【 金剛山の虫】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

古い写真の中からみつけたいきもの 渋くて綺麗な翅を持つチョウのスミナガシがたべているのは……

 好きなチョウの一つ、スミナガシ。
 墨流。
 チョウ目 タテハチョウ科 スミナガシ属。

この記事にはの画像があります。


 何年も前の6月の金剛山でであったスミナガシ。

 黒地にところどころに白い線の模様。
 に見えますが、よく見るとクロではなく、青や緑や紺色などが微妙な変化をみせる、シブくてキレイな翅です。

スミナガシ

 このスミナガシがとまっているのは、動物のうんち。
 大きさからすると、中型の哺乳類。
 すりつぶされていない植物の細い葉がたくさん混ざっているので、タヌキのうんち?

墨流

 顔に生えている赤い物は口。
 つまりうんちの汁を飲んでいるのです。
 スミナガシなどタテハチョウの仲間には、花の蜜ではなく、樹液や腐った果物の汁、そしてうんちの汁などを飲むのものがいます。

Dichorragia nesimachus

 なかなか、すごいチョウです。

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タグ: スミナガシタテハチョウ金剛山の虫金剛山

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3度目の正直 今度こそチョウ?

 9月の低山で出会った小さなチョウ。

この記事にはの画像があります。


 今年は2度もチョウっぽいガのイカリモンガと出会っているので、なんか懐疑的になってしまいます。

 しかし、この小さなチョウの翅にはしっぽのような糸のようなものがついています。
 シジミチョウの仲間にちがいありません。


 シジミチョウで調べた結果、はたして、シジミチョウでした!
 ウラナミシジミ(裏波小灰蝶)。
 ヒメシジミ亜科 ウラナミシジミ属。
 幼虫はマメ科植物の芽や花などを食べるようです。

ウラナミシジミ
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タグ: ウラナミシジミシジミチョウ金剛山の虫金剛山

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謎のチョウ ふたたび

 9月下旬の山で出会った変なチョウ。

この記事にはの画像があります。


 変なチョウといえば、今年の8月に出会ったベニイカリモンガ
 でも、そこまで赤くない。
 ということは?

 イカリモンガ(碇紋蛾)。


 イカリモンガ科の昆虫で、いわゆる「ガ(蛾)」。

 昼間行動する。
 翅は背中側に立てて閉じる。
 触角は糸状。
 ことごとくチョウの特徴を持っています。
 でも、分類では、ガ。

イカリモンガ

 チョウはシャクガモドキ上科、アゲハチョウ上科、セセリチョウ上科の昆虫のこと。
 イカリモンガはイカリモンガ上科。
 ガです。

 チョウの定義も色々ありますから、見た目がチョウっぽかったら、チョウでもいいのかも?

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氷の上のトビムシ 寒くたってへっちゃら!

 今年はほとんど凍っていなかった金剛山の二の滝。
 いつもは滝だけでなく右手の岩場もガチガチに凍ります。
 岩場にはスゲやコケが生えいつもは厚い氷に閉ざされていますが、今年は透けて見るほど薄くなっています。

金剛山のツツジオ谷の二の滝
二の滝

 透き通った氷の下のコケを見ていると、小さい動くものが。
 虫?


 どうやらトビムシのようです。
 トビムシは節足動物門の六脚亜門の内顎綱のトビムシ目の虫の総称。
 見た目は昆虫っぽいですが、昆虫は節足動物門の六脚亜門の昆虫綱の総称とされているので、昆虫ではありません。
 分類の名前のように、脚が6本あり、昆虫にとても近い虫です。
 ちがいは顎が頭の内側に入り込んでいること。
 翅がないことも違いのようですが、昆虫にはシミという翅を持たないものもいるので、顎のちがいで区別されています。

 トビムシは、世界中ほとんどの場所に住み、数も種類も多く、とても身近な生き物ですが、大きくても数ミリと、小さくて目立たない虫です。


ツチトビムシの仲間?

上とはちがう種類のようです

 名前の由来は飛び跳ねること。
 一瞬で消えたように見えます。

名前の由来となった2本の跳躍器が見えます

 分類を見ると原始的な虫のように思えますが、いたるところにたくさんいて、氷の上でも動き回っているのですから、あらゆる地球環境に適応できるしたたかさを持った虫にちがいありません。
 つまり、原始的じゃなくて変わる必要がなかった虫なのでしょう。

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タグ: トビムシツチトビムシ金剛山の虫金剛山二の滝ツツジオ谷

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危機一髪? 危ないマダニにかまれた?

 金剛山から帰って登山パンツを見ると、なんか丸いゴミが付いています。
 直径は1センチ近く。
 足が生えています。
 ダニ?!
 にしては大きいですが、膨らんでいないので吸血して大きくなったのじゃなくて、元から大きい種類のようです。

この記事にはダニの画像があります。


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 なんか、生地に食らいついたまま逃げようとしません。
 ピンセットで引き抜こうとすると、ちょっと引っかかります。
 ダニは病気を媒介することがあるので、すぐ殺して紙とテープでぐるぐる巻きにして捨てました。

 すぐに足のパンツの生地が当たるところとその周辺をチェック。
 虫に刺された形跡はありません。
 その他全身をチェック。
 刺された形跡はありません。
 ダニはまだ吸血していないようなので、大丈夫でしょう。

タカサゴキララマダニ

 このダニはおそらく「タカサゴキララマダニ(高砂綺羅々真蜱)」。
 名前はきれいですが、様々な病気を媒介する恐れのあるマダニの仲間。
 刺されていなくて安心です。

 この日は、登山と下山の途中で、日当たりのいい草や低木の茂る場所を通ったので、その時についたのでしょう。
 しかしその時から短くても4時間くらい。
 少なくてもそれ以上時間登山パンツに食らいついたまま。
 血が吸えないので失敗したことはわかると思いますが、それでも離れようとしていません。
 ダニの顎は抜けにくいように返しがついているのですが、それが生地とからんだのでしょうか。

 ともあれ、運が良かったようです。

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タグ: タカサゴキララマダニマダニダニ金剛山の虫金剛山の動物

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ホタルだけどホタルっぽくない? ホタルじゃないけどホタルっぽい? ベニボタル

 6月は蛍の季節。
 また新しいホタルと出会いました。
 今度は金剛山の山頂で、背中が赤いホタルと。
 ベニボタルの仲間。

この記事にはの画像があります。


カクムネベニボタル

 頭部と触覚の感じからすると、カクムネベニボタルのメスでしょうか。


 ベニボタルの仲間は甲虫目 ホタル上科 ベニボタル科。
 いわゆる「ホタル」はホタル上科 ホタル科なので、微妙な距離感で兄弟みたいな親戚って感じでしょうか。
 ということで、ベニボタルは光らないそうです。

 となると、ホタルと言うより、同じホタル上科 ジョウカイボン科のジョウカイボン(浄海坊)に近いような気がします。
 ベニジョウカイボン?
 ジョウカイボンはカミキリムシに似ているけど、体が柔らかいくせに肉食の昆虫。
 カミキリムシはハムシ上科で草食。
 偶然見た目が似てしまっただけのもう意識しないほど遠い親戚って感じでしょうか。

ベニボタル

 ベニボタルが派手な赤い色なのは、毒を持っていることを知らせるためだとか。
 そういう点ではホタルと似ています。
 ほかにもホタル科と共通するところがあるので、ジョウカイボン科よりもホタル科に近いようです。

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タグ: カクムネベニボタルベニボタル夏の虫金剛山の虫金剛山の動物

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蝶と蛾の境界線の昆虫 アゲハモドキ

 夏の金剛山の谷を登っていると、黒い蝶と出会いました。
 真っ黒な翅の端に赤い斑点。
 カラスアゲハの仲間のようです。

この記事にはの画像があります。


 でも、なんかヘンです。
 あまり日の当たらない谷筋のさらに日陰。
 飛び方もなんかふらふら。
 見た目以外は蛾のようです。


 蝶と蛾は誰もが知っているような身近な生き物。
 でも、その境界はなんだかあやふや。
 それもそのはず。
 どちらも分類ではチョウ目(鱗翅目)。同じ仲間です。

 蝶と蛾のちがいは何でしょうか。
 よく言われるのは。
 見た目がきれいなのが蝶、汚いのが蛾。
 昼間飛ぶのが蝶、夜飛ぶのが蛾。
 触角が糸状で先が丸くなっているのが蝶、櫛状になって先がとがっているのが蛾。


 蝶と蛾を区別する方法としてはまちがいではありません。
 ただ、分類学的には、この条件で分けることはできません。
 どれも例外を持つ分類群がでてきます。
 特に「きれい」「きたない」では、人によって境界線はちがってくるでしょう。
 科学的ではありません。

 現在、蝶とされるのはチョウ目のなかでアゲハチョウ上科、セセリチョウ上科、シャクガモドキ上科とされます。
 この3つの上科の昆虫が蝶の特徴とされる条件を持っているものが多いのですが、それでも例外はあります。
 そして3上科以外のチョウ目の昆虫が蛾になります。
 つまり、蝶というグループは、昆虫の進化の過程でできあがったものではなく、人間の勝手な都合でわけられたもの。
 それどころか、世界には蝶と蛾を区別しない文化もありますので、分類学的には蝶と蛾を区別することはあまり意味が無いようにも思えます。
 もちろん、文化的には意味があることです。


 ということで、この黒い蝶っぽいのは、アゲハモドキ。
 図鑑と見比べると、後翅後端の赤い斑点がちがうようですが、翅の筋(翅脈)の形がアゲハモドキと同じなので、まちがいないでしょう。
 チョウ目アゲハモドキ科アゲハモドキ属。
 つまり、蛾です。

 アゲハモドキは毒を持つジャコウアゲハによく似ていて、毒があるふりをして捕食者から逃げようとしている擬態(ベイツ型擬態)をしていると言われています。
 たしかに、黒地に赤の腹部は見るからに毒々しい。
 蝶のような姿をした蛾には、意味があったようです。


 蝶のジャコウアゲハそっくりの蛾を見ていると、蝶と蛾の区別はほんとうに人間の都合なんだな、と思います。
 昆虫研究業界的分類では、アゲハモドキは「蛾」ということになりますが、さあ、個人的分類では「蝶」と「蛾」のどちらに分類したほうがしっくりくるでしょうか。
 考えてみましょう。

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タグ: アゲハモドキ金剛山の虫金剛山の昆虫金剛山

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