大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には気候の変動が記録されてます?
地面の下から見つかるもの、化石。
大阪の地面のすぐ下は恐竜が絶滅してからのわりと新しいもの。
だから、今の生き物の仲間も見つかります。
そういうことをまとめたのが特別展で展示されているこの表。


たとえばイチョウとメタセコイア。
どちらも当たり前のように生えていますが、外来種。
でも、日本で化石がみつかります。
人間が誕生するよりずっと前の時代の。

メタセコイアの仲間の葉の化石

表の右側は酸素同位体比からみた気温の変化がグラフになっています。
それを見てみると。
350万年はわりと安定していた暖かかったのが、だんだん不安定になり、どんどん寒くなってきます。
表の上が現在、下がおおよそ200万年前
チバニアンもあります!

表の左側を見ると、その間にイチョウが消え、メタセコイアも消えてしまいました。
逆に寒いところが好きが樹木が増えてきます。
イチョウとメタセコイアの絶滅後も日本が大陸とつながることが何度もありましたが、それは寒いときでしたので日本へ渡ってくることはなかったのでしょう。
表の上が現在、下がおおよそ200万年前

ほかにもいろいろ化石が展示されています。
実際に表と化石をみくらべるといろんなことが想像できます。
大阪の地面の下には生き物のうつり変わりの歴史が記録されています。
そこから未来を想像することもできるかもしれません。
おもしろい!
この表は解説書には載っていないようですが、印刷されたクリアファイルが販売されています。
■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

タグ: 大阪アンダーグラウンド展 大阪市立自然史博物館 イチョウ メタセコイア 化石 酸素同位体比 チバニアン

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