【 ひとりぼっちのヤドリギ】

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2014年3月のひとりぼっちのヤドリギはちょっと復活


 ヤドリギ。

 他の樹木から栄養をもらう寄生植物です。
 ただ葉緑素を持っていて自分で栄養をつくることもできるので、半寄生植物ともいわれています。

 ポプラにとりついてまるまると茂っていた近所のヤドリギ

 ヤドリギは雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)がある雌雄異株(しゆういしゅ)の植物。

 でもこのヤドリギはたったひとつだけ。

 最も近いヤドリギまで直線距離でも500m。
 途中山あり谷あり建物ありで、見ることはできません。

 ということで、「ひとりぼっちのヤドリギ」です。



まるまると茂っていた2011年2月のヤドリギ
まるまると茂っていた2011年2月のヤドリギ




 ところがこのヤドリギ。
 急にやせてしまったのです。

 原因は謎。
 その年は寄生されている(宿主(しゅくしゅ)の)ポプラが葉を茂らせていなかったので、それと関係がありそう。



まるで伐採されたかのような2011年12月のヤドリギ
まるで伐採されたかのような2011年12月のヤドリギ




 そのままヤドリギは枯れてしまうのでしょうか。

 と思っていたら、その年のポプラは少し茂り、ヤドリギも少し復活したようです。



ポプラと同じように少し復活した2012年10月のヤドリギ
ポプラと同じように少し復活した2012年10月のヤドリギ




 そして2014年。

 まだまだまるまるとしていたころには及びませんが、ヤドリギも復活してきたようです。



少し復活した2014年3月のヤドリギ
少し復活した2014年3月のヤドリギ




 ヤドリギがしぼんでしまった時は、ポプラも葉が減ってしまいました。

 ポプラの葉が増えると、ヤドリギも枝が増えてきたようです。

 ポプラが先かヤドリギが先かわかりませんが、ヤドリギの成長と宿主のポプラの成長は関係があるのは確かなようです。

 丸々としたヤドリギがどうしてしぼんでしまったのかかりませんが、その原因はいつまでも続くものではなかったようです。



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タグ: ひとりぼっちのヤドリギヤドリギ寄生植物寄生ポプラ

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2012年秋の一人ぼっちのヤドリギは?


 いつの間にか小さくなった近所の一人ぼっちのヤドリギ。

 その後は?



2011年12月の小さくなったひとりぼっちのヤドリギ
2011年12月の小さくなったひとりぼっちのヤドリギ




 ヤドリギが小さくなったからでしょうか、今年は去年と違ってポプラが葉を茂らし、以前ほどではないですが隙間だらけの去年とは大違いです。

 ヤドリギは相変わらず小さなまま。
 ここにあることを知らなかったらポプラの葉に隠れて見つけられないかもしれません。



2012年10月のひとりぼっちのヤドリギ
2012年10月のひとりぼっちのヤドリギ




 この1年ほどの変化はこうです。

 ポプラが葉を減らす。
 
 ヤドリギが小さくなる。
 
 翌年ポプラの葉が茂る。
 
 ヤドリギは小さいまま。



 この変化はポプラの対ヤドリギ対策なのか、それともヤドリギに栄養を奪われたので葉を茂らすことができなかっただけなのか。
 またはそれ以外なのかはわかりません。

 ただ、見た目はヤドリギの勢力を削ぐことには成功しているようです。

 といっても、ヤドリギを駆除したわけではありませんので、いずれヤドリギは大きく育つでしょう。

 その時、ポプラはどうなるでしょうか。



2010年11月の大きかったころのひとりぼっちのヤドリギ
2010年11月の大きかったころのひとりぼっちのヤドリギ




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タグ: ひとりぼっちのヤドリギヤドリギポプラ

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冬になったらヤドリギの季節



冬とヤドリギ


 冬になったからヤドリギが大繁殖(だいはんしょく)するわけでも、きれいな花が()(みだ)れるのでもありません。
 でも、冬はヤドリギの季節なのです。

 ところで、ヤドリギってどんな木でしょうか。

 ヤドリギとは、漢字で「宿木(しゅくぼく)」と書きます。
 また、別の漢字では「寄生木(きせいぼく)」とも書きます。
 こう書くとかわかりやすくなると思います。

 ほかの木に寄生(きせい)する木です。

ヤドリギ
ヤドリギ




“半”寄生植物ヤドリギ


 「寄生(きせい)」というのは、簡単(かんたん)に言うとほかの生き物にとりついて、その生き物の体の一部を食べたり、一方的に栄養(えいよう)をとり続け、取り付かれた生き物にとっては(そん)はあっても(とく)がない関係(かんけい)のことです。

 ただし、ヤドリギの葉には葉緑体(ようりょくたい)があって光合成(こうごうせい)をしています。
 木から栄養(えいよう)をとりつつも自分でも栄養(えいよう)を作り出しているということで、半分寄生(きせい)している半寄生植物(はんきせいしょくぶつ)といわれています。


べとべとの種


 ヤドリギは実を鳥に食べさせて、ほかの木に種を持っていってもらいます。

 実ごと鳥に食べられるほかの木の実と同じように、中心には(かた)い種があり、消化されずに(ふん)と一緒に出てきます。

 ヤドリギの種はべとべとしたものに(おお)われていて、普通の(ふん)のように下に落ちません。鳥はおしりについた種を木の枝にすりつけてとります。
冬のポプラと冬のヤドリギ
冬のポプラと冬のヤドリギ(画像中央)

 そうやってヤドリギは木の枝にべとべとで引っ付き、芽を出すのです。


大きなのっぽのプポラの木


 近所の運動公園(うんどうこうえん)のポプラの木にヤドリギが一株(ひとかぶ)だけあります。

 ポプラは高さが10mくらいある大きな木で、春夏秋(はるなつあき)とよく葉が(しげ)りますが、落葉樹(らくようじゅ)なので冬には葉が全部落ちます。
 冬、葉が落ちてしまったはずなのに、ただ一箇所(いっかしょ)だけ大きな鳥の()のように葉が(しげ)って見えるところがあります。
 それがヤドリギです。

 大きなポプラの木が葉を落とした冬になってやっと見えるようになります。

 だから冬はヤドリギの季節なのです。

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タグ: ヤドリギひとりぼっちのヤドリギ

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