ウネンラギアとアナビセティア、鳥に近いのはどっち?〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館-〉
羽毛が生えた恐竜が多く確認され、鳥類の先祖とも言われるドロマエオサウルス科の恐竜の化石も展示されています。
それがウネンラギア。
人間と変わらない大きさの復元された骨格が展示されています。

ウネンラギアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
肩の関節の様子から、羽ばたくような運動もできたと考えられていますが、体のほかの部分の特徴からは飛ぶどころか滑空することもできなかったようです。
鳥と比べてみようということで、去年同じ博物館で行われた特別展「ホネホネ探検隊」で展示されていた現在の鳥、エミューの骨も見てみましょう。

エミューの骨格標本〈ホネホネ探検隊-大阪市立自然史博物館〉
こうしてみると、ウネンラギアは鳥ではなく恐竜そのもののような気がします。
となりには同じくらいの大きさの恐竜アナビセティアの骨格があります。
こちらの方がエミューに近いように感じます。

アナビセティアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
どちらも
鳥の先祖といわるドロマエオサウルス科は
エミューは飛べない巨大な鳥です。一般的な鳥とはちょっとちがいます。
もすかすると、2本足で陸上生活するうちにお互いに似た姿になったのでしょうか。
いや、ひょっとして、エミューは恐竜化した鳥なのでしょうか。
そうだと、おもしろい!
タグ: 大恐竜展 大阪市立自然史博物館 ウネンラギア アナビセティア エミュー ドロマエオサウルス科 化石 骨格標本

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