【 カイツブリ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

大きな古い池でかんむりかいつぶりがたくさん泳いでいました。

 年末の狭山池。
 日本で最も古いといわれる溜池。
 千数百年の時間と二度の大津波を経ながら幾度も改修を受け、平成の大改修後、堰はダムにかわりました。
 ですから、今は狭山湖という方がふさわしいかもしれません。

 冬鳥のカンムリカイツブリが来ていました。
 名前のようにカイツブリの仲間ですが、ハトより小さいカイツブリに対して、カラスくらいの大きさ。
 ぜんぜん違います。
 首も長く、見た目はちょっと変なウみたい。

カンムリカイツブリ

 カイツブリなので、水に潜ります。

Podiceps cristatus

 その日はたくさんいました。
 ところどころに数羽の群れがあります。

冠鳰

 ヒドリガモの大群の外にはちょっと大きな群れがありました。


カンムリカイツブリ
冠鳰
Podiceps cristatus
鳥綱 カイツブリ目 カイツブリ科 カンムリカイツブリ属の冬鳥
カラスくらいの鳥

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タグ: カンムリカイツブリカイツブリ冬の鳥冬鳥水辺の鳥

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ぷっくりかいつぶり

 池に丸いものが浮いていました。


 遠くに。

 望遠でみてみると、鳥?

 多分カイツブリ。

 拡大してみると、やっぱりかいつぶり。


 こちらにお尻を向けています。

 見ていると、顔を横に向け、こちらを見返してきます。


 いつもはすぐ潜りますが、かなり離れているからちょっと余裕があるようです。

 でも。

 やっぱり潜っていきました。

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タグ: カイツブリ水鳥留鳥ハトより小さい鳥

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冠に見えないカンムリカイツブリ

 ここ数年見ていなかった狭山池のカンムリカイツブリ。
 今年はいました。

なんかしゅっとしてるカイツブリ
カンムリカイツブリ

 狭山池がある大阪では冬から春にやってくる冬鳥。
 名前のようにカイツブリの仲間ですが、首が長く体も大きくあまりカイツブリっぽくありません。

この向きなら少しはカイツブリっぽい?

 名前の由来は頭の羽毛がのびたところを冠と見立てたようですが、冠?
 どっちかというと、寝癖? アホ毛?

 カイツブリよりでかくてあまりかわいい感じはしません。
 でもうしろからみると、ちょっとかわいいかも。


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タグ: カンムリカイツブリカイツブリ冬鳥茶色い鳥水鳥カラスくらいの鳥狭山池の鳥狭山池

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貝塚市立の自然遊学館でオオバンとカイツブリの弁足を見比べてみました。

 貝塚市立の自然遊学館。
 何の施設かちょっとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言えば自然史博物館。自然の博物館。
 こじんまりとしているからか、入館料は無料。
 魚や昆虫のような生きものから、剥製や標本まで色々な生き物が展示されています。
 そのほとんどが貝塚市や周辺にいる生き物たち。

アンモナイト化石を元にしたデザインの自然遊学館
自然遊学館
でも中央が盛り上がっているのでどちらかと言うと巻貝型

 鳥の剥製も色々展示されています。
 身近な鳥ばかり。
 しかし、野生の鳥を間近でじっくり観察する機会はありません。
 それができるのが、剥製。

 ということで、たくさんある剥製の中から選んだのが、オオバンとカイツブリ。
 オオバン(大鷭)は、鳥綱 ツル目 クイナ科 オオバン属の水鳥。

オオバンの剥製
オオバンの剥製

 カイツブリ(鳰)は、鳥綱 カイツブリ目 カイツブリ科 カイツブリ属の水鳥。

カイツブリの剥製
カイツブリの剥製

 オオバンの鳥綱とツル目の間には新顎類とNeoaves(まだ日本語の名前が定着していないようです)が入り、カイツブリでは新顎類とNeoavesとさらにMirandornithes(まだ日本語の名前が定着していないようです)が入ります。
 つまり、オオバンとカイツブリは、共通点が水鳥くらいのそんなに遠くないけど近いというわけではないくらいの関係。

 ところが、水鳥以外にも共通点があります。
 それが弁足(べんそく)。
 足の指の皮が伸びて泳ぐ時にヒレのように水をかくことができます。
 しかし、ヒレのように指と指の間はつながっていません。
 指の左右に広がるだけです。

 標本の弁足を見比べてみました。
 指の関節ごとにくびれがあるオオバン。


 それに対して、指全体が太くなったようなカイツブリ。


 同じ弁足でも微妙にちがいます。
 それぞれが独自に弁足を発達させたからでしょうか。

 ちなみに、足ヒレを持つ鳥も必ずしも近い仲間同士ではありません。
 ヒレの付き方にも色々なパターンがあり、こちらも独自に進化したようです。
 水鳥の弁足と足ひれのちがいがどこで分かれるのか。
 それとも、弁足が発達していった結果が足ひれになるのか。
 不思議です。

■参考外部リンク■
トップページ/自然遊学館

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タグ: 自然遊学館オオバンカイツブリ弁足剥製水鳥平行進化

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1400年の狭山池のカイツブリ つかまえたごはんはなに?

 築造1400年を迎えた狭山池。
 世界遺産の高野山より長い歴史がある大阪狭山市の池。
 冬には水鳥がたくさん集まる場所です。

 水面に浮かぶカイツブリ。
 なにかくわえているようです。

カイツブリ

 どうやら魚。
 もぐって捕まえたようです。

魚をくわえる

 魚は何でしょう。
 尾びれが丸いのでハゼの仲間。
 カワヨシノボリ?
 狭山池やその上流下流の西除川(にしよけがわ)にもいるようなので、可能性が高そうです。

カワヨシノボリ?

 カワヨシノボリを頭からくわえたカイツブリ。

まるのみ

 あっという間にまるのみ。


 そして次の食べ物を探しにもぐっていきました。

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タグ: カイツブリ水鳥ハトより小さい鳥カワヨシノボリ狭山池

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冬の長居植物園の大池の鳥たち2013 水鳥編


 大阪市の南部、大和川の北にあるのが大阪市立長居(ながい)植物園。

 植物園の真ん中に大きな池があります。

 大きな池があるということは、水鳥が集まるということ。
 そして冬にはいろいろなカモもやってくるということ。

 ということで今年も行ってきました。




長居植物園の大池




 まずは水鳥。

 水に住んでいる鳥。

 といっても一生水の上にいるわけではありません。
 巣は水のないところに作りますし、陸の上で餌を食べることもあります。

 簡単に言うと、水中、水底、水上、水際でエサをとる鳥たちのことです。



 池に浮かんでいた鳥 水鳥

 カモ目-カモ科-マガモ属

マガモ(真鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
カラスより大きい
冬鳥

黄色い嘴に青緑色構造色頭のマガモのオス
緑色の構造色の頭に黄色いくちばしが特徴。
日本では普通に見られる四種類のカモ(日本四鴨/マガモ、オナガガモ、コガモ、ヒドリガモ)の一つ。


ホシハジロ(星羽白)
カモ目 カモ科 ハジロ属
カラスより小さい
冬鳥

ホシハジロのオス
ヒドリガモっぽいですが、頭全体が赤茶色のところと羽が明るいグレーで眼が赤いところが特徴です。


カルガモ(軽鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
カラスより大きい
留鳥

コガモの行列で有名なカモ
他のカモとちがって一年中います。
先だけが黄色いくちばしがカルガモの特徴。




 カモ目-カモ科-ハジロ属

キンクロハジロ(金黒羽白)
カモ目 カモ科 ハジロ属
ハトくらい
冬鳥

キンクロハジロのオス

キンクロハジロのメス
全身真っ黒で羽の下あたりだけが白く、後頭部のちょろっと飛び出した毛(アホ毛)が特徴。
単純ではっきりとした色のちがいがあるので遠くにいても見分けやすいカモ。 メスは腹が白くなく全体が同じような色。




 カモ目-カモ科-ハクチョウ属

コブハクチョウ(瘤白鳥)
カモ目 カモ科 ハクチョウ属
カラスよりずっと大きい
外来種

日本にはいない種類の白鳥です。
この白鳥のカップルは北海道の旭山動物園から譲り受けたもの。
いつ行っても池を泳いでいます。




 カイツブリ目

カイツブリ(鳰)
カイツブリ目 カイツブリ科 カイツブリ属
ハトより小さい
留鳥

カメの隣のカイツブリ
人影を見るとすぐ潜り、数十秒してからまったくちがうところから顔を出す忍者のような鳥。
人が多いのでいつも岸から離れたところを泳いでいます。




 ペリカン目

カワウ(川鵜)
ペリカン目 ウ科 ウ属
カラスより大きい
留鳥

婚姻色で頭が白いカワウのオス

冬でも頭が真っ黒なカワウのメス
鵜飼(うかい)に使うウではありません。
鵜飼は川で行いますが、使われるのはウミウ。

カワに潜って魚を食べる鳥ですが、体が冷えやすいのか食事以外は岩や木の上などで体を暖めています。
ですから、どこにでもいる鳥ですが、泳いでいるよりも休日のパパのように岩の上で体を乾かす姿ばかり目にします。




 ツル目

バン(鷭)
ツル目 クイナ科 バン属
ハトくらい
留鳥

泳いでいるバン
脚に水かきはもちろんオオバンのような弁足もないので浅瀬を歩いているところをよく見かけますが、このように泳ぐこともできます。





 枯れた蓮田の中にいた鳥 水鳥


 カモ目

コガモ(小鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
ハトより大きい
冬鳥

小さいコガモのオスとメス
小さいカモ。
多くのカモと同様に模様がはっきりしているのがオスで、地味なのがメス。

他のカモよりも小さいからでしょうか、枯れた葉柄や花柄が乱立している蓮ゾーンにいました。
たしかもここではオオバンをみかけることもあります。





 まずは水につかっていた鳥たち、水鳥でした。

 次は水鳥以外の鳥、陸鳥も登場します。



 そうそう。

 「陸鳥」という言葉は辞典には載っていません。
 「水鳥」に対する言葉としてつくりました。



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タグ: 冬の長居植物園の大池の鳥長居植物園冬の鳥水鳥ホシハジロコガモバンカワウカイツブリコブハクチョウ

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実はかくれた水族館。滋賀県立琵琶湖博物館の水族展示室


 琵琶湖(びわこ)博物館。

 その名の通り琵琶湖に特化した博物館です。

 琵琶湖東岸の烏丸(からすま)半島の先にあります。



 順番に見ていくと、まずは地質の展示です。

 琵琶湖とその周辺の地質の資料が展示され、琵琶湖のおいたちを教えてくれます。

 化石も展示され、さすがに恐竜はいませんが、大きなゾウが出迎えてくれます。

 次は人間と琵琶湖の歴史。

 自然科学で始まったが人文科学になり、人々と琵琶湖の関係がわかります。

 そして琵琶湖で暮らす人々の民俗展示になります。



滋賀県で見つかったミエゾウに近い黄河象
滋賀県で見つかったミエゾウに近い黄河象




 その後にやってくるのが水族(すいぞく)展示室。

 ややこしそうな名前ですが、つまり水族館です。

 琵琶湖博物館は地理や歴史から民俗まで幅広い展示を行なっているので、「水族館」とは呼ばないのでしょう。



 飼育されているのは当然琵琶湖に住む生き物。

 固有種が多い古代湖です。
 他の水族館では見ることができない魚がいっぱい。

 それが海水魚の水族館に負けない規模で展示されています。

 「水族展示室」ではなく「水族館」と呼びたくなるくらいの量です。



淡水魚を下から見れるトンネル水槽
淡水魚を下から見れるトンネル水槽




 魚に混じって展示されているのが滋賀県の鳥でもあるカイツブリ(鳰)。

 カイツブリは池などに住む決して珍しい鳥ではありません。
 しかし警戒心が強いうえに潜水が得意なので、人間の気配を察知すると池に潜って遠くに逃げていってしまうのです。

 そのため身近にいながら、意外と近くで見る機会がない鳥なのです。

 それが透明なアクリル板を隔てたところをスイスイと泳いでいます。

 アクリル板を越えてやってこないことがわかっているのか、人間を怖がりません。

 こんな近くでカイツブリを見る機会などそうあることではないでしょう。



間近に見れるカイツブリ
間近に見れるカイツブリ




 さらにカイツブリコーナーの特徴は、餌やり見ることができることです。

 飼育員の方が生きた小アユを水槽に放ちます。

 するとカイツブリは水に潜り、右へ左へ逃げるアユを追いかけ、見事に捕まえます。

 間近でカイツブリを見れるだけでなく、泳いで魚をつかまえるところまで見ることができる施設はそうないでしょう。



小鮎(右の白くて細い筋)を追いかけるカイツブリ(左の白くて太い筋)
小鮎(右の白くて細い筋)を追いかけるカイツブリ(左の白くて太い筋)




 滋賀県立琵琶湖博物館水族展示室。

 もう「琵琶湖水族館」と言ってもいいんじゃないでしょうか。



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タグ: 琵琶湖博物館淡水魚琵琶湖淀川水系カイツブリ水族館古代湖

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