【 オオハナワラビ】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

新しいハナワラビとの出会い 大花蕨?

 オオハナワラビらしきシダと出会いました。

オオハナワラビ?
オオハナワラビ

 オオハナワラビ(大花蕨)は、ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物。
 細かく分かれた葉を数枚出し、胞子嚢がたくさんついた穂を1本。
 高さは高くても40~50センチくらいのこじんまりとしたシダです。
 秋から冬、熟した胞子嚢穂が金色に見えるのが特徴。

 でも、ちょっとびっくりしました。
 ここには生えていないと思っていましたから。

 オオハナワラビによく似たシダにフユノハナワラビ(冬の花蕨)があります。
 そっくりです。

フユノハナワラビ
フユノハナワラビ

 今までの経験では、生える場所が違っていました。
 オオハナワラビは、低山の林内。
 フユノハナワラビは平地の林内。
 ここはフユノハナワラビがあちこちで生えている場所。
 ですからオオハナワラビはないと思っていました。

 フユノハナワラビをオオハナワラビと勘違いしていないか、同じところに生えているオオハナワラビ(仮)とフユノハナワラビを比べてみます。
 わかりやすい違いは、葉の縁のギザギザ、鋸歯。
 オオハナワラビは鋭頭、というか、先が尖ったギザギザが連続しています。

鋸歯の先が針のようにとがったオオハナワラビ?

 フユノハナワラビは鈍頭、というか、葉の縁がところどころで切れ込むような形。

鋸歯の先がつぶれたようになっているフユノハナワラビ

 たしかにオオハナワラビとフユノハナワラビのようです。

 ほかには、オオハナワラビは茎に毛が生えています。

茎に毛が生えているオオハナワラビ?

 フユノハナワラビは毛がありません。

茎に毛がほとんどないフユノハナワラビ

 また、オオハナワラビの葉とによく似たアカハナワラビも毛がありません。

 くらべてみるとたしかにオオハナワラビのようです。

だいぶ金色に近づいてきたオオハナワラビ?の胞子嚢穂

 実は、オオハナワラビから数メートル離れたところにフユノハナワラビがあります。
 もしかすると、オオハナワラビと思っている中に、両方の雑種のアイフユノハナワラビがあるかもしれません。

 いったい、どっちなんでしょうか。
 いきものはややこしい!

日本産シダ植物標準図鑑2

新品価格
¥21,722から
(2019/12/6 22:01時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオハナワラビフユノハナワラビハナワラビハナヤスリシダ冬のシダ

関連記事
スポンサーサイト



theme : 山野草
genre : 趣味・実用

晩秋の万葉に山の金色の花 オオハナワラビ


 立冬直前、晩秋の二上山(にじょうざん)。

 大阪と奈良の境にある、万葉集にも詠われた低山です。



 西面の日当たりのいいところで、金色の花が咲いていました。

 ハナワラビ。

 好きな植物です。



金色の花が咲いているようなハナワラビ
金色の花が咲いているようなハナワラビ




 ハナワラビはハナワラビ属のシダ植物のこと。

 ですから、これは花ではありません。

 胞子が詰まった胞子嚢(ほうしのう)。



ハナワラビの金色の胞子嚢
ハナワラビの金色の胞子嚢




 ハナワラビにはいくも種類がありますが、これはおそらくオオハナワラビ亜属のオオハナワラビかフユノハナワラビ。

 葉の鋸歯(縁のギザギザ)が細かく、葉先がとがっているので、多分オオハナワラビ。




オオハナワラビの葉




 高野山や岩湧山など山でよく見かけますが、京都府立植物園や春日大社萬葉植物園のような平地でも見かけますので、自然の豊かな環境なら生えるようです。



 近くの低山での思わぬ出会いでした。



タグ♦ オオハナワラビ シダ 二上山

山野草の苗/フユノハナワラビ3号ポット

価格:540円
(2014/11/16 22:46時点)

フユノハナワラビ苗

価格:540円
(2014/11/16 22:47時点)

オオハナワラビ

価格:820円
(2014/11/16 22:47時点)

フユノハナワラビ

価格:540円
(2014/11/16 22:48時点)

シダハンドブック [ 北川淑子 ]

価格:1,296円
(2014/11/16 22:49時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオハナワラビハナワラビ二上山二上山の植物シダ

関連記事

theme : 山野草
genre : 趣味・実用

花が少ない初冬の萬葉植物園の金色の花


 今からおよそ1300年前の奈良時代に作られた日本で最も古い歌集の万葉集(まんようしゅう)。
 その歌に詠(よ)まれた植物が集められた万葉植物園。

 日本中にある万葉植物園の中で最初に開かれたのが、奈良公園にある「春日大社 神苑 萬葉植物園」。



 木々の葉が色づき始めた初冬の奈良公園。

 といっても真っ赤に染まっているのは外来種のナンキンハゼ。



紅葉したナンキンハゼと観光客とシカ
紅葉したナンキンハゼと観光客とシカ




 奈良公園のはずれには春日大社(かすがたいしゃ)の鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)の春日山原始林があります。

 神域として長い間ほとんど人の手が入らなかったため、森林の移り変わりがとまる「極相(きょくそう)」という状態です。

 奈良公園は気候区分では「暖帯(だんたい)」と呼ばれる「わりと温かいところ」に区分されていますので、奈良公園の自然林は冬でも葉が落ちない照葉樹(しょうようじゅ)の森になっています。



極相に近づいている奈良公園の森の林床
極相に近づいている奈良公園の森の林床
草がないのはシカが食べるせいでもあります。



 照葉樹が目立つ奈良公園で、いろいろな植物が植えられている植物園はちょっと雰囲気の違う場所になっています。

 しかし稲刈りも終わり、秋の七草もナンバンギセルも咲き終わり、かといってツバキにはまだまだ早すぎる初冬の萬葉植物園。

 ほとんど花がないなかで、小さな花が咲いていました。

 いや、正しくは花ではありませんが、まるで花のように見えます。

 しかも金色の。



花が少ない初冬にたくさん咲いている萬葉植物園の金色の“花”
花が少ない初冬にたくさん咲いている萬葉植物園の金色の“花”




 それはハナワラビ。

 冬に葉が茂る冬緑性のシダ植物。

 正門から入って右側、椿園の入り口付近のあまり日の当たらない木の陰、コケのじゅうたんの中に生えています。

 下の方に広がるのは、光合成をして栄養を作り出すことを役目にしている栄養葉(えいようよう)。
 花のように見えるのは、胞子が詰まった胞子嚢(ほうしのう)をたくさんつけた胞子葉(ほうしよう)。

 よく見かけるのはフユノハナワラビ(冬の花蕨)とオオハナワラビ(大花蕨)。

 これは葉のふちにあるギザギザの鋸歯(きょし)が細かいのでオオハナワラビ。



花のようなオオハナワラビの胞子葉
花のようなオオハナワラビの胞子葉
細かい鋸歯の栄養葉
細かい鋸歯の栄養葉


 手入れされるときに刈られてしまうのか、小さいものばかり。

 でも、花が少ない初冬の植物園で咲く数少ない花。

 しかも金色の花です。



春日大社神苑萬葉植物園のオオハナワラビ
春日大社神苑萬葉植物園のオオハナワラビ




 ただ、万葉植物じゃないでしょうから、毎年ここに咲いているのかどうかは、わかりません。

 オオハナワラビも植物園の一員になってくれれば、うれしいな。



◆タグ オオハナワラビ シダ 萬葉植物園 奈良公園 ◆

■参考外部リンク■
世界遺産 春日大社 公式ホームページ/宝物殿・植物園・庭園喫茶/萬葉植物園概要


オオハナワラビ

価格:800円
(2013/11/11 20:13時点)

山野草の苗/フユノハナワラビ3号ポット

価格:525円
(2013/11/11 20:13時点)

フユノハナワラビ 3号(9cmポット)【シダ植物】【日陰の植物】【秋の山野草】

価格:735円
(2013/11/11 20:14時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 萬葉植物園オオハナワラビハナワラビ奈良公園シダ冬のシダ冬の奈良公園植物園

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

2012年の初冬も高野山のハナワラビでした


 春と秋、年に2回高野山へ行きますが、秋の楽しみの一つはハナワラビ(花蕨)。

 名前の通り“花が咲く”ワラビです。



 と書くと「ええ?!」と思う人もいるでしょう。

 ワラビはシダ植物です。

 シダ植物は花を咲かせず種もできない植物で、胞子(ほうし)で増えていきます。

 ということは、シダに似た花を咲かせる植物なのでしょうか。

 いいえ、ハナワラビはシダ植物です。



高野山のオオハナワラビ
高野山のオオハナワラビ




 秋から冬にかけて葉と別に胞子(ほうし)がつまった袋(胞子嚢(ほうしのう))をいっぱいつけた柄を伸ばします。

 金色の胞子嚢をいっぱいつけた様子は、まるで花が咲いてるよう。

 「ハナワラビ」という名前に納得できます。



高野山のオオハナワラビの“花”
高野山のオオハナワラビの“花”




 高野山の花ワラビポイントは奥の院。
 特に歴史の教科書に出てくるような大名家の墓碑(ぼひ)が並んでいるあたり。

 ここでは毎秋ハナワラビを見かけます。



 なかでもハナワラビが多いのが薩摩藩の島津家の墓碑。
 金色の胞子嚢をいっぱいつけたハナワラビがいっぱい咲いています。

 ハナワラビにはいくつか種類がありますが、よく似ているのはオオハナワラビ(大花蕨)とフユノハナワラビ(冬の花蕨)。

 ここのは葉の切れ込み(鋸歯(きょし))が細かくいっぱいあるのでオオハナワラビのようです。



高野山のオオハナワラビ 高野山のオオハナワラビ
六甲山のフユノハナワラビ
六甲山のフユノハナワラビ



高野山奥の院の薩摩藩島津家の墓碑のオオハナワラビ
高野山奥の院の薩摩藩島津家の墓碑のオオハナワラビ




 まずは墓碑にお参りして、ハナワラビを堪能させてもらいました。



 また次の秋にもハナワラビに会いに来たいと思います。



写真でわかるシダ図鑑

新品価格
¥8,920から
(2021/5/18 22:28時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオハナワラビハナワラビシダ高野山初冬の高野山

関連記事

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

オオハナワラビの大群落 さすが100年の京都府立植物園


 京都の下鴨神社(しもがもじんじゃ)上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の中間にあるのが京都府立植物園。

 100年近い歴史がある植物園です。


京都府立植物園のオオハナワラビ
京都府立植物園のオオハナワラビ

 植物園の北側にある「なからぎの森」は京都盆地の昔の面影を残す植物が生える自然林となっています。

 11月の終わりころ、そこで出会ったのがシダ植物のオオハナワラビ。

 金色の胞子嚢(ほうしのう)をつける姿が、金色の花を咲かせているように見える植物です。



 植物園だけに植えられているのか思いますが、藪の中に群落をつくっています。

 自然のハナワラビを見たことがあるのは山の中だけ。

 しかし、人間が開拓する前には、平地にも生えていたのかもしれません。



京都府立植物園で群生しているオオハナワラビ
京都府立植物園で群生しているオオハナワラビ




 「ハナワラビ」にはいくつか種類がありますが、よく似ているものにオオハナワラビとフユノハナワラビがあります。


この状態だとオオハナワラビと区別がつかないフユノハナワラビ[トエンティクロス(六甲山地)]
この状態だとオオハナワラビと区別がつかないフユノハナワラビ
[トエンティクロス(六甲山地)]



 本当によく似ていますが、見分けるポイントの一つが葉。

 オオハナワラビは葉の縁のギザギザ(鋸歯(きょし))が細かくとがっています。

 それに対してフユノハナワラビはギザギザは目立ちません。


鋸歯が細かいオオハナワラビ[京都府立植物園]
鋸歯が細かいオオハナワラビ
[京都府立植物園]
鋸歯が目立たないフユノハナワラビ[トエンティクロス(六甲山地)]
鋸歯が目立たないフユノハナワラビ
[トエンティクロス(六甲山地)]



■外部リンク■
京都府立植物園-京都府ホームページ

六甲砂防 - 六甲山ハイキングガイド | トゥエンティクロス


シダハンドブック

新品価格
¥1,320から
(2020/2/16 13:57時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオハナワラビ京都府立植物園シダハナワラビフユノハナワラビ

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

“シダ” でした。


 最近『野外観察ハンドブック シダ植物』を買いました。

 ということで、シダのチェックをしてみると、過去の記事で謎の植物扱いしていたものの中にシダ植物が見つかりました。

 ということで、ここで改めてシダとしてお知らせします。

 もちろん、元の記事も訂正・追記します。


【初冬の高野山 地衣類と蘚苔類をくらべてみよう編】


 コケ?それとも種子植物?その1とスギ
 コケ?それとも種子植物?その2

訂正
 トウゲシバ(峠芝)

トウゲシバ(峠芝)

ヒゲノカズラ科
小葉綱
常緑性

トウゲシバその1

トウゲシバその2
大きく育ったスギゴケといった感じのシダです。
ワラビやゼンマイを基準に考えてしまうと、小さすぎてシダには見えません。
そのために「コケか種子植物(しゅししょくぶつ)」としてしまいました。
このように小さな葉がついている種類のシダを「小葉綱(しょうようこう)」として分類されます。




 コケとシダは花を咲かせず胞子(ほうし)で増えるところは同じです。

 しかし大きく違うところがあります。

 それはシダは茎の中に水や栄養を送る管「維管束(いかんそく)」があり、コケには無いことです。
 維管束は、種で増える普通の木や草(種子植物)が持っているものです。
 そこでシダと種子植物を合わせて維管束植物といいます。

 つまり、維管束を持っているシダは草木と同じように地面から離れて大きく育つことができますが、維管束を持っていないコケは地面から離れて大きく育つことができない、ということです。

 実際、古生代(こせいだい)石炭紀(せきたんき)には、高さ10メートルを超えるシダの森があったようですし、今でも沖縄などでは人間よりも高くなるシダが自生しています。

 このトウゲシバをみたときは、見た目はコケなのですが、コケにしてはちょっと丈が高すぎるような気がしていたのですが、シダ植物ならナットクできます。


【初冬の高野山 弁天岳と高野山上・奥の院参道の草木編】


 謎の草

訂正
 オオハナワラビ(大花蕨)

オオハナワラビ(大花蕨)

ハナヤスリ科
シダ類真嚢シダ
冬緑性

オオハナワラビの全体

オオハナワラビの胞子嚢
このシダは真嚢(しんのう)シダといって、胞子嚢(ほうしのう)が大きく中にはいっぱい(数百~数万個)胞子が詰まっています。
ワラビなどは薄嚢(はくのう)シダといって、胞子嚢が小さく入っている胞子も少ない(数十個)種類です。
その大きな胞子嚢が植物の種に見えたのです。
シダというと葉の裏に胞子がつくイメージがあったのですが、このように茎(実は胞子をつけることが役目になった葉「胞子葉」)の先に実のような胞子嚢をつける種類もあるようです。
秋ごろから育ちはじめ翌夏には葉を落とす冬緑性です。




 シダというとワラビやゼンマイみたいに小さい切れ込みが入った葉がいっぱいついているものや、ノキシノブのように1枚の長い葉が直接生えているものばかりと思っていたのですが、意外といろいろな形があるものなのですね。


◆記事ナビ◆ [コケ・シダ]

シダ植物 野外観察ハンドブック
村田 威夫 谷城 勝弘 共著
税込価格:¥2,000
出版:全国農村教育協会
発行:2006年4月


Yahoo! JAPAN


Google
WWW を検索 いきもの は おもしろい! を検索
キッズgoo

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: シダコケトウゲシバオオハナワラビ高野山の植物ハナワラビ

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2021/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる