冬はくるりとなってがんばります! シャクナゲの葉
今年は雪が積もらないかと思われた金剛山も、1月半ばからの寒波で白く染まりました。

ちはや園地にある宿泊施設の香楠荘
山頂からちょっと離れた、ロープウエイの駅がある千早園地も一面真っ白。
シャクナゲが寒さに震えているようです。

寒そうなちはや園地のシャクナゲ
シャクナゲは常緑の広葉樹。
つまり、本来なら雪がつもるようなところに生える木ではありません。
植物の体で寒さに弱いところの一つが、葉。
ですから、寒いところに育つ木は冬にはを落としてしまいます。
または、針のように細くして寒さに耐えられる形になります。

葉の裏側を隠すようにくるりと筒状になっています
シャクナゲは、ほそながくした葉をくるりと丸めて寒さに耐えます。
園芸品種も少なくないですが、在来種の多くは山地に自生しています。
ほかの常緑樹が入りにくいところにするりとはいって、まわりの落葉樹には常緑樹の強みを生かして春先から光合成をすることで、生き残ってきたのでしょう。
■参考外部リンク■
ちはや星と自然のミュージアム ~ Chihaya Nature and Astronomy Museum ~
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