【 カワチブシ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

金剛山の謎のトリカブト?

 秋に咲く花、トリカブト。
 鮮やかな紫色で個性的な形の花を咲かせます。
 そして種類も多いのですが、みんなよくにています。
 金剛山のトリカブトは『金剛山の野草III(夏~秋)』によればカワチブシ( 河内附子)。
 金剛山で見つかったことが由来です。

 ところが、金剛山には2種類のトリカブトがあるように思います。
 一つは濃い色のカワチブシ。
 金剛山で見るトリカブト言えば、こちら。

よく見る色が濃い方のカワチブシ(多分)

 もう一つは、色が薄く、ところどころが黄緑色を帯びる花。
 ある範囲でしか見たことがありません。
 その場所に応じて変化したカワチブシなのでしょうか。

色が薄い謎のトリカブト

 しかし、同じ場所に色が濃いカワチブシも咲いています。
 この色の薄いトリカブトは一体なになのか。


 謎です。

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タグ: カワチブシトリカブトキンポウゲ科紫色の花秋の花金剛山の花金剛山

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青紫のおもしろいかたちの花 トリカブトもいろいろ?

 金剛山にはどうやら2種類のトリカブトがあるようです。
 一つは青紫のトリカブト。
 もう一つは、色が薄く、少し緑がかっているトリカブト。

 金剛山に特化した草花図鑑の『金剛山の野草』にはカワチブシしか載っていません。
 同じ種類ですが、ちょっとした環境のちがいによる変化なのでしょう。

 いろいろ調べてみると、サンヨウブシというトリカブトかもしれません。

 カワチブシ(河内附子)は関東から近畿と四国の太平洋側に分布します。

カワチブシ?

 サンヨウブシ(山陽附子)は関東から西の本州と四国に分布します。

サンヨウブシ?

 ただ、ネットでは特徴がバラバラで見れば見るほどよくわからなくなってしまいます。

 トリカブトはなかなか奥が深い野草のようです。

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タグ: カワチブシサンヨウブシトリカブト青紫色の花秋の花金剛山の花金剛山

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いったいどっち? 山陽附子・河内附子

 大阪と奈良の境にある金剛山。
 といいつつ、八合目あたりから上、山頂周辺は奈良ですから、大阪の山というよりも、奈良の山。
 杉や桧がいたるところに植林されているちょっと残念な山ですが、それでもたくさんの野草が生えています。

 8月頃に咲き始めるよく目立つ野草の一つがトリカブト。
 ただ、「トリカブト」はキンポウゲ科トリカブト属の総称で、日本に自生しているのはおよそ30種類と言われます。
 金剛山でよく見るトリカブトはカワチブシ(河内附子)。
 金剛山で見つかったものにつけられた名前らしいので、大阪側なのでしょう。
 濃い紫色の花で、人の背丈かそれ以上あるような草本です。

色が濃いカワチブシ

 ところが、ちょっとかわったトリカブトを見ました。
 背は低く人の腰あたり、あまり上に伸びず、花がついた茎は前へ倒れています。
 そして花の色が薄く、紫というよりも緑色っぽい。
 それがたくさん生えているので、1株だけの突然変異ではないようです。

ちょっと色が薄いトリカブト

 調べてみると、金剛山に生えるトリカブトは、カワチブシ以外にサンヨウブシ(山陽附子)があるようです。
 ということは、サンヨウブシ?
 しかし、調べてみてもサンヨウブシの特徴はばらばら。
 サンヨウブシのような、そうでないような。
 人によって少しずつちがいます。
 よくわからないので、サンヨウブシ(仮)ということにします。

サンヨウブシ(仮)

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タグ: サンヨウブシカワチブシトリカブト金剛山金剛山の花紫色の花秋の花

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尾根道だって咲いている金剛山のトリカブト カワチブシ


 秋の金剛山。

 いつもとはちょっとちがう登山道。

 赤阪から伸びる標高差1000m以上。
 そして距離7km以上という長い登山道です。

 足谷川をはさんで並ぶ2つの尾根道。

 北の尾根が「二河原辺(にがらべ)・水分(すいぶん)道」。
 南の尾根が「桐山・二河原辺道」。

 どちらも「二河原辺」を通るので、勝手に2つ合わせて「二河原辺道」と呼んでいます。

 基本的に尾根道で、田んぼが並ぶなだらかなところから始まっていますので、金剛山の始まりから登るといえるかもしれません。



桐山・二河原辺道はこんな怪しげなところからはじまります
桐山・二河原辺道はこんな怪しげなところからはじまります




 その道の途中で、青紫色の花が咲いていました。

 初秋から金剛山を彩る野草。

 トリカブト。

 ただこのトリカブトはちょっとヘン。



尾根道で咲くトリカブト
尾根道で咲くトリカブト




 ひとつは咲いている場所。

 金剛山のトリカブト・ポイントというと、沢筋の日当たりのいいところ。

 ヤマトリカブトはどちらかというと湿り気のあるところを好む植物。

 尾根筋で出会うとは想像もしていません。

 それもところどころに。

 さらに草丈もちょっと低め。
 1メートルほど。



花柄に毛はありません
花柄に毛はありません
筒状の花びらのようにみえるのは萼(がく)
花びらは筒の奥にあって外からは見えません




 いろいろ画像をとって確認してみると、オシベも花柄も毛がありません。

 おそらくはカワチブシ。

 このあたりで最初に確認されたトリカブトの一種。

 尾根筋と言っても生えていたのは小さな頂きをまく道、尾根ではないところ。
 ちょっと湿っていそうで草も多いところ。

 丈が低いのは沢筋ほど水分条件が良くなかったため?



オシベのようにみえるのは本当のオシベ
オシベのようにみえるのは本当のオシベ
メシベは奥にあるので見えません




 トリカブトは多年草。

 毎年同じ所で咲きます。

 ということで、この時期にこの道を通ったことがなかったので、今まで気が付かなかっただけなのでしょう。



タグ カワチブシ 二河原辺道 金剛山の花

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)


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タグ: カワチブシトリカブト金剛山の花秋の花青い花金剛山二河原辺道

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