またまた遅れて10月15日はきのこの日でした。
10月15日は化石の日ですが、きのこの日でもあります。
きのこの化石があると最強ですが、残念ながら見たことがありません。
あるようですが。
きのこの日は「きのこの消費拡大と生産振興を図るため、きのこに対する正しい知識の普及、啓蒙活動を積極的に推進して、消費者にきのこの健康食品としての有用性や調理、利用方法の浸透を図るため」日本特用林産振興会によって制定されました。
キノコというとシイタケのような傘のあるものがよく描かれますが、色々な形があります。
たとえばキクラゲの仲間。

くしゃっとした柔らかいものが重なり合うように枝に並びます。
食べるキクラゲは黒い色をしていますが、鮮やかな黄色のキクラゲもあります。

キクラゲは担子菌の仲間。
木を分解して食べますので、枯れ枝でときおり見かけます。
キクラゲのように木を分解する担子菌がいるので、森は倒木や落ち葉で埋まることがなく、生き物と物質は循環して何世代も続いていくことができます。

キノコを作る菌類は木を分解するだけでなく、植物と共生して生きていくものもいます。
そういう菌類がいなければ育つことができない植物も少なくないでしょう。
きのこの日は食用キノコのために作られたようですが、この日をきっかけにして、キノコと植物の関係に少しだけでも興味を持てば、まわりの世界が少しだけちがって見るかもしれません。
タグ: コガネニカワタケ キクラゲ類 担子菌 キノコ きのこの日

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