言うには違和感が。

 拡大してみると、粒がまるくありません。
 なんか四角いようです。

蝦夷砂蘚

 多分、水滴じゃなくて、小さな氷。
 それが小さな葉にたくさんついているようです。
 きれい。

エゾスナゴケ

 でも、どうやってこれができたのでしょうか?
 霧氷のように冷たい空気があたってできたわけではありませんし、透明なので霜ではないでしょう。
 葉についた水が凍ったなら、こんな小さなつぶにしなるのでようか。
 よくわかりません。

 きれいで小さな謎です。

エゾスナゴケ
蝦夷砂蘚
Racomitrium japonicum
マゴケ植物門 マゴケ綱 シッポゴケ亜綱 ギボウシゴケ目 シモフリゴケ属

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タグ: エゾスナゴケマゴケ蘚類コケ冬のコケ

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ひとがつくった切り株の上にできた森 ノミハニワゴケ?

 冬の低山を歩いていると、古い切り株がコケに覆われていました。


 胞子を作る蒴(さく)を支える蒴柄が針葉樹の森のようにたくさん並んでいます。

Haplocladium angustifolium

 多くの蒴はまだ形になっていないようですが、ひとつ成長したものがあります。

蚤埴輪蘚

 くにっとまがった蒴の先に並んでいるキバのような蒴歯の形からすると、ノミハニワゴケ?
 このあたりの低山ではよく出会うコケです。

ノミハニワゴケ

 ここまで木を覆うのには、どれくらいの時間が必要だったのでしょうか。

ノミハニワゴケ
蚤埴輪蘚
Haplocladium angustifolium
植物界 マゴケ植物門 マゴケ綱 ハイゴケ目 シノブゴケ科 コバノキヌゴケ属

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金剛山の谷の倒木の上のコケはいいかんじ

 日本有数の登山者を誇る金剛山。
 耐寒登山全盛期は、文字通り歩いて登る登山者数は日本一だったのでは、と思います。
 登山道がたくさんあるのも金剛山の特徴。
 人と出会わない道も少なくありません。

 そんなひっそりとした谷道を歩いていると、倒木がコケに覆われていました。


 いつ倒れたのかわかりませんが、もう何年、何十年とたっているでしょう。


 コケはスギゴケの仲間の蘚類。
 種類は。


 いまだコケは苦手でよくわかりません。
 胞子がつまっている「さく」の形がノミハニワゴケに似ているように思いましたが、そちらはまちなかに多いコケ。
 低山にもいるのでしょうか。


 コケは難しい。

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