【 アシダカグモ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

古い写真の中からみつけたいきもの でっかいクモ アシダカグモ

 数年前の9月の狭山池。
 日本一古い溜池と言われる池。
 1600年の歴史があると言われます。
 溜池が多い大阪で2番目の大きさと言われ、池の周囲は遊歩道になっていています。

この記事にはの画像があります。


 遊歩道を歩いていると、花崗岩の石垣の上に、大きな虫。
 まるで保護色のようなよく似た色と模様。
 よく気づいて写真を撮ったものです。

脚高蜘蛛

 その虫は、クモ。
 アシダカグモ(脚高蜘蛛)。
 日本では最大級と言われる大きなクモです。

アシダカグモ

 このアシダカグモはオス。
 長い足も含めると100mmを超えます。
 見た目は気持ち悪いと感じる人も多いかもしれませんが、人家の周りでよく見られ、ゴキブリを食べる益虫としても知られています。
 ただ、外来生物のようです。

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タグ: アシダカグモクモ狭山池

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巨大蜘蛛の受難 あるいは 大きな蜘蛛の憂鬱 その2 スギハラクモバチ

 日本最大級のクモ、アシダカグモ。
 人家周辺に住み、動きが早いことで有名なゴキブリを狩る肉食の益虫としても有名な大型クモ。
 一見、無敵にも思えるアシダカグモを捕らえて幼虫の餌にするハチがいます。
 その一つが、ツマアカクモバチ

この記事にはクモの画像があります。


 しかし。
 それとも、もちろん。
 巨大蜘蛛を狙うハチはそれだけではないのです。

 ツマアカクモバチを見たのと同じ里山。
 その中を抜ける舗装路の上を、同じように麻痺したアシダカグモが狩蜂に引きずられていました。


自分より大きいアシダカグモ(コアシダカグモ)を引きずる狩蜂

 今度は体が黒ですが、翅は茶色。
 そして足の先は黄色。
 頭も黄色いところが多い。
 ツマアカクモバチではありません。


原が黒く足と頭が黄色い狩蜂

 おそらくスギハラクモバチ。
 もちろん、アシダカグモを狩って幼虫の餌にします。
 南方からやってきたといわれるツマアカクモバチと幼虫の食べ物が同じクモバチ。
 朽木に巣を作り、そのためか最近減少しているといわれています。
 まだ大阪ではレッドリストに掲載されていませんが、これからはどうなるかは、わかりません。


おそらくスギハラクモバチ

 温暖化を利用したツマアカクモバチに負けて数を減らすのか。
 自然破壊で巣が作れなくなって、開発に負けて数を減らすのか。
 それとも里山の保護運動が功を奏してツマアカクモバチを圧倒するほど数を増やすのか。

 どちらが勝ったにしても、アシダカグモの気持ちは晴れないでしょう。
 かといって、共存されても同じことのはず。
 アシダカグモの憂鬱はまだまだ続きそうです。

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巨大蜘蛛の受難 あるいは 大きな蜘蛛の憂鬱 その1 ツマアカクモバチ

 里山を歩いていると、生き物たちのダイナミックな姿と出会います。
 知識として知っていることであっても、実際に目にすると驚きや発見があり、理解が深まります。

この記事にはクモの画像があります。


 ある日のこと。
 厚く積もった落ち葉の上を、長い足がいくつもあるものがこちらに向かってとびはねて近づいてきます。
 まるで映画「エイリアン」の寄生体を産み付けるフェイスハガーのよう。
 大きさは全然ちがいますが。

 幸いにも小フェイスハガーは顔に飛びついてくることはありませんでした。
 近づいてみてみると、フェイスハガーの正体は、日本最大級のクモのアシダカグモ。
 アシダカグモは主に家にいる外来種。
 里山で出会ったのでその仲間のコアシダカグモでしょう。


足を広げたフェイスハガー状態のコアシダカグモ

 ただ、アシダカグモはさっきまで飛び跳ねていたのにぴくりとも動きません。
 と思っていたら、アシダカグモの隣に黒いハチが。
 お腹の先がオレンジ色のツマアカクモバチ。
 名前のようにクモの狩蜂です。
 自分より大きなアシダカグモは幼虫の餌。
 成虫は花の蜜を食べます。


自分より大きいクモを引っぱるツマアカクモバチ

 よく「熱帯性のハチで、奄美大島が北限」とか「最近の温暖化の影響で北上している」というような文を見かけますが、結構昔から本州南部にいたようにも感じます。
 実際、三重県や高知県のレッドリストに記載されているようです。
 最近北上してきたのなら、レッドリストには記載されないでしょう。
 でも、温暖化で南からやってきたのが本当なら、コアシダカグモにとってはとんでもない迷惑なことです。
 真実は、どうなのでしょうか。

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