オスとメスでは全然見た目がちがいます。おおわらじかいがらむし
4月下旬。
だいぶ暖かくなってきて、いろいろな虫たちが活動をはじめています。
この虫はオオワラジカイガラムシ。
名前のように、岩場にはりつくヒザラガイのように植物にはりついて樹液を吸うカイガラムシの仲間。
でも、この虫はカイガラムシというより、アブラムシ。
カイガラムシっぽいのはメスの方。
こちらはオス。
全く別の虫のよう。

メスは幼虫がそのまま大きくなったような形をしています。

オスは幼虫とかなり形が違います。
これがカブトムシのような完全変態の昆虫なら、サナギの間に姿を変えるので納得できます。
でも、カイガラムシはカメムシの仲間。
サナギにならない不完全変態。
いったいどんなタイミングでアブラムシみたいになるのかと思ったら、オスは成虫になる前に儀蛹というサナギっぽい状態を経て羽化するようです。
そんな変わったオスですが、口はなく、メスと交尾するだけ。
寿命も数日とか。
生き方は、生き物によって様々です。
オオワラジカイガラムシ
Drosicha corpulenta
カメムシ目 腹吻亜目 カイガラムシ上科 ワタフキカイガラムシ科

タグ: オオワラジカイガラムシ カイガラムシ カメムシ目

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