【 キノコ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

またまた遅れて10月15日はきのこの日でした。

 10月15日は化石の日ですが、きのこの日でもあります。
 きのこの化石があると最強ですが、残念ながら見たことがありません。
 あるようですが。

 きのこの日は「きのこの消費拡大と生産振興を図るため、きのこに対する正しい知識の普及、啓蒙活動を積極的に推進して、消費者にきのこの健康食品としての有用性や調理、利用方法の浸透を図るため」日本特用林産振興会によって制定されました。

 キノコというとシイタケのような傘のあるものがよく描かれますが、色々な形があります。
 たとえばキクラゲの仲間。

コナラのキクラゲ(コガネニカワタケ?)

 くしゃっとした柔らかいものが重なり合うように枝に並びます。
 食べるキクラゲは黒い色をしていますが、鮮やかな黄色のキクラゲもあります。

クリノキのキクラゲ(コガネニカワタケ?)

 キクラゲは担子菌の仲間。
 木を分解して食べますので、枯れ枝でときおり見かけます。
 キクラゲのように木を分解する担子菌がいるので、森は倒木や落ち葉で埋まることがなく、生き物と物質は循環して何世代も続いていくことができます。

ヤマザクラのキクラゲ(コガネニカワタケ?)

 キノコを作る菌類は木を分解するだけでなく、植物と共生して生きていくものもいます。
 そういう菌類がいなければ育つことができない植物も少なくないでしょう。

 きのこの日は食用キノコのために作られたようですが、この日をきっかけにして、キノコと植物の関係に少しだけでも興味を持てば、まわりの世界が少しだけちがって見るかもしれません。

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雪が積もってもがんばってます。冬の黄橙の小さなキノコ

 雪が数センチ積もった低山の登山道。
 遠くに見える倒木の一部が赤みがかった濃い黄色になっています。
 ということは、キノコでしょう。


 倒木は登山道の横にあったので見てみると。

 小さい!
 やっぱりキノコのようです。


 種類は。

 見えるのは丸い傘のようですが、ぐねっとなっていたり、縁がちょっと透けているようです。
 それに傘は縁が盛り上がった浅いお椀型のように見えます。


 ということは、シイタケのようないわゆるキノコ型ではなく、お椀のような形のチャワンタケに近いキノコのような気がします。

 さて。
 図鑑で調べてみると、すぐそれらしいのが見つかりました。
 ビョウタケとヒイロニカワタケ。


 どちらもよく似ていて、ネット検索すればするほどゲシュタルト崩壊を起こしそうになるほどどっちがどっちかわからなくなります。
 きっとブログやホームページを作っている人のなかにもどっちがどっちかわからない人も少なくないでしょう。

 結果、ぐねっとなってて、縁がちょっと透けていることから、ヒイロニカワタケと結論。
 ただどちらも冬は季節外。
 ちがうキノコかもしれません。

ヒイロニカワタケ
Orbilia delicatula
子嚢菌門 チャワンタケ亜門 オルビリアキン綱 オルビリアキン目 オルビリアキン科 オルビリアキン属

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道端のキノコとやさしさ ダイヤモンドトレールのあかやまどり

 秋のダイヤモンドトレール。
 大阪と奈良・和歌山の境にある金剛山地と和泉山脈の尾根をつなぐ50キロ近くある山道。

 木の階段に、キノコが3本。
 赤い茶色の傘と黄色く太い軸。
 多分、アカヤマドリ。

赤山鳥

 まだ成長途中でですが、ときには開いた傘が30センチくらいの大きさになることも。

アカヤマドリ

 階段の陰になっていますが、ここはよく人が通る道。
 大丈夫でしょうか。

 この日は同じ道を往復するピストン。
 帰りに同じところを歩くと。

 小さいキノコが転がっていました。
 誰かが折ったのか、足が当たったのか。
 登山する人が皆自然に興味を持ち、大切にする、というわけがありません。
 ときに、登山道周辺でキノコや植物が伐られて転がっているのを目にします。

Leccinum extremiorientale

 今回は、2本も残っているので運悪く足が当たって折れてしまったのでしょう。

アカヤマドリ
赤山鳥
Leccinum extremiorientale
担子菌門 真正担子菌綱 イグチ目 イグチ科 ヤマイグチ属

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今年もツバキの樹の下に小さなキノコが出てきました 椿菌核茶碗茸

 毎年見かける場所で、今年もたくさん出てきていました。
 ツバキキンカクチャワンタケ。
 椿菌核茶椀茸。
 Ciborinia camelliae

ツバキキンカクチャワンタケ

 ツバキの花を食べるキノコ。
 ツバキの木を見つけたら、その根本にはえているかもしれません。

椿菌核茶椀茸

 この場所にはツバキが何本も並んでいますが、なぜかチャワンタケが有るところ無いところ、多いところ少ないところがあります。
 ふしぎです。

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古い写真の中からみつけたいきもの 白くてつるつるのキノコは微妙な毒キノコ?

 2018年の9月に出会ったキノコ。
 白くてつるつるのキノコ。
 これは、タマゴタケの仲間?


 タマゴタケは、幼菌が卵に似ていることが由来ですが、タマゴタケは赤いいろ。
 これは白いので、シロタマゴタケ?


 調べてみると、いろいろと見つかりました。
 まずはシロタマゴテングタケ(Amanita verna)。
 ドクツルタケ(Amanita virosa)。
 そして、シロタマゴタケ(Amanita ovoidea)。
 みんな担子菌門 真正担子菌綱 ハラタケ目 テングタケ科 テングタケ属。


 Webではシロタマゴテングタケとドクツルタケばかりで、シロタマゴタケは実在するのか間違いか微妙です。
 とりあえず学名があるので、まったくの勘違いではないのでしょう。

 シロタマゴタケとドクツルタケはどちらもよく似ていて、外見で見分けるのが難しいキノコのようです。
 わかりやすい違いは、柄。
 表面がささくれだっていたらドクツルタケ、ささくれがなかったらシロタマゴテングタケ。


 ということで、これはシロタマゴテングタケ。
 と言いたかったのですが、シロタマゴテングタケは傘の直径は5~10cmのちょっと小型のキノコ。
 ところがこのキノコの傘は直径15cmくらいあります。



 柄の長さも15cmくらい。
 これに合うのが、シロタマゴタケ。

 ただ、よーく見ると、柄が少しささくれだっているようにも見えますので、ドクツルタケかもしれません?


 ちなみに、シロタマゴテングタケとドクツルタケも猛毒です。
 ということで、同じテングタケ属ですので、シロタマゴタケも猛毒と考えるのが良さそうです。

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丸いキノコはおもしろいキノコ ほこりたけ

 秋の金剛山で出会ったキノコ。
 ホコリタケ。


 埃茸。
 担子菌というシイタケなど仲間のキノコ。


 キノコですが、傘のようなものはありません。
 丸いところはそのまま柄につながり裏にはひだはありません。
 ですから、胞子の飛ばし方がちょっと変わっています。


 丸いところの中心には穴が開いています。
 たとえば、雨が丸い部分に落ちます。
 すると真ん中の穴から煙のようなものが吹き出します。
 胞子です。
 そうやって胞子を飛ばす、おもしろいキノコです。

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梅雨明けの蒸し暑い登山道で出会ったいかにも毒々しいキノコ

 梅雨明け直後の金剛山。
 汗を流しながら登っていると、タマゴタケ。
 たぶん。

卵茸

 傘が開けば普通のキノコ型になりますが、閉じているとつるりとした質感がゆで卵そのもの。
 そしていかにも毒がありそうな赤。
 でも、毒はないそうです。

タマゴタケ

 だからでしょうか、まだ傘も開いてないのに虫に食べられています。

 おかげで盗られずに済んだのかもしれません。

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