【 ウネンラギア】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ウネンラギアとアナビセティア、鳥に近いのはどっち?〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館-〉

 長居(ながい)公園の大阪市立自然史(しぜんし)博物館の特別展、「大恐竜展~知られざる南半球の支配者~」は、今まで書いてきたような大きな肉食恐竜の展示だけではありません。

 羽毛が生えた恐竜が多く確認され、鳥類の先祖とも言われるドロマエオサウルス科の恐竜の化石も展示されています。

 それがウネンラギア。
 人間と変わらない大きさの復元された骨格が展示されています。

ウネンラギアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
ウネンラギアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉



 肩の関節の様子から、羽ばたくような運動もできたと考えられていますが、体のほかの部分の特徴からは飛ぶどころか滑空することもできなかったようです。



 鳥と比べてみようということで、去年同じ博物館で行われた特別展「ホネホネ探検隊」で展示されていた現在の鳥、エミューの骨も見てみましょう。

エミューの骨格標本〈ホネホネ探検隊-大阪市立自然史博物館〉
エミューの骨格標本〈ホネホネ探検隊-大阪市立自然史博物館〉




 こうしてみると、ウネンラギアは鳥ではなく恐竜そのもののような気がします。

 となりには同じくらいの大きさの恐竜アナビセティアの骨格があります。
 こちらの方がエミューに近いように感じます。

アナビセティアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
アナビセティアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉




 どちらも白亜紀(はくあき)後期の恐竜ですが、アナビセティアは鳥盤類(ちょうばんるい)の恐竜。
 鳥の先祖といわるドロマエオサウルス科は竜盤類(りゅうばんるい)の恐竜。つまりウネンラギアのほうが進化の系統では鳥に近いのです。


 エミューは飛べない巨大な鳥です。一般的な鳥とはちょっとちがいます。
 もすかすると、2本足で陸上生活するうちにお互いに似た姿になったのでしょうか。

 いや、ひょっとして、エミューは恐竜化した鳥なのでしょうか。



 そうだと、おもしろい!

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大恐竜展大阪市立自然史博物館ウネンラギアアナビセティアエミュードロマエオサウルス科化石骨格標本

関連記事
スポンサーサイト



theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS