【 オヘビイチゴ】

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下赤阪の棚田の2015年 5月下旬の黄色い花編


 まだ田植えがはじまっていないとはいえ、5月の棚田ビオトープは花盛り。

 今月はちょっと長く続くかもしれません。

 ということで、今回は黄色い花だけです。


あとは水をいれるだけ?の5月下旬の下赤阪の棚田

植物界
黄色い花
被子植物門 双子葉植物綱
コモチマンネングサ(子持ち万年草)Sedum bulbiferum
ユキノシタ目 ベンケイソウ科 マンネングサ属
越年草
暑く乾燥気味のところに適応したベンケイソウ科。

棚田とはいえ、道路周辺など乾燥気味のところもあります。

ですが、普通の草に混ざって生えていました。

はっきりとした黄色ととんがり系の花弁がきれいです。
オノマンネングサ(雄の万年草)Sedum lineare
ユキノシタ目 ベンケイソウ科 マンネングサ属
多年草
タグ:オノマンネングサ
こちらは今年もアスファルトに積もった草の中から生えていました。

こっちのほうがベンケイソウらしい環境かもしれません。

見た目はコモチマンネングサとよく似ていますが、葉の形がちがいます。
オヘビイチゴ(雄蛇苺)Potentilla anemonifolia
バラ目 バラ科 キジムシロ属
多年草
タグ:オヘビイチゴ
「イチゴ」がついていますが、キジムシロ属。

果実は痩果が固まったおいしくなさそうな見た目ですし、食べません。
コメツブツメクサ(米粒詰草)Trifolium dubium
マメ目 マメ科 シャジクソウ属
一年草
ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物
タグ:コメツブツメクサ
よく似た花に同じマメ科のコメツブウマゴヤシがあります。

コメツブツメクサは、同じシャジクソウ属のシロツメクサと同じように花が咲き終わっても散らず、しおれたまま下を向いてついています。

托葉も楕円形(コメツブウマゴヤシは線形)。
イヌガラシ(犬芥子)Rorippa indica
アブラナ目 アブラナ科 イヌガラシ属
多年草
タグ:イヌガラシ
見ての通り十字花に長角果はアブラナ科。

タネツケバナなどに似てますが、こちらの花は黄色。
ウマノアシガタ(馬の足形)Ranunculus japonicus
キンポウゲ目 キンポウゲ科 キンポウゲ属
多年草
タグ:ウマノアシガタ
キンポウゲ科らしいキラキラ光を反射する花弁。

光があたっていると、ちょっと写真が撮りにくい。

花弁は5枚ですが、八重咲きになったものがキンポウゲ。
カキノキ(柿の木)Diospyros kaki の両性花
ツツジ目 カキノキ科 カキノキ属
落葉低木
タグ:カキノキ
冬には濃いオレンジ色になってよく目立つカキも、花はこんなに目立ちません。
しかも決して小さくはありません。

5月から6月にかけて、カキノキがあったら見上げてみてください。

カキの花が咲いているかもしれません。
被子植物門 双子葉植物綱
黄色い花
植物界

 バラ科、マメ科、アブラナ科、キンポウゲ科と白い花もある植物です。

キンポウゲ科以外は下赤阪の棚田でも咲いているものばかり。

白と黄色の花が多いのは、薄い色で光をよく反射するからでしょうか。

タグ♦ 下赤阪の棚田の黄色い花 下赤阪の棚田の2015年

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015  下赤阪の棚田2015/05  5月の下赤阪の棚田の植物  コモチマンネングサ  オノマンネングサ  オヘビイチゴ  コメツブツメクサ  イヌガラシ  ウマノアシガタ  カキノキ 

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下赤阪の棚田の2014年 4月上旬の黄色い花編


 青・赤と続いてきた4月の下赤阪の棚田の花。

 黄色い花の番です。

 やっと雑草三人衆のひとつ、キク科の登場。

 そして、野山の野草に多いバラ科(黄色)も登場します。




菜の花が咲く4月の下赤阪の棚田




黄色い花
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目
オオジシバリ(大地縛り)
キク目 キク科 ニガナ属
多年草

「ジシバリ」の由来は、地面にのばした茎(走出枝)から根を出す様子が地面を縛るようにみえることから。

でもそういう植物は少なくないのにどうしてこの植物が選ばれたのかは、わかりません。

ハハコグサ(母子草)
キク目 キク科 ハハコグサ属
一年草

春の七草の「ごぎょう」です。

花弁が筒のようになった筒状花(管状花)ばかりのキク科植物。

筒状花だけのキク科植物で有名なのはエーデルワイス。

ハハコグサは田畑でよく見かけるので、田んぼのエーデルワイス?
カンサイタンポポ(関西蒲公英)
キク目 キク科 タンポポ属
多年草

春の野草・雑草の代名詞のようなタンポポ。

ロゼットも見かけましたので、当然花もみかけます。

タンポポにはいくつか種類がありますが、その中に外来種のセイヨウタンポポがあります。

わかりやすい見分け方の一つが、花の裏側にある総苞(そうほう)が反っているか、反っていないか。
これは総苞が反っていないので、在来種のタンポポ。

ところが遺伝子を調べてみると、総苞が反っていないタンポポでもセイヨウタンポポ由来の遺伝子が見つかっているそうです。

しかし一つ一つ遺伝子を調べるわけにもいきませんで、単純に総苞の様子だけで区別しています。
アカミタンポポ(赤実蒲公英)
キク目 キク科 タンポポ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
環境省 要注意外来生物
日本生態学会 日本の侵略的外来種ワースト100

セイヨウタンポポと同じ外来種のタンポポ。

総苞が反り返り見た目はセイヨウタンポポと変わりませんが、名前の通り種が赤味を帯びているのが特徴です。
セイヨウタンポポよりも花が小さいということですが、変わらない大きさの花もあるそうなので、結局種ができるまではよくわからないようです。

花と同じ所からはえている(同じ株の)ように見える花柄の先にできた種なので、同じアカミタンポポの花だと思います。

キク目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
バラ目
ヘビイチゴ(蛇苺)
バラ目 バラ科 ヘビイチゴ属
多年草

赤くて小さいイチゴがなりますが、食用に向かないため名前に「ヘビ」がつきます。

使いものにならない植物の場合、「イヌ」がつくことが多いのですが、丈の低い草ですので「ヘビ」なのかな、と思います。

オヘビイチゴ(雄蛇苺)
バラ目 バラ科 キジムシロ属
多年草

名前が「ヘビイチゴ」となっていますが、ヘビイチゴ属ではなくキジムシロ属。

花弁と花弁がひっついているところなどキジムシロのほうに似ています。

バラ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
その他の目フウチョウソウ目・キンポウゲ目・ケシ目
アブラナ(油菜)
フウチョウソウ目 アブラナ科 アブラナ属
二年草
食用作物
別名:ナノハナ(菜の花),ナタネ(菜種)

春の花の代名詞。

種子から油が取れますが、畑とするにはちょっと少なそう。

田植えが始まる前の棚田に訪れた人の目を楽しませるために植えられているのでしょう。

ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 キンポウゲ属
多年草

キンポウゲ科らしい硬めの質感で、キラキラ光るパラボラアンテナみたいな花を咲かせます。

花の裏には小さな萼が残っています。

萼あり花弁のキンポウゲ科です。
クサノオウ(瘡の王)
ケシ目 ケシ科 クサノオウ属
越年草

きれいな見た目とちがい毒があります。

見るだけではなんともありませんが、茎を傷つけると出る白い液体に触るとかぶれることがありますので、注意が必要です。

ほかに食べるのも良くないようですが、食べる人はあまりいないでしょう。

有毒植物の常で漢方にも使われたようです。
名前の由来も「皮膚病(瘡)に効くことから」という説もあります。

その他の目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
黄色い花



 黄色になって雑草三人衆のキク科登場。

 すでにちらちら登場しているマメ科とこれで二つそろいました。

 のこるイネ科はこれから登場します。



タグ♦ 2014年4月の下赤阪の棚田 下赤阪の棚田 黄色い花

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 4月の下赤阪の棚田の植物  オオジシバリ  アカミタンポポ  オヘビイチゴ  ウマノアシガタ  クサノオウ  ヘビイチゴ  下赤阪の棚田201404  黄色い花/SA-tanada 

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下赤阪の棚田の2014年 1月中旬のロゼット編


 人が切り開いたところに生える野草は、「雑草」といいます。

 雑草は人間が管理しているところに生えるわけですから、結構したたか。

 植物が成長しないで枯れる冬でも、春になったら1番に成長できるよう「ロゼット」と呼ばれる状態でじっと待っています。



 「ロゼット」というのは、茎を伸ばさず葉だけを四方八方に広げて地面に張り付いている状態のこと。

 ほかの植物が枯れているので光をいっぱいにあびることができる上に、風や寒さにも強い状態です。

 ロゼットは平べったくなっているのでみんな同じに見えますが、よく見るといろんな種類の雑草があります。

 ということで下赤坂の棚田のビオトープで見つけたロゼットを集めてみました。

 といっても棚田じゅうを探すのは大変ですので、ある部分の畦の数メートルの範囲で出会ったロゼットです。




すっかりさみしくなった冬の下赤阪の棚田




葉の形 » へら形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目
ハルジオン(春紫苑)
キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:4~6月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:春女苑(はるじょおん),
  • 環境省指定要注意外来生物
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
花になるとヒメジョオンにとても良く似ているハルジオンですが、ロゼット状態になるとちがいがわかりやすくなります。

鋸歯(きょし)(葉の縁のギザギザ)が浅く数も少ないのがハルジオン。
ヒメジョオン(姫女苑)
キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:6~10月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 環境省指定要注意外来生物
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
鋸歯があまり目立たないハルジオンとちがい、鋸歯が深いのがヒメジョオンの特徴。
ハハコグサ(母子草)
キク目 キク科 ハハコグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~6月
  • 史前帰化植物? 東アジアから南アジア原産
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:御形(ごぎょう)
チチコグサと似ていますが、黄色いはなびらがない筒状花(とうじょうか)がハハコグサの特徴。
細かい毛が生えていて白っぽく見えるのも特徴です。




葉の形 » 楕円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目
オオバコ(大葉子)
シソ目 オオバコ科 オオバコ属

  • 多年草
  • 花期:4~9月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:平地から山地の特に人がよく通るところ
  • 別名:車前草
葉の根元から先の方に向かって数本の葉脈が走るのがオオバコの特徴。
暖かくなってもロゼット状態のままなので踏まれることに強く、ハイキングコースなど人がよく通るところでもはえています。

タデ目
スイバ(蓚,酸い葉)
タデ目 タデ科 スイバ属

  • 多年草
  • 花期:5~8月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:野原,土手,田,道端,
  • 別名:ギシギシ,スカンポ,スカンボ,ソレル,
オオバコに似ていますが、葉柄の先に楕円形の葉がつくのがスイバで、オオバコは葉柄にも葉っぱのような広がり(翼)がついています。
よく見ると葉の付け根が切れ込んています。



葉の形 » 円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目
キュウリグサ(胡瓜草)
シソ目 ムラサキ科 キュウリグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:3~5月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田畑,道端,
  • 別名:タビラコ
オオバコとスイバを足して2で割ったような形の葉。
葉柄の先の葉は、丸いか角のとれた菱型のような形です。

ナデシコ目
オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)
ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~5月
  • 帰化植物 ヨーロッパ原産
  • 生育場所:都市の道端,田畑,
固そうな毛がはえ、肉厚な感じの葉が特徴。
道端から空き地まで色んな所で見かけますが、日本だけでなく世界中に広がっています。



葉の形 » 線形
植物界 被子植物門
単子葉植物綱
イネ目
オヒシバ(雄日芝)
イネ目 イネ科 オヒシバ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:日当たりの良い山野
よく似た雑草にメヒシバエノコログサなどがありますが、茎が緑色(メヒシバは赤)で葉が細い(メヒシバやエノコログサは太い)のがオヒシバ。
空き地や公園など開けたところならどこでもみかけるイネ科の雑草。




葉の形 » 切れ込み
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目
ヨモギ(蓬)
キク目 キク科 ヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:9~10月
  • 分布:本州,四国,九州,小笠原諸島,
  • 生育場所:草地,林縁,畑,空き地,道端,
お餅や団子に混ぜ、沖縄では炊き込みご飯(じゅーしー)の具にする山菜。
さらにお灸(きゅう)に使う艾(もぐさ)の原料にもなる薬草。
そのうえ舗装された道端のわずかに隙間でも生えるほどのタフさは、山菜王かもしれません。



葉の形 » 細かく裂ける
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
バラ目
オヘビイチゴ(雄蛇苺)
バラ目 バラ科 キジムシロ属

  • 多年草
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:日当たりの良い田,湿り気のある野原,
見た通りヘビイチゴの仲間です。
葉軸(ようじく)の先に小さい葉が5枚つくのが特徴。
ヘビイチゴは3枚です。
キジムシロにもよく似ていますが、キジムシロは葉軸に葉が5~7枚並ぶ奇数羽状複葉です。
※ロゼットの葉の形の分類は 亀田龍吉著『野草のロゼットハンドブック』文一総合出版 を参考にして、この記事に合うようにしました。



 田んぼで雑草というとなんかいい加減に管理しているように思われるかもしれません。

 家庭菜園やお庭でもそうですが、雑草を無くすのはとても大変で、抜いても抜いてもすぐ生えてきます。

 それが広い田んぼや畑となると、もうたいへん。



 そこで一気に枯らすために使われるのが除草剤などの農薬。
 食べ物を育てる田畑では、むやみに除草剤を使うわけにはいきません。

 つまり雑草があることは、除草剤が過剰に使われていないことになります。

 除草剤を使わないで雑草を減らす方法に草刈があります。

 しかし地面にぺったりひっついているロゼットでは草刈りできません。

 ですから、よく管理されている田んぼであっても、雑草を0にするのは難しいことなのです。



◆タグ ロゼット 下赤阪の棚田 田んぼの生き物 ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ


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