【 カブトエビ2012】

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田んぼでも大絶滅 カブトエビ・カイエビ・ホウネンエビ

 今年も地主さんに許可を得て田んぼから生き物をもらってきました。
 意図してもらってきたのは、カブトエビとホウネンエビ、そしてカイエビ。
 そのほか意図せずついてきてしまったものに、カイミジンコ、その他淡水プランクトン、淡水に住む甲殻類(こうかくるい)ばかりです。

この記事にはの画像があります。


 カブトエビはエビ伝説のアメリカカブトエビと混ざらないように、すべてバケツ稲に入れます。
 内側に藻がいっぱいついていたバケツが、数日できれいになりましたが、10日ほどですべて死んでしまいました。
 原因不明です。

 カイエビは好きな淡水に住む甲殻類のひとつです。
 開け閉めできる2つの殻の中に体を隠しているのが、二枚貝のようにみえることが由来です。
 去年はプランターとバケツで飼っていましたが、どちらからも発生しなかった(または小さい間に環境が合わないので死んだ・食べられた)ので、もらってきました。
 しかし田んぼカブトエビが全滅してから何日かあとに一気に全滅してしまいました。
 こちらも原因不明ですが、急に冷え込んだときだったので、水温が低すぎたのかもしれません。

プランター稲の土の上に横たわるカイエビ
プランター稲の土の上に横たわるカイエビ

 ホウネンエビは、プランターでメスが1匹だけ元気に育っていましたが、アメリカカブトエビと違って産卵にはオスメスが必要ということなので、仲間を増やしました。
 しかしカブトエビやカイエビより長生きしましたが、みんな一斉に死んでしまいました。
 これも原因はわかりません。

 田んぼの甲殻類の突然の絶滅。
 しかし種類によって時期はずれます。
 その事情はわかりませんが、種類ごとに全滅しているので、なにか生きづらい条件にプランターやバケツの水がなったのでしょうか。
 それはあいかわらず謎ですが、梅雨明け前にちょっと冷え込んだこと。
 田んぼは地面に溜まった熱であたたまるので急な気温の変化でもあまり影響はないと思いますが、小さなプランターの水では気温の影響はそのまま水温に変化につながることでしょう。
 それが田んぼでは起きない大絶滅がプランターでは簡単に起きてしまう理由なのかもしれません。

田んぼの底に残るカイエビの殻
田んぼの底に残るカイエビの殻

 ということで再度チャレンジしようと地主さんの田んぼに行ってみると、中干しも始まっていないと言うのに大絶滅していました。
 カブトエビもホウネンエビも姿は見えませんし、カイエビの殻だけが田んぼの底に横たわっているだけです。

甲殻類が全滅した田んぼ
甲殻類が全滅した田んぼ

 原因は違うと思いますが、プランターだけでなく、田んぼでも大絶滅は起こるようです。

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遅れて始まった今年のエビ伝説。でも…… エビ伝説2012


 プランター稲カブトエビを優先したので開始が遅れた今年のエビ伝説。



この記事にはカブトエビの画像があります。





 日本動物薬品エビ伝説2012版は水槽が蛍光色に。
 そしてウッドチップの廃止。
 それから卵も2回に分けて入れるようにと指示されます。

 2回に分けるのは、1回目でカブトエビが生まれなかった場合のため。



 ということでまずは1一回目。

 5日待っても生まれませんので、説明書通りに残していた卵を入れてみると、今度は生まれました。
 2匹。



2回目で生まれたカブトエビのノープリウス幼生
2回目で生まれたカブトエビのノープリウス幼生




 しかしそれも1週間ほどで相次いで死んでしまいました。

 これも原因は不明。

 大きくなってきたカブトエビが共食いしないように水草を入れた直後なのでそれが影響しているのかもしれません。

 去年同じ店で買った水草は全く問題なかったのですが、今年は合わないのでしょうか。



この数時間後カブトエビは死んでしまいました
この数時間後カブトエビは死んでしまいました




 カブトエビを育てるのは、謎ばかりです。



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プランター稲でカブトエビを育てるのは難しい。


 大絶滅の後、土を撹拌することで再び現れたプランター稲のカブトエビ(兜蝦)たち。

 プランタービオトープ田んぼ、いよいよはじまる!



この記事にはカブトビなどの画像があります。





 と思ったのもつかの間、8匹を数えたカブトエビも、1週間ほどで0匹に。

 二度目の絶滅。

 理由はなにかわかりません。

 水温なのか、肥料が合わなかったのか。

 水は毎日カブトエビを吸い込まないようパイプを使っプランターの底から組み上げ、1日置いてカルキ抜きをした水道水を対してます。

 しかしよく見ると水面に藻類(そうるい)のようなものが薄く広がっています。

 今のやり方では中の水は入れ替えても、表面に浮かんでいるものはそのままです。
 それが原因でしょうか。



せっかくこれくらいの大きさに育ったのですが
せっかくこれくらいの大きさに育ったのですが




 しかし去年は水の入れ替えもしないで数週間カブトエビを育てました。

 謎です。



絶滅を生き抜いたただ一匹のホウネンエビのメス
絶滅を生き抜いたただ一匹のホウネンエビのメス




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カブトエビの卵が孵化する条件とは?カブトエビ2012


 プランターの土を混ぜ返して、2日後。

 小さなプランクトンがいっぱい動いていました。

 土を混ぜ返すことによって、土の中にあったため孵化(ふか)していなかった卵が孵化したのだと思います。



 単純に考えて、土の中にある卵は水と温度の条件がそろっても無駄に孵化しないのでしょう。
 孵化しても動くことができずすぐ死んでしまいますから。

 ですからそういった卵を土の表面に持ってくれば、孵化するにちがいない、と考えたのですが、どうやらその通りだったようです。




小さながらももう泥の上を這っているカブトエビ
土の上の筋は小さなカブトエビが這った跡




 ということは、カブトエビなどの田んぼの小さな甲殻類(こうかくるい)の卵が孵化するためには、水と温度だけでなく、もうひとつ土の中かどうかがわかる条件が必要だと思います。

 それが何かはわかりませんが、もしかしたら光ではないかと思います。

 それを確かめるために実験をしなければなりません。


 その前に実験方法を考えなくては。



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プランターカブトエビの異変。カブトエビ2012


 去年の土にちょっとだけ土と肥料を足した今年のプランター稲。

 田植えの前に水を張りました。

 そして二日後の夜。
 変化がありました。



小さな生き物が動いています

 プランターの水の中で小さな小さな生き物動いているのです。
 去年プランターで育てていた生き物たちが卵を産んでいて、半年の乾燥を経て水の中で誕生したのです。

 去年プランターにいたのはエビ伝説のアメリカカブトエビ、地主さんの田んぼからもらってきたカイエビとホウネンエビ。
 そしてそれについてきたプランクトン。

 産まれたのはどれでしょうか。



カブトエビの幼生

 大きさや動きからみて甲殻類の幼生のようです。
 よく見てみると、大きいのと小さいのの2種類。

 孵化の差はあっても1日。
 大きさの違いは種類の違いでしょう。

 そして大きい方は、見慣れた姿、見慣れた大きさ。

 アメリカカブトエビ。生まれたてのようです。
 ホウネンエビも生まれたてはカブトエビと同じくらいの大きさらしいので、ホウネンエビかもしれませんが。

 小さい方は、おそらくカイエビかもしれません。



カブトエビ?のノープリウス幼生
カブトエビ?のノープリウス幼生
写真を写しやすいようにプランターから取り出しています。




大きな変化

 カブトエビの成長は早く、生まれて3日目にもなると小さいながらもカブトエビの形になってきました。
 そしてホウネンエビの形もわかるようになって来ました。

 そして、4日目に、また大きな変化が起きました。

 カブトエビが全滅したのです。

 実は2日目、3日目と数えると数が減っていくのです。
 そして4日目に一つも数えられなくなってしまいました。

 また大絶滅を起こしてしまいました。



大きい幼生(左)と小さい幼生(右)
大きい幼生(左)と小さい幼生(右)
写真を写しやすいようにプランターから取り出しています。




原因は?

 原因はよくわかりません。

その1。
 去年の段階でカブトエビに良くない成分が溜まっていた。
その2。
 肥料が「完熟」と書かれていたとはいえ、有機肥料なので水中で分解され、カブトエビに良くない成分が発生した。
その3。
 気温が下がったので水温もカブトエビに良くない温度に下がった。

 どれにしても、すぐ改善するのはむずかしそうです。

 やれることをやる。



できることを

 ということで、水を何度かに分けて入れ替えました。

 そして、土を混ぜました。
 だいたいプランターの上1/3から半分くらいを。

 理由は、卵の掘り起こし。
 土は充分混ぜられ、卵も同じように混ぜられているはず。
 そして真ん中や底の卵は水分があっても、今回の孵化は見送っているはず。
 そんなところで孵化しても土の上に出られず、死んでしまうでしょう。



 そして2日後……



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今年のカブトエビ計画の三本柱。カブトエビ2012


 今年のカブトエビ計画は三本の柱があります。

 一つは、いつも通りエビ伝説でアメリカカブトエビを育てる。

 二つ目は、地主さんの田んぼからカブトエビをもらって育てる。

 そして三つ目は、プランター稲・バケツ稲で育てる。



 一つ目も二つ目も今まで何度かやっていることですが、三つ目が今年のメインテーマです。

 去年稲を育てていたプランターで今年も稲を育てるのですが、実はこのプランター、去年エビ伝説のカブトエビが生んだ卵から産まれたカブトエビを飼育していたのです。
 つまり、プランターで田んぼを再現しようとしたのです。

 その結果、エビ伝説よりも早く死に、世代交代することもなくいなくなってしまいました。
 小さなプランターでは大きな田んぼの代わりにはなりませんでした。

 ということで、卵を()んでいるのかどうか不安ですが、もし産んでいたら無事孵化(ふか)するのかどうか気になるところです。



ちょうど一年前のプランター稲
ちょうど一年前のプランター稲




 プランター稲の土は、去年のもの。それに肥料と新しい赤土を混ぜます。

 そして今年はプランターにパイプをセット。
 それは【プランターの準備をしました。バケツ稲2012】にある通り。

 実はパイプを設置した理由は、去年カブトエビが早く死んだからです。

 はっきりとした理由はわかりませんが、水質が変わった可能性が高いような気がします。



パイプを設置して水を張ったばかりの今年のプランター
パイプを設置して水を張ったばかりの今年のプランター




 植物を育てるために肥料を使います。
 植物は肥料を全部吸収するのではなく、必要とするのは一部の成分だけです。

 残った成分には、植物にとって有害になるものもあります。

 これが鉢植えならば水で流れだしますし、田んぼも普通は水が流れていますので肥料が適切な量なら問題はないでしょう。
 しかし水を入れる一方で流れ出さないプランター稲やバケツ稲の場合、どんどんたまる一方です。

 プランター稲は大豊作でしたから稲に問題がある濃度ではなかったと思いますが、水質に敏感なカブトエビには濃かったのかもしれません。

 どこにも証拠はありませんが。



 ともあれ、水質改善のために水が循環するようにパイプを設置しました。

 パイプはプランターの底に敷いたすのこに接するようにして、土を通った水を吸い上げるようにしています。
 パイプの先はプランターよりも上に来ているのでカブトエビを吸い込無こともないでしょう。



 そしてプランターに水を張って数日。

 変化が現れました。



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今年もカブトエビの季節がやって来ました。カブトエビ2012


 なんだか夏のように蒸し暑い日がやって来ました。

 まだだまだだと思っていた田植えが近所で始まりました。
 といっても、まだほんの一部。
 他の作物が植えられている田んぼもまだあります。



この記事にはの画像があります。





 田植えが始まると現れる生物の一つがカブトエビ。

 乾燥と寒さのかな我慢してきた去年の秋に産まれた卵が孵化(ふか)するのがこの時期。

 カブトエビの孵化には水はもちろん、水の温度も必要なのです。

 ということで、毎年近所の田んぼにカブトエビが現れたら、その年のカブトエビ飼育の始まりとしています。



田植えが始まった近所の田んぼ
田植えが始まった近所の田んぼ




 田植えが始まった田んぼをじっくり見てみると、すでに小さな生き物が泳ぎまわっています。

 大きさは数ミリ程度。
 小さすぎてよくわかりませんが、ミジンコにしては大きいような気がします。

 この日は観察道具を持っていなかったので、写真だけ撮りました。

 帰って確認してみると……

 よくわかりません。
 うっかりマクロで写すのを忘れていました。



田植えが始まった田んぼの小さな生き物
田植えが始まった田んぼの小さな生き物




 それでもじっくり見ていると、細長い体をしているようです。

 どうやら、ホウネンエビのようです。



大きさは8mmくらいの成長したホウネンエビ(2010年)
大きさは8mmくらいの成長したホウネンエビ(2010年)




 カブトエビではなかったものの、そろそろ今年のカブトエビ飼育の準備をはじめましょう。



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