秋になると欲しくなる1冊。実は一年中使えます!『どんぐりハンドブック』いわさゆうこ 著 文一総合出版 刊
秋になると、子どもたちがなぜか集めはじめるのがどんぐり。
みんな同じように見えるどんぐりにも、いろいろと種類があります。
日本に自生しているどんぐりを集めた図鑑。
それが『どんぐりハンドブック』。
どんぐりの説明から、どんぐりができる樹木の特徴も載っています。
そんな本ですから、どんぐりだけでなく葉っぱからもどんぐりの木が探せるようになっています。
ですから落ちていたどんぐりが、どの木から落ちたのかもわかるかもしれません。

どんぐりの定義にはいろいろありますが、この本ではブナ科樹木の堅果のこととしています。
そすると、実はどんぐりにも思ってもいないような形があり、なんと、クリもどんぐりになってしまいます。
ほかにも花が咲いてから数ヶ月でできるどんぐりから、1年以上かかって次の年になってやっと熟すものまで。
形も丸いのから細長いの、三角のものまで様々。

この本でどんぐりのことを勉強して近所を歩いてみると、実に色んな所にどんぐりの木があることがわかります。
公園はもちろん、道端や垣根まで。
特に垣根のどんぐりの木は毎年刈り込まれどんぐりができないので、まったく気づきませんでした。

そんなどんぐりのできない木には葉の形の索引がついています。
解説ページには、花の写真もありますから、どんぐりの無い季節でもだいじょうぶ。
一年中、どんぐりの木のことがわかります。

ということで、山から雑木林に、公園街路に、垣根まで。
いたるところに生えている、そして植えられているどんぐりの木の世界。
『どんぐりハンドブック』で1歩踏み出してみると面白いかもしれません。
■参考外部リンク■
文一総合出版
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