【 イモムシ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

保護色で邪眼の効果もなくなった?

 アケビがいっぱい生えているところ。
 大きな木がないので、小さい木や柵に絡みついているよう。

この記事にはの画像があります。


 アケビらしき緑色の蔓に、イモムシ?

 体をぐにゃりと曲げ、横腹に描かれた大きな丸い模様を邪眼のように見せているイモムシ。
 アケビコノハの幼虫!
 と思いたいのですが、体はきれいな緑色。
 アケビコノハは濃い小豆色や赤みがかった焦げ茶色などの茶色系。
 図鑑ではほかにこんな邪眼を持ったイモムシは見当たりません。

保護色で邪眼も目立たない?
アケビコノハ

 新種ということはないでしょうが、図鑑にも載らないようなレア種?

 と思ったら、緑色のアケビコノハでした。
 多くはありませんがそれほど珍しくはないようで、「アケビコノハ」を検索すると、普通に出てきました。

よく見かけるアケビコノハ
通草木葉蛾

アケビコノハ
通草木葉蛾
Eudocima tyrannus
チョウ目 ヤガ科 エグリバ亜科

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タグ: アケビコノハイモムシ邪眼

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うんちは無敵! トガリハチガタハバチ

 6月ササユリが咲いています。
 葉の上にイモムシが。

この記事にはの画像があります。


 黒のような濃い紺色に白い斑点。
 なんか目立つ。
 チョウの幼虫か、それともガの幼虫か。

トガリハチガタバチ

 とおもったら、丸い頭につぶらな瞳。
 これは、ハバチの幼虫。

尖蜂形葉蜂

 調べてみると、どうやらトガリハチガタハバチ。
 尖蜂形葉蜂。
 ハチなのにハチ形と、まるでトゲアリトゲナシトゲトゲみたいな?名前。
 成虫は明るい黄色と暗い色の縞模様でまるでハチのよう。
 いや、ハチだけど。

 しかしこの幼虫。
 ものすごく目立つ色なのに葉の上で丸くなっています。
 どういうことか?

 見ていると、気付いてしまいました。
 これは!

 鳥のフンっぽい。
 虫の擬態パターンの一つ。
 クモには「トリノフンダマシ」という一群がいるくらい。

Tenthredo smithii

 だからあえて目立つようにしたのでしょう。
 そしてまだ絶滅していないのですから、効果は絶大にちがいありません。

トガリハチガタバチ
尖蜂形葉蜂
Tenthredo smithii
ハチ目 ハバチ科

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タグ: トガリハチガタバチハバチ擬態イモムシ

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イガイガだらけでも痛くもなければ毒もない? ルリタテハ幼虫

 9月末。
 花を咲かせているホトトギスの葉の裏にトゲトゲのイモムシが。
 ルリタテハの幼虫。

この記事にはの画像があります。


 ルリタテハは、幼虫がホトトギスやユリ、サルトリイバラなどの葉を食べるタテハチョウの仲間。
 成虫で冬をこすので春先に見かけるチョウのひとつ。

 ルリタテハに限らず、タテハチョウの幼虫はいかにも痛そうなトゲに覆われています。
 触れば痛いだけでなく、ケムシのようにトゲの毒で腫れ上がってしまう。

 そんなふうに見えますが、毒はありませんし、トゲもそれほど痛くはありません。

ルリタテハ幼虫

 この黄色い幼虫はおそらく4齢幼虫。
 卵から生まれて3回脱皮した幼虫。

 このあと脱皮して黒っぽい5例幼虫になります。

以前写したルリタテハの終齢幼虫

 そしてサナギになって、チョウになります。

以前写したルリタテハ成虫

 チョウの冬の越し方はいろいろで、卵も幼虫もサナギも成虫もあります。
 ルリタテハの場合はすでに書いたように成虫。
 もうすぐ10月。
 冬になる前に成虫なれるのか気になります。

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タグ: ルリタテハイモムシ

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マイマイガの終齢幼虫はぜんぜんかわいくない!

 毛虫でありながら、ハの字の眼のように見える模様でかわいいマイマイガの幼虫。

この記事にはケムシの画像があります。


 こちらがそこそこ大きくなった中齢くらいの幼虫。
 大きな頭と大きなタレ目風の模様がかわいい。


 でも、終齢幼虫はこちら。
 なんか毒を持つカレハガの幼虫っぽい感じ。
 マイマイガの幼虫は卵から生まれたばかりの一齢幼虫以外は毒を持ちませんので、毒を持ってるように見せる擬態でしょうか。


 一応、タレ目風模様は健在ですが。

マイマイガ終齢幼虫

 ぜんぜんかいわいくない……

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タグ: マイマイガ幼虫毛虫イモムシ

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初夏の竹林の近くで出会った竹縁の虫 ふたつ

 初夏、梅雨入り前の公園。
 竹林の近くで出会った虫。

この記事にはの画像があります。


 眼の前をスーと赤い虫が飛んでいきました。
 体を斜めにしてさほど早くない速さで飛ぶのは甲虫のカミキリやホタルなどの細い系。

 つかまえてみたら、カミキリムシか、カミキリモドキか、ジョウカイボンか?
 真っ赤な体に黒い脚と触角。
 胸部には黒い点。

ベニカミキリ

 どうやらベニカミキリのようです。
 カミキリムシと言うと、木の幹を食い荒らす害虫というイメージがありますが、このカミキリの幼虫が食べるのは竹。
 竹に縁がある虫です。


 階段を降りているときに、黄色く長い物が落ちていました。
 毛の少ない毛虫のようです。


 これはタケカレハの幼虫。
 竹などイネ科の葉を食べます。
 こちらも竹に縁があります。

タケカレハの幼虫

 ただちょっと気をつけなければならないのは、毒があること。
 頭とおしりにある黒い角のような毛に毒があります。
 むやみにさわらないように。

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タグ: ベニカミキリカミキリムシタケカレハカレハガイモムシ毒虫

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古い写真の中からみつけたいきもの 白くてうにょうにょしたのはかわいいハバチの幼虫

 5月の写真に、イネ科の植物の上に白くてうにょうにょしたものをたくさんつけた虫がいました。

この記事にはの画像があります。


 なんかよくわからないふしぎなもののよう。
 おそらく、クルミマルハバチの幼虫。
 イモムシのようですがハチの幼虫。
 じつは、ハチの中にもチョウやガの幼虫のように葉を食べる種類がいます。
 それがハバチ。


 ハバチの幼虫の簡単な見分け方は、体と同じくらいの幅の丸い頭の左右にひとつずつある小さな黒い点。
 二つの目。
 そして、余裕があればお腹を見てください。
 足がたくさん並んでいます。
 チョウやガの幼虫なら真ん中あたりに足のない部分があります。
 お頭の方からおしりの方まで同じような間隔で足があったら、ハバチの幼虫。


 画像を拡大してみると、丸い顔と小さな点目がわりとかわいい。


 じつはイネ科の葉はたべません。
 食べるのは名前にあるようにクルミの葉。
 ちょうどこのイネ科の草はクルミの枝の下にあります。
 土の中でサナギになるためにたまたま落ちてきたのかもしれません。

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タグ: クルミマルハバチハバチイモムシ白いイモムシ

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低山を歩いていて ついに出会った レモン色のもふもふ!

 低山トレッキング中。
 木の根の上に思いっきり違和感があるものが。  レモン色のもふもふ!

この記事にはの画像があります。


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 きっとあれにちがいありません。
 文一総合出版のハンドブックシリーズの『イモムシハンドブック』、通称「イモハン」の記念すべき第一巻の表紙をかざったあのイモムシ。

 リンゴドクガ!


 いや、まてよ。
 大阪の低山にリンゴの木があるわけがない。
 日本一暑いと言われるような大阪でリンゴの木があるのは植物園などごく限られた場所だけ。
 スギやヒノキに覆われた山に生えているはずがない。
 じゃあ、いったい?


 リンゴドクガの幼虫が食べるのはリンゴの葉だけではありません。
 リンゴにナシやサクラなどのバラ科サクラ亜科のほか、コナラやクヌギなどのブナ科コナラ属などがあります。
 コナラやクヌギなら大阪の低山にあります。
 リンゴドクガがいてもふしぎはありません。


 リンゴドクガ。
 チョウ目ドクガ科のガ。
 ドクガ科の幼虫は毒の毛を持ちます。
 ところが、リンゴドクガは毒を持たないようです。
 とはいえ、別の毛虫とまちがっているかもしれませんので、むやみに触らないほうがいいかもしれません。

他の毛虫ならおしりや頭の毛の房は毒針毛のことがよくあります

 身近なコナラやクヌギをたべる毛虫。
 また黄色いもふもふに出会えるでしょう。

顔のように見えて本当の顔は下に向けていて見えません

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タグ: リンゴドクガドクガ科もふもふイモムシケムシイモムシハンドブック槇尾山槇尾山の虫

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