金剛山の深い谷に落ちていた卵の殻
本などでは千早本道〈ちはやほんどう)ばかりが紹介される金剛山(こんごうざん)。
そのためでしょうか、金剛山にあまり登ったことがない人は、「金剛山=健康登山の山」というイメージの人が少なくないような気がします。
ところが金剛山はいろいろな登山道があります。
初心者から上級者まで色々なバリエーションがあり、そのほとんどが山頂へ向かっています。
それが登りきると車が走る舗装道路と観光施設につきあたり、「山頂」がはっきりとしない六甲山とのちがいです。
そんな金剛山の道の一つ、妙見谷道(みょうけんだにみち)。
ツツジオ谷道と千早本道を挟むようにしてある谷道です。
山頂直下まで深い谷筋が続く妙見谷道は、沢登りの初歩コースとして有名ですが、沢の中を歩かない道もあります。

深い谷の妙見谷道
そんな妙見谷を歩いていると、足元に谷にそぐわなし白っぽくて丸いものが。
大きさも雰囲気もうずらの卵くらい。
どうやら鳥の卵のようです。
中は空。
半分しかありません。
孵化(ふか)した雛(ひな)が巣から落としたものでしょう。
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妙見谷に落ちていた謎の卵 |
半分に割れているので高さはわかりませんが、幅は2センチほど。
白地に少し紫がかった茶色の斑(まだら)模様。
手元には鳥の卵の図鑑がないので、金剛山にいる鳥の卵を検索して調べてみたら……
どうやらヒヨドリのようです。

町中ではよく見るヒヨドリ(長居植物園)
ヒヨドリというと、住宅街にも住んでいる身近な鳥ですが、今まで卵なんで見たことはありません。
まさかあまり姿を見かけない金剛山で卵を見ることになるとは思いませんでした。
タグ: ヒヨ 鳥の卵 卵 フィールドサイン 金剛山 金剛山の鳥 妙見谷道

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