8月初旬の下赤阪の棚田は、まだ稲の穂が出ていませんでした。
でも、出穂してもおかしくないくらい田んぼからこぼれるくらい緑色。
そうなると、棚田ビオトープもにぎやかになってきます。
オオバコ(大葉子)Plantago asiatica
シソ目
オオバコ科
オオバコ属
多年草
タグ:オオバコ
オシベが成長する雄性期の花。
花粉が詰まる葯(やく)が目立って白く見えます。
メシベが先に熟す「雌性先熟(しせいせんじゅく)」です。
アゼナ(畔菜)
Lindernia procumbens
シソ目
アゼナ科
アゼナ属
一年草
タグ:アゼナ
小さな花。
普通淡い赤紫色ですが、これは特に薄く白く見えます。
シロバナガガイモ(白花蘿摩)Metaplexis japonica f. albiflora
リンドウ目
キョウチクトウ科
ガガイモ属
つる性多年草
日本の分布:北海道~九州
花期:8月
タグ:シロバナガガイモ
ヘクソカズラ(屁糞葛)Paederia scandens
リンドウ目 アカネ科 ヘクソカズラ属
蔓性多年草
タグ:ヘクソカズラ
葉をつぶすと臭いのが由来。
田畑や道端などでよく見かけるツル植物。
オオニシキソウ(大錦草)Euphorbia nutans
キントラノオ目
トウダイグサ科
トウダイグサ属
一年草
アメリカ原産
タグ:オオニシキソウ
雄花と雌花が苞に囲まれた杯状花序(はいじょうかじょ)。
ですが、花柄が長くて独立した花のようです。
キカラスウリ(黄烏瓜)
Trichosanthes kirilowii var. japonica ?
ウリ目 ウリ科 カラスウリ属
蔓性多年草
タグ:キカラスウリ
運悪く咲いている花を見つけることができませんでした。
絡まっている糸のようなものは、花びらについているもの。
面白い花です。
ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus
被子植物門 双子葉類
キク目
キク科
ムカシヨモギ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ヒメジョオン
白い花
アキカラマツ(秋唐松,秋落葉松)
Thalictrum minus var. hypoleucum
キンポウゲ目 キンポウゲ科 カラマツソウ属
多年草
タグ:アキカラマツ
キンポウゲ科の花は、普通の花のように花弁も萼(がく)もあるものから、花弁が変形して萼が花弁のようになっているもの、花弁がなくなって萼だけのものまで様々。
アキカラマツのカラマツソウ属は花弁がないタイプですが、咲くとすぐ萼が落ちてしまうので、長いオシベが目立つちょっとかわった感じの花です。
エノコログサ(狗尾草)
Setaria viridis
イネ目
イネ科
エノコログサ属
一年草
タグ:エノコログサ
似た種類が多いエノコログサ。
花穂が短めで、上を向き、緑色なので、エノコログサとしました。
アキノエノコログサ(秋の狗尾草)Setaria faberi
イネ目 イネ科 エノコログサ属
一年草
タグ:アキノエノコログサ
こちらは花穂が長く垂れているのでアキノエノコログサとしました。
イネ目
イネ科
オヒシバ属
一年草
タグ:オヒシバ
メヒシバよりも花穂が太いのが名前の由来?
でもオス・メスのちがい以上にちがっているような気がします。
メヒシバ(雌日芝)Digitaria ciliaris
イネ目 イネ科 メヒシバ属
一年草
タグ:メヒシバ
道端から空地、公園までどこにでも生える雑草。
見れば見るほどオヒシバと対になるようには思えません。
もしかしたら由来はオヒシバと関係ないのかも?
コスズメガヤ(小雀茅)Eragrostis poaeoides
イネ目 イネ科 カゼクサ属
一年草
花期:7~10月
タグ:コスズメガヤ
コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)
Cyperus iria
イネ目
カヤツリグサ科
カヤツリグサ属
一年草
タグ:コゴメガヤツリ
カヤツリグサっぽい草。
花穂(かすい)の下の3枚の葉は、葉ではなく苞(ほう)なのもカヤツリグサっぽい特徴。
ヒメクグ(姫莎草)Kyllinga brevifolia var. leiolepis
イネ目 カヤツリグサ科 ヒメクグ属
一年草
タグ:ヒメクグ
コゴメガヤツリとちがって花穂がまとまっているカヤツリグサ。
もちろん、こちらの花穂の下の葉は苞です。
緑色の花
緑色の花というと、やっぱりイネ科とカヤツリグサ科が多くなります。
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■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
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下赤阪の棚田2016
下赤阪の棚田2016/8
8月の下赤阪の棚田の植物
カラスウリ
オヒシバ
オオバコ
ヘクソカズラ
アキカラマツ
白い花/SA-tanada
緑色の花/SA-tanada
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