白いマットは家と罠 そして春を待つ
初冬の公園。
植え込みのヒラドツツジの枝の間が白くなっています。
クモの巣です。
あちこちにあります。
この記事にはクモの画像があります。
クモの巣というと、放射状と同心円状の糸を組み合わせたいわゆる「クモの巣状」がイメージされるかもしれません。
実は、クモの巣には色々なタイプがあり、このようにマットのように広げるタイプもあり、棚網と呼ばれています。

覗いてみると、真ん中あたりの色が濃くなっているところにクモがいました。

頭胸部に明るい灰色に黒くて太い2本線。
クサグモの仲間のよう。
黒い2本線に薄っすらと放射状の切れ目が入っているので、おそらくコクサグモ。

腹部が膨らんでいるので、産卵前なのでしょう。

同じクサグモ属のクサグモは、秋に卵嚢の中で孵化したあと幼生のまま冬を越し、春になると外に出てきます。
コクサグモ同じなのかもしれません。
タマゴで越冬するほうが冬の寒さに強いようなイメージがありますが、幼体で冬を越すのはどのような理由があるのか気になります。
タグ: コクサグモ クサグモ属 棚網 クモ 初冬の虫 錦織公園の虫 錦織公園

- 関連記事
-
- 古い写真の中からみつけたいきもの マダニにやられた!? (2018/11/18)
- 白いマットは家と罠 そして春を待つ (2018/11/14)
- ヒアリ騒動の一番の被害者? アリじゃなくてクモなのに。 アリグモ (2017/08/08)
スポンサーサイト